恋人にしたい人(非エロ)
番外編


放課後の生徒会室にて

ぼうっとした頭で千歳は聞いた

「ねぇ、わぴこ…」
「何?ちーちゃん」
「わぴこは…好きな人いる?」
「いるよ」

わぴこはあっさりと答えた

(嘘でしょ!?)

千歳は内心驚いていた

「ええっとね、ぎょぴちゃんにあおいちゃんに秀ちゃんに…」

しかし、わぴこが挙げた人物にすぐ冷静さを取り戻した

「…はぁ、そんなものよねぇ…」

千歳は頬杖を付きながら落胆した

「?」

「言い方が悪かったわね、恋人にしたい人っている?」

「恋人?うーん…」

恋人というフレーズにしばらく悩むわぴこ

「いないならいないでいいわよ」

ちとせは疲れた様子で言った

「……ちーちゃん」
「何よ」
「ちーちゃんを恋人にしたい」

この言葉を聞いた千歳の頭は数秒凍りついた
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