金田一一の受け瑠璃子編
番外編


*注意:この話は原作とは違い、オリジナルの設定です。あしからず。

金田一一にとって今の状況は複雑であった。
何しろ、幼馴染の七瀬美雪に雪影村から来た社冬美と蓮沼綾花と肉体関係を持ってしまった事である。
傍から見れば、美人に囲まれてハーレム状態で羨ましいといわれる始末になっている。
だが、自分から見れば四六時中、女に犯されている現実はある意味、苦い事なのだ。
今も自分の部屋で冬美と綾花に犯されている。

「ほら、もう少し頑張りなさいよ。金田一君のムスコが萎れてるじゃないの?」
「綾花、勘弁してくれよ。これ以上は無理だって。」
「しょうがないわね。前立腺を刺激しなきゃ駄目ね。」

部屋も同居という事になり、2人に部屋が女の子の部屋に完全に改造されてしまった。
その後、美雪に手招きされて、犯されてしまうのはいつもの日課になってしまった。

「このままじゃ、俺、マジで死ぬ。」

何処か安全な場所に逃げる計画を練るはじめは、以前、軽井沢に友達がいた事を思い出し、そこに行こうとする。
隙を見て、軽井沢の邪宗館に逃げる事を決めた。

ー翌日、3人の女のスケジュールが過密なのを知っていた。

「美雪は生徒会の行事、綾花はテニスの部活、冬美はアルバイト…」

この時を待っていたとばかりに、はじめは邪宗館に電話をした。

「もしもし、東京にいる金田一一なんですけど、絵馬純矢君いますでしょうか?」

電話に対応したのは、幼馴染の井沢研太郎だった。」

「金田一?俺だよ研太郎。久しぶりだな。どうしたんだ?」

懐かしい仲間の声が聞けて嬉しいはじめだったが、しばらくそこに居候させて欲しいと事情を話す。
研太郎は喜んでその旨を皆に届けると言うと、はじめがありがとうと答える。

「よっしゃぁ、これで当分の間、あいつらとセックスをしなくて済む。」

しかし、これは更なる悲劇の序章に過ぎなかった。

丁度、軽井沢まで新幹線に乗ってみると、はじめは何故か安著感が出てくるはずなのだが、恐怖感が出てきてしまう。
それもその筈、実は美雪達に何故かバレてしまい、隠れて追いかけてきたのだ。

「やっぱり、フミちゃんに監視を頼んどいて良かったわ。」
「はじめちゃん、逃げようとするなんて許せない。」
「逃げられるとは甘いわよ。絶対に逃がさないから!」

綾花、美雪、冬美の順の台詞である。
実は、フミが3人にはじめが軽井沢の雑誌を持っていたのを目撃し、軽井沢に行くかもしれないのをチクったのだ。
当然、全員はその日のスケジュールはキャンセルをしたのだ。
1人だけ旅行するなんて許せないので、共闘する事になる。
軽井沢に着くと、駅のイメージが変わってしまった事にはじめはガッカリしてしまう。
実は新幹線が出来る前の駅の方が好きだったのだ。
それは特急でのんびり、電車で行く方が自分に向いていた。
ここの駅弁は大好きなはじめには物足りなかった。

「何落ち込んでいるのよ。あいつ?」
「でも、軽井沢は今の時期は暑くなくて助かるわ。速く着くし。」
「初めての軽井沢ってやっぱり雪影村と景色が違うわ。」

美雪、冬美、綾花の順の台詞であった。

丁度、はじめは待ち合わせのロータリーに行くと、成長した研太郎と出会う。

「久しぶりだな、金田一。逢いたかったぞ。」

はじめにとって、研太郎は邪宗館の「仲間」の中で最も信頼の置ける人間だった。
うれしかったはじめは、研太郎に軽井沢に戻った本当の理由を答える。

「研太郎、実は暫く邪宗館に居候させてくれ。でないと、本当にあの肉食女軍団に犯されて死んでしまう。」

はじめは研太郎に手を合わせて土下座をした。
すると、研太郎は優しくはじめに接した。

「安心しろよ。ここまで来れば普通は追いかけてこないさ。それに俺達がお前を絶対守ってやるから。」

ホッとしたはじめは、研太郎が乗ってきた車に乗り、邪宗館へ出発した。
しかし、それを許す3人はというとタクシーで、はじめ達が乗っている車を追いかけていた。

「「「運転手さん、あの車を見失わないでください。」」」

いつの間にか美雪と綾花達はは自然に仲良くなってしまった。
どうやら、敵対するよりも共闘した方が面白いので重婚もありだと綾花の考えで一致してしまったようだ。
とんでもない方向に向かっている事の知らないはじめは、研太郎と「仲間」について語る。

「しかし、信じられねぇよ。研太郎がプログラマーで、純矢が画家で、比呂が小説作家で、瑠璃子がバイオリニストなんてな。」
「俺以外は有名になっているよ。」

よくよく考えてみると、男同士で話し合うのも随分久しぶりの様な気がする。
何故なら、最近では、必ず美雪達の誰かが一緒にいたので、話し合える空気ではなかったのだ。
四六時中、監視もされていたので、いい気分に浸っていた。
邪宗館に辿り着くと、邪宗館のオーナーの絵馬龍之介が現れ、歓迎の挨拶をした。

「久しぶりだね。金田一君、又、歓迎するよ。それにそちらのお嬢さん達は君のお友達かい?」

後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

「「「宜しくお願いします。」」」

はじめと研太郎は顔面を蒼白してしまう。

「(おい金田一、こいつらか?お前が言っていた肉食軍団ってのは)」
「(そうだよ研太郎。まさか付いてくるとはな)」

正体を知ってしまった研太郎は、見た目は3人共、美少女なのだが、中身はまともじゃない事を考えるとはじめに「仲間」のうちの誰かが付き添う方が最適だと思った。

「皆さんが泊まる条件としては、我々『仲間』の個人レッスンをそれぞれ受けてもらいます。まずは小説作家の荒木比呂のアシスタントをお願いします。」

ブーブー文句言うかと思った3人だが、有名な小説作家の比呂のアシスタントをやるなんて夢のようだったので喜んでやると言い出した。
はじめのボディガードは、バイオリニストの常葉瑠璃子が立候補すると、はじめも喜んで受ける事にした。
しかし、この瑠璃子が美雪達以上の変態女であった事をはじめは今の段階では知る由も無かった。

「金田一君、実はあたしの初恋の男って君なの…だから、夜が楽しみよ。」

ー夜になると、美雪達は比呂のアシスタントのせいで休憩もろくに出来なかった。

「もうこれ以上は無理よ。疲れるわ。」

文句を言う冬美だったが、比呂が呆れた感じで更に凄い事を言う。

「こんなんじゃ僕の予定の原稿が半分も出来ていませんよ。だから、徹夜しましょう。」
「え〜、本当ですか?比呂さん。」

こんな事を毎日やっている比呂に流石の綾花も恐るべし小説家になってしまう。
美雪は研太郎の計らいのせいではじめに出会えないことに寂しさを感じてしまう。

「あの2人、もしかしてわざと金田一君と遠ざけようとしているのかしら?」

冬美の勘は決して間違っていなかった。
はじめは自分の部屋でシャワーを浴びた後着替え終えると、瑠璃子がここに現れた。

「瑠璃子、会いたかったぜ。こんなに美人になってさ。」

瑠璃子の本心は出会えて嬉しいはずなのだが、他の女の子の事が気掛かりであった。
だから、はじめにあの3人の関係次第では、どういう方法ではじめのお仕置きを考えていた。

「ねぇ、金田一君。私の格好を見てどう?」

布地の少ない黒いレースのスケスケのランジェリーの上下に、黒い手袋とガーターで吊り下げられた黒タイツ。
更に右手に黒い鞭を持った危ない雰囲気をたっぷりの黒一色の衣装。
そんな瑠璃子が椅子に座って右足の太ももを左足に乗せて脚線美を見せつけるかのように足を組み。
ペロリ……と鞭を舌なめずりをしながら吊り上った目ではじめを見つめていた。

「ウフフ…どう?金田一君、あたしの姿、セクシーでしょ?」

そう言いながら瑠璃子は右足をゆっくりと下ろし、今度は左足を右足の上へと乗せて足を組みかえる。
触れ合って柔らかくひしゃぐ瑠璃子の白い太ももを目のあたりにして、ゴクンとはじめは唾を飲み込んだ。

「瑠璃子、一体何が…?」

セクシーである事に間違いは無いが…昔の瑠璃子からは想像できないその危険極まる出で立ちを見て、はじめは言葉を失った。

「答えなさい!!」

ビシッ!!

はじめの足元に瑠璃子の鞭が飛ぶ。

「ひぃ!」

はじめは思わず飛び退けてしまう。

キィ……。

椅子が音を立てて、黒尽くめ瑠璃子が床にスト……と降り立った。
ギロリと鋭く目を吊り上げてはじめを睨みつけながら瑠璃子が威圧的な声で呟く。

「ふ〜ん…あたしの事、セクシーだと思っていないんだ……」

そう言いながら、黒いオーラを放ちながら瑠璃子は一歩一歩はじめに迫っていく。

「あわわわわ……」

その恐ろしさに耐え切れなくなったはじめは、あとずさりをして…

「さよなら」

振り返ってダッシュで逃げようとする。

ところが……運悪く足元をつまずいて転んでしまう。
瑠璃子の右手がはじめの肩に当てられてしまった。
はじめは瑠璃子に背を向けながら滝のように汗を流していた。

「金田一君……?」
「は、はい!」

思わず直立不動になってしまうはじめ。

「あなた、今何で逃げようとしたの……?」
「え、え、え、え〜と」

ス……

瑠璃子の両手がはじめの両頬に添えられ…

「グェ!」

グリッと首を無理矢理曲げさせられる。

「痛ぇ!何すんだよ瑠璃子!」

たまらずにはじめは瑠璃子の方に振り返ってしまう。
瑠璃子にジットリとした視線で見つめられ、ゴクリ、とはじめは唾を飲み込んだ。

蔑みの入った視線で見つめられ、ゴクリ、とはじめはまた唾を飲み込んだ。
そして、冷え切った口調ではじめに告げる。

「あなたあたしのこと、セクシーのかけらも無いみじめな女だと思っているじゃないの?」
「へ?」
「だから胸の大きい七瀬さんなんかに走ったんだ?」
「何でだよ!」

確かに美雪は胸が大きいと思ったが、だからといって、そう意味であの3人とは付き合っているわけではないとはじめは釈明しようとしたが…

「聞いてくれよ。俺はあいつらとは複雑な事情があって勝手についてきたんじゃないだよ。」

聞く耳を持たない瑠璃子が怒りで顔を真っ赤にして唇をギュウッと噛み締めて肩を震わせていた。

「うるさい!」

ビシィ!っと鞭を床に打ち鳴らす瑠璃子。

「ひい!」

その剣幕に怯えて、思わずへたりこむはじめ。
瑠璃子はそのはじめを蔑んだ目で見下ろしながら告げた。

「あなた、あたしが金田一君の為にどれだけ苦労しているか知っているの…」
「えっ?」
「毎日毎日、腕立て伏せをしたり、牛乳をいっぱい飲んだり…」
「瑠璃子…」

瑠璃子は相変わらず厳しい目付きで、しかし少し顔を赤らめながら告げた。

「き、金田一君の写真を見ながら、いっぱい胸をモミモミしているのに…」
「へっ?」

思わぬ瑠璃子の恥かしい告白により、はじめまで赤く染まってしまう。
それに反応してますます顔を赤くしてしまった瑠璃子がはじめを睨みつける。

「あなた…よくもあたしにこんな恥かしい事言わせたわね……」
「ええっ!?それは瑠璃子が勝手に…」
「五月蝿い!!!」

また瑠璃子が鞭を鳴らす。

「ひっ!」

はじめは思わず目を瞑る。
すると……

パサッ。

はじめの頭に何かが降ってきた。
頭を手をやってそれを取ってみる。それは…

「ブ、ブラジャー!?」

ついさっきまで瑠璃子が身に着けていた黒いレースのブラジャーだった。
はじめが見上げると、そこには恥かしげに両手で胸を隠す瑠璃子の姿があった。

「る、瑠璃子!?」

瑠璃子は顔を真っ赤に染めて、高圧的な、しかし戸惑ったたどたどしい口調ではじめに告げた。

「だから、きょ、今日から、あなたがあたしの代わりに、あたしの胸を揉みなさいよ……」

瑠璃子の言葉に、はじめは驚愕の余り目を丸くしたまま言葉を失ってしまった。

「え…えっと…」

固まっているはじめの頭を瑠璃子がペシッと叩く。

「何をしているの!!はやくやりなさい!!」

言葉とは裏腹に瑠璃子の手は胸から離れようとしない。

「る、瑠璃子?手を離してくれないと…」
「あたしに命令するな!」
「は…はい!!」

そう言いながら、瑠璃子はス……と胸から手を離す。
興奮の為か、少しピンク色に染まった瑠璃子の胸は、鼓動の高鳴りを示すかのように微かに揺れていた。
それを見たはじめはゴクリと唾を飲み込む。
震える喉から瑠璃子から言葉が出る。

「あ、あたしにこんな恥かしい思いをさせて、ただで済むとは思っていないでしょうね……」
「え……」

瑠璃子ははじめの両手をとり、手に当てた。

「あっ」

甘く甲高い瑠璃子の声が上がる。
はじめの手に、ささやかながらも形の良い、柔らかな瑠璃子の乳房の感触が伝わってくる。

「(瑠璃子のおっぱい……)」

はじめに触れられた瑠璃子も、少し上半身を仰け反らせる。
そして、はぁ……と少し荒くなった息を吐きながら赤い顔ではじめに告げた。

「せ、責任を持って、あたしがイクまで、やるんだからね!」

とりあえず、はじめは瑠璃子の乳首の先端をキュ…と軽く摘んだ。

「ん…」

ピクンと瑠璃子は反応する。
はじめは美雪達のせいで女性経験は豊富であるので、この手の事は百戦錬磨だったのだ。
はじめは、瑠璃子の乳首には殆ど力を込めず軽く摘み、親指と人差し指だけでクイッ、クイッと軽くこね回した。

「あ……」

それと同時に、残った指と手のひらで乳房の表面を軽く撫でる。

「ん…」

今度は手のひら乳首の先端だけ当てて小さく回し、段々と勃起してきた瑠璃子の乳首をコロコロと転がして弄ぶ。

「あ……はっ……」

少し長くなった乳首をキュッとつまんで引っ張り、

「ん……」

ピンと爪で弾いて新鮮な刺激を送り込む。

「あはっ!」

はあ……はあ……はあ……。

次第に瑠璃子の息が荒くなり、上半身がプルプル震えだす。
気持ち良かった瑠璃子は嬉しそうな顔でこう言う。

「ああ、もうあたし我慢できない…」

自身のガーターの留め金を外してランジェリーのショーツを脱ぐと、ボフッ。

「んぐっ!」

はじめの顔面に瑠璃子の秘所を押し付けてしまった。

「はぁ……あたしのあそこが金田一君の口に……あたしのおっぱいが金田一君の手に……はぁ……はぁ……!」

瑠璃子は自ら股間をはじめの口に押し付け、机の角をオナニーするでもかのようにグイグイと秘所を口に擦り合わせた。

「はぁ……金田一君……いいのっ……金田一君!」

快感に顔を火照らせ、汗を垂らしながら人差し指を噛んで快楽を楽しむ瑠璃子。

「ほら……舌も……使うのよ……はやく!」

瑠璃子に促されたはじめは、舌を伸ばして愛液でビチョビチョに濡れた瑠璃子の割れ目へと差し入れた。

「んあ!」

ビクン!瑠璃子の体が跳ねる。

「き……金田一君が……あたしの中に……ああ!」

歓喜に震える瑠璃子がはじめの舌に押し付けて、より深く自らの内奥ではじめを味わおうとする。

「あぁ……金田一君……もっと……奥まで……んん!」

自らの欲望を惜しげもなくさらけ出す瑠璃子の声を聴いて、はじめはドキドキしっ放しだった。
はじめは舌より深く膣内を差し入れながら、鼻の頭でクリストスをこすった。

ビクッ!

「んっ!そこは……」

それに味を占めた瑠璃子が、自らクリストスをはじめの鼻に押し付けて悦楽に感じ入る。

「ああっ……金田一君……金田一君の顔に……あたしの感じる所……ああっ……!」

ズリッ、ズリッ……もはや瑠璃子にとって、はじめの顔面はオナニー道具そのものとなっていた。

「ああっ……いいのっ……金田一君……いいのぉ……たまんないっ……ああんっ……!」

淫らな腰つきで何度もはじめの顔面に腰を押し付ける瑠璃子の顔は桃色に紅潮しきり、唇の端、額と頬、そして淫らな秘唇からは、悦楽の滴がとめどなく流れ落ちていた。
快感を耐え切れずに、瑠璃子の腰の震えが次第に大きくなっていく。

「ああっ……好き……金田一君……好きっ……好きなのっ……大好きっ……ああっ……」

瑠璃子ははじめの頭を抱え込んでギュッと自分の秘所に押し付けていた。
体全体を震わせて瑠璃子がせがむ。

「あたし……イキたいっ……金田一君で……イキたいのっ……ああっ……イカせて……イカせて……金田一君……お願いっ……お願いだからっ……あたしを……イカせて……金田一君……大好き……大好き……大好きっ……!」

瑠璃子の限界を知ったはじめが、瑠璃子の両方の乳首に爪を立てながらクリストスに前歯を当て、乳首とクリストスを一斉にキリッ!と噛んでつまんで刺激する。

「い………いいいいいいいあああああああぁぁぁぁっ!」

ガクガク!瑠璃子の腰が震え。

「あ……ああ……ああっ……」

体の力が抜けてはじめの口に秘所を押し当てたまま倒れそうになる。
はじめは瑠璃子が倒れないように手で体を支えてやった。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

暫く絶頂の余韻を味わいながら呼吸を整えていた瑠璃子がようやく告げた。

「金田一君……あなた、最高ね……」
「え!?」

そう言われて照れてしまい、はじめは思わず頬を赤くなってしまう。
そんなはじめを見下ろしながら、真っ赤に染まった汗だくの顔で瑠璃子が告げる。

「本当、最高のオナニー道具ね……」
「え!?」

その言葉に、はじめが動揺して瑠璃子の顔を見つめる。
瑠璃子の顔には、またさっきまでの侮蔑に満ちた不敵な表情が浮かんでいた。

「うふふ……金田一君。あたしあなたの事ますます気に入ったわ……。一生、あたしのオナニー道具として使ってあげるからね……。」

(ひええええええ!?)

瑠璃子は紅潮して汗にまみれた顔ではじめを見下ろしながら、うれしそうな表情を浮かべ、ぺロリと舌なめずりをした。

瑠璃子ははじめの服を強引に脱がせると、自分の秘所にはじめの肉棒を無理矢理押し込んだ。

「あたしのバージンを奪ってくれてありがとう♪」

自慰行為のやりすぎのせいか?瑠璃子の大事な所からは出血があまり見られなかったのだ。
次第にどんどん動きの激しくなる瑠璃子ははじめの腰の動かし方が余りにも上手だったので童貞でない事に気が付く。

「金田一君って、もしかしてあの3人とセックスしたんじゃないの?」
「そ…そんな事…あるわけ…」

はじめが慌てて誤魔化そうとするが、瑠璃子ははじめの口調や目が女の勘で嘘ついているのが見え見えだった。
なぜ、その腰の動かし方を何で上手いのかはじめに質問してみる。

「ひょっとして、七瀬さんに教えてもらったんじゃないの?」
「ち…違うよ…冬美に…」

身から出たサビとはこの事である。ついうっかり発言してしまい後悔したはじめは瑠璃子の顔を恐る恐る見上げた。
すると、瑠璃子の顔は笑顔でニコニコしていたが、こめかみの周りには血管が浮き上がっていた。
しかも、嫉妬という黒いオーラを発しながら、はじめに死刑宣告が下った。

「今日はあたし危険日だから、膣内に沢山、金田一君の精液を出しなさいよ。出ないと腹上死するまで続けるからね。」

そう告げると瑠璃子は自分の秘所とはじめの肉棒をジュブジュブ音を立てて擦りあい、はじめの耳を噛みながら離れないように両足で固定し、どんどん激しく動かす。
そして、はじめも我慢できなくて苦しそうな表情をしている瑠璃子の子宮内に射精をしてしまう。
瑠璃子の子宮の奥まで届いたはじめの精液はドクドク流れていくのを火傷を味わうような感じで嬉しかったようだ。
なぜ、ここまで瑠璃子がはじめにこだわるかと言うと、自分の初恋の相手がはじめだったのである。
しかも、夢ははじめのお嫁さんになることだったのだ。
研太郎、純矢、比呂の3人は瑠璃子に告白してもあっさりと玉砕されていたのは言うまでも無かった。

「あの3人とは別れなさいよ。それにあたしと付き合うべきなのよ。」

はじめは美雪達との肉体関係が無ければ、それでも良かったのだが、全てが遅すぎたのである。
しかも、あの3人が許すはずも無く、ここまでついて来た事情を苦汁の選択で答える。

「実はな、理由こそ違えど、お前と同じで俺を犯したんだよ。しかも、妊娠する可能性があってな…」

実際の話、美雪、綾花、冬美から逃げたかった。
しかし、当の本人達は別れる所か重婚さえしようとしている始末。
妊娠も時間の問題で、この先、道は決して明るくないのは目に見えていた。

はじめが逃げたかった理由を知った瑠璃子はとんでもない事を言い出す。

「じゃあ、あたしもその中に入らせてもらうわよ。少子化で悩んでいる現代だからこそ、金田一君みたいなのが必要って事になるわよ。」

ドアから純矢が入ってきて、拍手喝采を上げた。

「おめでとう瑠璃子、金田一。これで心おきなく重婚できるな。羨ましいぜこの野郎。」

どうやら、確信犯だと気付いたはじめは純矢に謀られたと思った。
研太郎から事情を聞き、瑠璃子の幸せを心から願っていたのだ。
はじめは研太郎がいない事に気が付き、純矢に聞いてみた。

「純矢、研太郎がいないんだが、何処行ったんだあいつは?」
「研太郎は、自業自得さ。今頃、比呂の部屋で…」

何故か、研太郎まで比呂の原稿の助手をやらされていた。

「井沢君、あたしたちも頑張るから手伝いなさいよ。」

美雪にせがまれ、皆の飲み物の差し入れに来た研太郎は渋々やらざるえない羽目になる。
どうやら、はじめと別行動にした事情がバレてしまったのである。
一番勘の鋭かったのは冬美が研太郎に質問をした。

「何か引っかかるのよね。井沢君と金田一君がわざとあたしたちを引き離そうとしてるのが…」

内心は慌てた研太郎であったが、冷静に答える。

「そんな事無いですよ。俺と金田一でパソコンで犯罪者や事件リストを作るのに必死ですから。」

記憶力の良い綾花ははじめのカバンの中にはそんなもの無かった事を思い出す。

「もしかして、嘘ついてないですか?金田一君のカバンの中にはそんなの無かったですけど。」

嘘であろうが本当であろうが、鬼のような形相で比呂は、〆切が間近なので人手が足りないから手伝えと要求する。

流石にこの状況では手伝わざるえないと観念する研太郎に美雪が目で睨みながら質問する。

「もしかして、はじめちゃんはあの常葉さんと一緒にいるんじゃないですか?」

研太郎は瑠璃子の事だから、昔から好意を持っているはじめに真っ先に言ったのだろうと予測は出来たが、確証が無い為、解らないと答える。
すると、ジト目の冬美が女の勘で間違いないと確信すると研太郎にカマをかけた。

「井沢君、本当の事を言いなさいよ。あの娘は金田一君に物凄く好意を持っているじゃないの?」

バレているのが知られてしまい、冷や汗をダラダラ流れる研太郎は仕事を震えながらやり続ける。
そして、比呂に助けを求めようとする研太郎だったが、綾花が書き終えたようで、比呂に採点させてもらっているので退路は完全に絶たれてしまった。
「いやあ凄いね蓮沼さん。君、才能あるよ。何やってんだ研太郎?速く書けよ。お前だけだぞ手を動かしてないのは。」
「ありがとうございます。」

元々、文を作るのが得意ではなかった研太郎が書き送れていたのは言うまでも無かった。
美雪も冬美も書き終えて採点してもらうと、比呂から賛辞の声が上がり、研太郎も書き終えると比呂から書き直しの命令が下った。

「お前の文、脱字が多いぞ、少しは彼女達を見習えよ。」

3人はとっととはじめのいる部屋を捜しに行ってしまった。
はじめの助けになれなかった原稿を修正してる研太郎は後悔していた。

「ごめん金田一、俺の力ではどうにもならなかった…」

書き終えたら、研太郎は疲労で倒れた。

美雪達ははじめと瑠璃子がはじめの部屋にいるのだろうとそこへ向かっていた。
その黒いオーラをまとい、鬼気迫る姿を見た純矢の父、龍之介はなんてとんでもない奴等を招き入れたのだろうと後悔していた。

「あの3人に金田一君は一体何をやらかしたんだ?」

瑠璃子の部屋に辿り着くと美雪がドアにコンコンとノックをした。

「はじめちゃんいるんでしょ?返事くらいしなさいよ!」

まるっきり返事が無いので、いきりたつ冬美がドアに手に掛けようとすると、出てきた純矢が手招きをした。

「すいませんね。実は金田一と瑠璃子なら一緒にベッドで寝てますよ。」

どうやらセックスのやり過ぎで2人共果ててしまったのだ。
当然の如く、嫉妬で怒り始めた3人のオーラに気付いたのかはじめが目を覚ますと、青ざめてしまう。
それははじめにとって死刑宣告書を書いたも同然であった。
こめかみに青筋が立っている綾花ははじめに質問する。

「金田一君、貴方が軽井沢に逃げた理由って、あたし達よりも常葉さんとやりたかったの?」

必死に誤解を解こうとするはじめであったが2人共全裸で、瑠璃子がはじめに抱きついている姿を見ていると説得力ゼロだった。
指をパキポキ鳴らしている美雪は、はじめに怒りの理由を説明する。

「言い訳がましいわよ。はじめちゃんが常葉さんといちゃつく為に、井沢君とグルになってあたし達をはめたのを知っているんだから!」

確かに研太郎とグルになって、美雪達と別行動にしたのは認めていたはじめであったが、瑠璃子との肉体関係を持ったのは計算外であった。
冬美がはじめの傷口に塩を塗るような事を言い出す。

「罰として今からアンタはあたし達としなさい!もちろんあたし達が満足できるまで終わらせないからね。」

その日、はじめの断末魔の声が聞こえたのは言うまでもなかった。
無論、その瑠璃子と既成事実を作った純矢もはじめがチクったせいで当然、美雪達にお仕置きされる羽目になる。

ー翌日から、純矢と研太郎は罰として美雪達の言う事を何でも言う事を聞かざるえない立場すなわちパシリに追い込まれたという。
つくづく後悔する2人であったが、はじめに比べればマシかなと判断する。
なぜなら、今度からは4人も肉体関係を持ち、しょっちゅう犯されているからだ。
そんな事を考えていると美雪達がとんでもない要求してくる。

「ねぇ、純矢君、あたし達が子供を産んでしまったら、ここで一生暮らしたいんですけどいい?」
「社さん勘弁して下さいよ。俺の作品とか汚されたくないのですよ。」
「純矢の部屋なんて元々汚れいているんだから大して変わらないわよ。」
「井沢君、あたしが欲しかったテニスラケットの通販しておきましたよね?」
「蓮沼さん、今それどころじゃないですよ。コンピューターウィルスでインターネット詐欺に騙されてパソコンを治しているんです。」
「泣かないで綾花ちゃん、そっちの仕事用のコンピューターを使えば良いじゃないですか?」

心の中でシクシク泣いている2人であった。勝ち組は比呂だけだった。

ー数ヵ月後やはり、瑠璃子もはじめの子を孕んで妊娠してしまう。
更に卒業後、邪宗館にはじめ達が住み込みまでしてしまう始末であった。
どうやら赤ん坊の世話をやるのは研太郎と純矢がやる羽目になる。
仕事と兼業の2人にとっては苦痛が伴いすぎた。
はじめは2人に優しく諭した。

「すまないな、研太郎、純矢。お前達まで巻き込んでしまって…」
「気にするな金田一、しょっちゅう犯されているお前に比べればまだマシだよ。」
「それに俺の父さんも子供が増えて喜んでいたぞ。」

明らかにやせ我慢している理由は、美雪達に自分の仕事の妨害をすると脅されていたのだ。
確かに自分たちが儲けているので、金の面では心配がなかったが趣味を奪われたくなかったのが事実である。
子育ては明らかに大変だとつくづく思う溜息をついて情けない姿をしてる3人だった。






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