番外編
キーン、コーン、カーン、コーン。 不動高校の午後の授業が終わりを告げ、学び舎からは学業を終えた生徒たちが吐き出される。 その校舎の正門前に止められた黒いBMW。運転席には中肉中背のサングラスの男。 薄暗い車内でサングラスの奥の冷たい目を光らせて下校する生徒たちを伺っている。 しばらくそうした後、1人の女生徒の姿に視線を合わせて、そっと息を呑んだ。 美雪はプリプリと怒っていた。金田一少年が美浦エミリのアタックに対して、男らしくきっぱりと 拒絶せずに、デレデレとした態度をとったことがその怒りの原因であった。 はじめちゃんたら、私というものがありながら、美浦さんに言い寄られてデレデレしちゃって、 なによ。そりゃ、私たち、付き合っているというわけじゃないけど……という風である。 そんな考え事をしている美雪が正門に差し掛かった頃、見慣れない男が声をかけてきた。 「七瀬さん?七瀬美雪さん?」 「はい。そうですが、どちら様ですか?」 サングラスで目元を隠した男に対し、やや警戒気味で尋ねる美雪。 「ああ、私はこういうもので」 と名刺を差し出す。 「月間推理クラブ?」 「ええ、その編集部の」 月間推理クラブとは、七瀬美雪が定期購読している、ややマイナーなミステリー雑誌の1つだ。 男の話では、美雪が先日送った、月間推理クラブの懸賞に当選したので、当選者コーナーに 写真を載せたい。撮影の用意はされているので、一緒に来てもらえないかという事だった。 軽い気持ちで送った懸賞が当たってしまうなんて。美雪は一気に舞い上がってしまった。 確か商品は、海外旅行だったわよね。わわ。どうしよう。海外旅行なんて。すごいわ、と。 「写真撮影なんて面倒かもしれないけど、一応、決まりごとなので。写真撮影を断ると、当選 辞退という事になってしまうんですよ」 申し訳なさそうに男が言う。 「い、行きます。わ、私、行きます」 本当はこの後一と約束があったのだが、あてつけのような気持ちで海外旅行を優先させる。 「そう言ってもらえると助かるなあ」 美雪は初めての海外旅行のチャンスに胸が一杯になってしまっていて、その時の男の笑みが とても邪悪なものだった事に気づきはしなかった……。 「じゃあ七瀬さん。その車に乗って」 そう言われるままに何の疑いも無く美雪はBMWに乗り込む。男は薄く笑い運転席に乗りこんだ。 黒いBMWが町に消えていった――。 ――七瀬美雪の捜索願が出されるのはそれから数日後の事であった。 金田一少年「現場を目撃した生徒の証言によると、犯人は月間推理クラブの編集部員を名乗り、 美雪が送った懸賞の話をして警戒を解いた。おそらく犯人は数日前から美雪に対し ストーキング行為をし、ゴミの中の書き損じハガキから美雪が懸賞に応募したこと を知ったに違いない。犯人は美雪に対する執着が強い。美雪はきっと無事なはず」 剣持警部「しかし犯人は何の要求もしてこない。身代金目当てではないという事か。一、事件の 解決は容易ではないが、警察も全力を尽くす。美雪くんは必ず見つけ出す」 金田一少年「ああ、俺も必ず美雪を見つけ出してみせる。じっちゃんの名にかけて――」 美雪は、全身に違和感を感じて目を覚ました。 薄暗い室内である。見覚えのある自分の部屋ではない。 あたし、どうしたのかしら。たしか――。 記憶の糸をたぐる。最後の記憶は、月間推理クラブの編集の車に乗せられて、勧められるまま にコーヒーを飲んだのだ。それから急に眠くなって、後の記憶はない。 「お目覚めのようだね。七瀬美雪さん」 男の声。 聞き覚えのある声のほうへと首を向けようとする。思うように身体が動かない。 そこで初めて美雪は自分の身体の状態に気づく。縛られている。その上、全裸だ。 美雪は自分の裸体がベッドの上で大の字に固定されていることに気づいた。 「どういうことになっているのか、説明が必要かな?」 男が言う。美雪が首を向けると、あの月間推理クラブの編集の男がそこにいた。 美雪の頭は男に肌をさらしている羞恥と、自分がこれからどうなるのかという不安で一杯だった。 なんとか身をよじって男の視線から身体を隠そうとするが、戒めがきつくてそうはいかない。 「ど、どういうことですか?どうして私、こんな格好で?あなたがやったんですか?」 羞恥心に首から上を真っ赤にした美雪が矢継ぎ早に質問すると、男は薄く笑って、 「まあ落ち着きたまえ。一つ一つ説明しよう。どういうことかというと、単刀直入に言うと、君は今 誘拐されてここにいるんだ」 「ゆ、誘拐!?」 「そう。それで君のその格好だが、これから私がする事がスムーズに行えるようにするためだ」 「これから、する事って?」 美雪が恐る恐る尋ねる。 「君を調教する。セックスの味を身体に覚えこませる。セックスなしではいられない身体にする」 「調教?せ、セックス?い、いや……そんな、いやです」 「まあ嫌だろうが、これも仕事でね」 と言って男が近づいてくると、ベッドサイドのテーブルの上に あるキャンドルに火を灯した。甘い香りが室内に広がると、美雪の目がとろんとなる。 「これは吸引性の媚薬だ。便利な物でね」 と言うとおもむろに衣服を脱ぎ始める。 最後の一枚まで脱いでしまうと、男は美雪の眼前に半立ちのモノを恥ずかしげも無くさらす。 「きゃっ、いやっ」 美雪は目をそらす。 「そう嫌がることはないよ。じきに君を気持ちよくしてくれるモノだ」 男が笑う。笑って近づいてくる。 「それにしても、すばらしい身体じゃないか」 男が掌で美雪の白い太股をそっと撫でる。 「ひっ……」 美雪が身じろぎする。触られるのが嫌なはずなのに男の手の触れた部分から、確か に快感の萌芽を感じてしまう。これが媚薬の効果なのだろうか。 「こんなにいい身体をしているのに、処女だなんてもったいない」 男が美雪の白い太股や形のいいヒップを揉みしだいてゆく。美雪は初めて男に柔肌を触られる 事への嫌悪感と、なんともいえない身体の奥が熱くなってゆくような感覚に必死に耐えている。 「まずはその処女の身体をほぐしてあげよう」 と言うと男は美雪の裸体に覆いかぶさってきた。 「やっ」 と美雪が身じろぐ。犯される、という恐怖で身体がすくむ。 だが男は美雪の予想に反して、がっつくでなくそっと美雪の肌に触れた。 「ひ……」 美雪は男の指に触れられる嫌悪感から身を硬くする。 男は美雪の反応に気を悪くした風も見せず、黙々と愛撫を続ける。 美雪の肌は肌理細やかで張りのある瑞々しい感触だった。仕事柄数多くの女を抱いてきた男 にとっても、美雪の身体はなかなかお目にかかれないご馳走であった。美雪の肌を楽しむ男。 美雪の心中は穏やかならざるものであった。男に肌をさらしてしまっている事への羞恥心、柔肌 をまさぐられることへの嫌悪感、そしていままで感じたことのない快感に対するとまどい。 そんな感情に心を乱す美雪の肉体は、男の入念な愛撫によって徐々にほぐされていった。 「やっ、いやっ!」 男の指が美雪の豊満な乳房に伸びる。丸みを帯びた豊乳を下からすくうように揉み上げる。 白く豊かな乳房をやわやわと揉みしだく。乳輪を撫でさする。乳首をつまみ上げる。 「や……ふあ、や、やめて……」 美雪は嫌悪感からではなく、快感からその声を震わせている。 次第に美雪の豊乳はしっかりと揉みほぐされ熱を持ちはじめ、乳首は硬くしこってきた。 その美雪の乳首を男は咥えた。 「やあっ!」 美雪はいやいやをする。 男はかまわず美雪のピンク色の乳首を舐め、しゃぶり、ねぶる。美雪はたまらない。 生まれて初めて男に乳を吸われ、快感を感じて肌を上気させる。乳房がピンク色に染まる。 男は美雪の乳首を口に含んだまま、両手を使って乳房を揉み上げるように力を入れる。 「ん……ふう……ふう、や、ああっ」 美雪は人生初の強烈な胸愛撫によって息も絶え絶えだ。潤んだ瞳で男を見つめる。 「も、もう、やめて……ふああああっ」 美雪の涙交じりの懇願にも男は愛撫の手を緩めない。乳房をねぶる。揉みしだく。 「あっ、ああ……ふああ……いやっ」 「なにが、いや、だ。ここをこんなにして」 男の手が美雪の股間に伸びる。美雪の秘部は男の執拗な胸愛撫によってだだ濡れであった。 「いやっ、恥ずかしい……」 「ここはもうこんなになって、そろそろして欲しくなったんじゃないかな」 「そんな……」 美雪の顔が羞恥で赤く染まる。 「君のここはいやとは言っていないみたいだよ」 美雪の秘部は男の入念な乳愛撫によってびしょびしょに濡れそぼっている。 すでに美雪のその部分は男のモノを受け入れるのに十分な潤いをもっていた。 「ん!ふああっ」 男の掌が美雪の恥丘をそっと撫でる。恥毛をかきわけて恥丘を撫でさする。 「ふぅん……んああっ、や、やああ……」 「ここはこんなに濡れているというのに」 と言って男は美雪の秘芯にそっと口づける。 「なっ、なにを……んんっ、ああっ」 男は美雪の皮の被ったクリトリスを舐めしゃぶった。 「ふう……ん、はぁ……んああっ」 美雪は生まれて初めて味わう強烈な快感に目を白黒させる。 男は美雪のクリトリスの先端を舌で弾く。美雪はたまらないといった風で喘ぐ。男の愛撫は続く。 「んん……ふぁぁ、あ、あ、いやあ……」 男のクリトリス愛撫は美雪の性感をぐんぐん高めていった。美雪は胸から上を真っ赤にしている。 そろそろかな、と男は美雪の反応を見定め、クリトリスをぢゅう!と音を立てて吸い上げた。 「んあああああっ!」 ガクン、ガクンと美雪の腰が跳ね上がる。あまりにも強い快感に美雪の脳裏は白く焼けた。 「ああ!んあっ!ああっ!」 男がぢゅるぢゅると音を立てて美雪のクリトリスを吸いたてる度に、美雪の細腰が跳ね上がる。 美雪は気が遠くなるような快感の中で淫靡な腰振りダンスを繰り返す。 「ああっ!いやっ!あ、ああああっ」 美雪の反応に気を良くした男は、その細腰を両手で掴むと、いっそう強くクリトリスを吸い上げた。 「んあああああっ!」 電流を流されたかのようにビクンビクンと痙攣する美雪。その股間は愛液によってびしょ濡れだ。 愛撫でこんなに感じさせられてしまうのなら、本番行為ではどれほど感じてしまうのか……。 美雪はこれから行われることへの不安を感じる。だがその心の隅では、期待感も感じていた。 愛撫でこんなに感じることができるのなら、セックスではどれほど感じさせてもらえるのか……と。 「そろそろセックスして欲しくてたまらなくなったんじゃないかな」 「そ、そんなこと……ありません……」 「こんなにオマンコをびしょ濡れにして、そんなことないはずがないだろう」 と言って男がすっかり怒張したペニスを美雪の秘裂にあてがう。 「んああっ」 美雪の身体が待ちかねていたヴァギナへの刺激に反応する。 「はじめちゃん……」 美雪はつぶやく。身体を許す相手は一しかいないと思っていたのに……。 「さあ、観念して君も感じなさい」 男が腰を進める。 「ん、ああっ、痛っ……」 すっかりほぐされて男を迎える準備が整った美雪の蜜孔とはいえ、初めて男を迎えるのだから 痛みはともなう。美雪はピリピリとした破瓜の痛みを感じていた。男はかまわず腰を進めてくる。 「はあ、はあ、いた……い」 美雪の目から涙がこぼれ落ちる。 男が美雪の膣の最奥までペニスを侵入させる。それでもまだ3分の1ほどペニスは余っている。 長大なペニスであった。美雪は自分の膣内が男のモノの形に拡張されてゆくのを感じ咽び泣く。 七瀬美雪のヴァージンを奪った男はにやりと笑って、 「とうとう女になったね。おめでとう。七瀬美雪さん」 とのたまう。 「私のモノの感触はどうだい」 美雪は自分の膣内に侵入を許した男根の存在感に圧倒されて声も出ない。ピリピリと焼け付く ような痛みを感じる中で、じんじんとした言いようのない感覚を帯びていくのを感じていた。 「私のモノは大きいだろう」 「お、おっ……きい……」 「そうだろう。初めは痛いかも知れないが、なに、すぐにきもちよくしてやるから」 と言うと男は美雪の乳房を口に含み、乳首を舐め、しゃぶった。 「はぁ……」 美雪は思わず甘い声を上げる。すでに美雪のその部分は快感に堕ちているのだ。 「ん……はぁ……んああ……」 男による乳愛撫は続く。美雪の豊満な乳房を両手ですくい上げるようにして揉み上げる。 敏感なピンク色の乳首を口に含み、舌で弾く。美雪はもうたまらないといった様子で喘ぐ。 「はああ……ん、んああ……いや……あ、ああっ」 美雪がひときわ高い声を上げたのは男が腰を動かしたからだ。そこから感じたのは紛れも無い 快感であった。男の執拗な愛撫を受け続けた美雪の身体はついにセックスで快感を感じたのだ。 「あ、あ、あ、あ、やああっ」 男が本格的なピストン運動を始める。美雪の肌がしっとりと汗ばみ始める。 「あ……ああっ、いやっ、ふぅん……」 男に乳房を舐められ、揉みしだかれ、そうしながら生殖器で貫かれると、もはや美雪の顔に苦痛 の色は無かった。ただ純粋に快感だけを感じるメスの顔となっている。 「ずいぶん感じてくれてるじゃないか」 男がゴリゴリと腰を進めてくる。 「ああっ……いや……そんな……うんっ」 美雪は息も絶え絶えだ。 「このまま中に出してもいいんだが……」 「や……中は……ふぅんっ、いやぁ……」 美雪が男の中出し宣言にいやいやをしたそのとき、 『♪〜』 美雪にとって聞き覚えのある電子音がベッドサイドのテーブルから流れてきた。 『♪〜』 それは美雪の携帯の着信音であった。 男は美雪の乳房を弄くっていた手を伸ばしてベッドサイドのテーブルから携帯を取り上げると、 美雪の顔横にあてがった。 「出ろ。ただしこの事は誰にも言うな。家族だったら友達の家にいると言え。それ以外だったら 家で勉強中だとでも言え」 男の口調が強くなる。 「さもないと中に出すぞ」 「……は、はい」 美雪の顔が青くなる。ただでさえ大切なヴァージンを奪われてしまったのだ。 この上膣内に射精などされてはたまったものではない。 「……」 男が携帯の通話ボタンを押した。 『もしもし美雪?』 「!はじめちゃん……」 『どうしたんだよ。今日は一緒に買い物行こうってお前から言ってきたんじゃねーか』 「ご、ごめんなさい。頭が痛くって……ふあっ!」 美雪が小さく悲鳴をあげる。男が唐突に腰の動きを再開したのだ。 『ど、どうした美雪!?』 「はあっ……い、今、小指をぶつけちゃって……うんっ」 男がピストン運動を早める。 美雪は男のペニスから与えられる快感に陶然となりながらも気取られないよう会話を続ける。 「んくっ……だから……今日の約束は……無しに……はぁんっ」 『美雪?どうしたんだ?』 「どうも……しないけど……ちょっと…はぁあ、頭が、痛くて……」 『そ、そうか。分かった。お大事にな』ガチャ。ツー。ツー。 「よくできたね。ご褒美に思い切りよくしてあげよう」 と言うと男は腰の動きを早めた。 「はあっ、あっ、ああっ、ふああっ!」 「気持ち言いかい?七瀬美雪さん?」 「ああっ、き、気持ちよくなんか……ない……んああああっ!」 言葉とは裏腹に美雪は感じすぎて汗だくだ。美少女の甘い汗の匂いが広がる。 「はあっ……あ、あ、あ、ああっ」 美雪は息も絶え絶えと言った様子で喘ぐ。 「いくぞっ。出すぞっ。イくときはイくというんだ。いいな」 「うんっ、うんっ」 美雪はガクガクと頭を振って答える。 「よしっ」 と言うと男は長大なペニスをズルッと美雪の膣内から引き抜く。 そのカリが美雪の膣壁を削るように刺激して、美雪はイッてしまう。 「ああああっ!イくっ、イッくうううん!!」ビクビクっと美雪の全身が痙攣する。 「ふんっ」 男が美雪の白い腹に精液を絞り出す。 「あ、……あつ……い……」 美雪の目はうつろで、少女が感じた快感の大きさを物語っていた。 美雪の腹を汚した男の精液は、破瓜の証によってピンク色に色づけされていた……。 「はぁ……はぁ……」 美雪は快楽の余韻に浸っている。そのピンク色の膣肉はぽっかりと開いて 膣内からは白く白濁した液体が流れ出していた。七瀬美雪の本気汁だ。 男の執拗なセックスによって絶頂に押し上げられた美雪の肉体はたらたらと白い涙を流している。 「ずいぶん感じてくれたようだね」 男が美雪の戒めを解きながら言う。美雪に抵抗の色はない。 男のセックスによってすっかり骨抜きにされて、戒めを解かれてもだらしなく足を開いたままだ。 そのためピンク色の膣口は丸見えで、白濁液を垂れ流している様が男から丸見えだ。 「おいしそうな本気汁だ」 と言うと男は美雪の股間に口付け、白濁した液体を長い舌で舐めとる。 「ふぅん……は、あっ……」 美雪はイッた直後の膣肉を舌でやさしく愛撫され、とろけるような心地 となった。男が美雪の股間を舐めるのをやめると、潤んだ瞳で男を見つめる。 「どうした。名残惜しそうな顔をして」 「……」 「まあ、いい。じきに自分からおねだりするようになる」 男がベッドに乗ってくる。美雪に覆いかぶさるような体勢だ。美雪は自由になった両手で男の 胸を押し返そうとするが、力が入らない。それくらい快感に蕩かされている。 男がその長大なペニスを美雪のぽっかりと口を開いたままの膣口にあてがう。ペニスの先端で クリトリスをグニグニと刺激する。先端を浅く膣内にもぐらせてペニスで膣肉を弄ぶ。 「んあっ、ああっ……」 「感じるだろう。セックスすればもっと気持ちよくなる。そうしたくてたまらないはずだ」 「そんな……こと……ない……」 「強情な娘だ。これならどうだ」 と言うと男は長大なペニスの先端を浅く膣内にもぐらせて抜差しをはじめた。 「ふあっ、あっ……ううん……」 だんだんと美雪の声が艶を帯びてくる。 「ああん、あっ……ふうっ……」 美雪の肌がしっとりと汗ばみ始め、甘くかぐわしい匂いが室内に広がる。美雪の白く美しい肌が ピンク色に染まり始める。 「んあっ、あっ、あっ、ああっ」 それは紛れも無く嬌声であった。 「あっ、ああっ、んあああっ!……ああっ?」 美雪の表情を伺っていた男が突然腰の動きを止める。 「?どうして……?」 「もっとして欲しいか?」 「……!そんな……」 「もっとして欲しいなら、してくださいとおねだりしてみろ」 「……」 「どうした?して欲しくないのか?」 「……し……い」 「もっと大きな声で」 「して……欲しい……」 「どうして欲しいんだ?」 「お、オチンチンを……入れて……欲しいです……」 「いいだろうっ」 と言うと男は美雪の膣内にその長大なペニスを押し込み始めた。 「ああっ、おっ……きい……」 美雪の膣の最奥までペニスを挿入しても、男のペニスは3分の1ほど余っていた。かまわず男は ピストン運動を始める。 ぱんぱんと言う音が室内に響く。室内は男女の性臭でむせ返るようだ。 「ふあっ……あっ、ああっ」 「どうだ。気持ちいいか?」 「いっ……いい……気持ちいい……」 「そうだろう」 と言うと男は体位を変える。美雪の細腰を持ち上げて座位の形にする。 美雪は男の攻めに合わせてクナクナと腰を振る淫らな肉人形と化している。 男が美雪の膣壁をゴリゴリと抉るようにして擦り上げると美雪はたまらなく気持ちよくなって、 男のどんな凌辱も許してしまえるような心地になるのだった。 男の身体を押し返していた美雪の両手はいつの間にか男の背をしっかりと抱きかかえている。 「ああっ、あっ、いいっ、気持ちいいっ」 声を上げた美雪の唇を男が奪った。甘い舌を吸う。唾液をすする。 「んむ、ちゅう、むちゅう」 いつしか美雪も甘いキスの虜となっていた。男と桃色の舌を絡めあう。互いの唾液を交換する。 「んちゅっ、ん……ああ……」 男が唇を離すと、2人の口の間に唾液の糸が引いて、切れた。 「はあっ、あっ……んああん……」 美雪と男の行為は続いていた。男の肉棒が美雪の奥深くまで突き上げると、美雪の膣肉が待ち かねていたかのように収縮して男のモノを迎え入れる。すでに美雪の肉体は、男の性技によって 淫乱なメスとしてすっかり開発されつつあった。 「あっ……ううん……」 美雪がうめいている。唇の間からピンク色の舌がのぞく。 男はたまらなくなって美雪の唇に吸い付く。美雪も迎え入れる。恋人同士のようなディープキス。 互いの咥内をむしゃぶりながら、唾液を交換する淫らなベロセックスを続けながらも、その下半身 は生殖器同士で深くつながっている。 「はあっ、あっ、あっ、んあっ」 男の突き上げが早くなる。美雪の息が荒くなる。美雪と男は汗みずくで、2人の汗の匂いが部屋 中にむっと広がっている。 「あっ、はあっ……気持ち……いい……」 「イきそうか」 「はああっ、いっ、い、イきそう……イきそう……」 「中に出すぞ」 「なっ、中は……ああっ、いや……赤ちゃんできちゃう……ふああっ?」 男が腰の動きをぴたりと止める。 「中じゃないといかさんぞ」 「な、中は……はあっ、あっ、んあ、ああっ」 男が唐突に腰の動きを再開する。たちまち絶頂寸前にまで上り詰める美雪の肉体。 「中じゃないといかさん」 「?……そんな……」 再び腰を止める男。美雪はもぞもぞを腰を動かして快感を味わおうとするが、男にがっしりと腰を 掴まれてしまっている。中途半端な腰の動きは美雪の欲求不満をじりじりと高めるだけだった。 美雪はとうとう小さくうなづく。 「ああ……いいから……中に出して……いいから……」 「中に出していいんだな。妊娠するかもしれないぞ」 と言って腰を突き上げてくる男。 「ああっ……いい、から……ふあっ、妊娠しても……いいから、もっとしてぇっ!」 「いいだろう」 男は深く素早いストロークに移行した。美雪をイかせるための本気セックスだ。 ガクンガクンと突き上げられる美雪。その両手は男の背を抱いて、振り落とされないよう必死だ。 「んあっ、いいっ、気持ちいいっ」 大声を張り上げる美雪。もはや恥じらいの色もない。 「出すぞっ」 と言うと男は美雪の細腰を掴んでペニスを思い切り膣奥まで差し入れる。男の長大 なペニスが美雪の膣肉にずっぽりと埋まる。男根の先端は子宮口まで到達している。 男はそのままかまわず子宮内にその性汁を注ぎ込んだ。 びゅく、びゅく、びゅく。 「あああっ!イくっ、イッくうううう!!」 大量の精液を子宮内に直に吐き出される種付けセックスに美雪の意識は飛んだ。 男がびゅるびゅると子種汁をたたきつける度に美雪の膣壁がビクビクと収縮して子宮口が男の 子種汁をゴクゴクと飲み込んでいった……。 SS一覧に戻る メインページに戻る |