金田一家の浴室
番外編


――ぱちゅん、ぱちゅん、金田一家の浴室に淫猥な水音が響き渡る。
浴室は男女の熱気でむせかえるようだ。
睦み合う男女の裸体に玉の汗が光っている。

金田一少年は、うう、と漏らし、先走りの汁の感覚を覚えた。
それほど眼前に広がる情景は、乱暴なまでに、エロティックであった。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

立ちバックで犯されている美雪は肉棒から与えられる快感に夢中になって腰を振っている。

ずちゅ、ずっちゅ、ずちゅう。

男が深く突く瞬間に合わせて腰を落とす。
より深い結合とより深い快感を楽しむための淫靡な共同作業だ。

「ねぇ、キス、してぇ」

ふと美雪が振り返って男にキスを請う。

「ふん、ふむう、んちゅ? ん、ふうん?」

男と唇を合わせ、舌と舌を絡める。恋人同士のディープキス。
桃色の舌を絡めながら、咥内にたまった唾液を練り合わせ、それを美雪はうれしそうに飲み下す。

「み、美雪ぃ」

金田一少年はたまらなくなって、思い人の名を呼んだ――






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ