嫌な夢編
金田一×蓮沼綾花


最近、金田一一は夢を見ると嫌な夢しか見なくなっていてしょっちゅう夜中に目を覚めてしまう。
地獄の傀儡子こと高遠遥一のネタばかりでうなされる事が珍しくも無かった。
正直、寝るのも嫌気がさす事が多くて溜息をつくと心配した顔で目を覚ましている恋人である綾花がはじめを見つめる。

「どうしたの?何か嫌な夢でも見たの?」

はじめを心配する綾花の顔を見て、ホッと安心した顔で綾花に答える。

「良かった…お前が無事で…」

どうやら、はじめの見た夢は自分が死ぬか怪我をする夢だったらしいと綾花でも予想はできた。
はじめのうなされる寝言があまりにも自分の名前を呼んでいる事に気付くのも知っていたからだ。

「金田一君、地獄の傀儡子があたしを殺す夢でも見たの?」

ギクッと身体をのけぞらせるはじめを見て図星だったのが綾花にバレてしまう。
やはりそうだと思った綾花ははじめに優しく抱擁しながら安心してもらうように語る。

「大丈夫、あたしは何処にも行かないから…金田一君の方が心配よ。」

実は綾花も嫌な夢を見ていて内容ははじめと酷似していたのだ。
雪影村の事件以降、殺人事件に絡む事が無いと思っていた綾花だったが、はじめに関わる事件があまりにも多すぎた。
特に高遠絡みで色々な事件を見てしまったのだ。
綾花が一番印象に残っているのははじめの幼馴染の井沢研太郎の殺人事件である。
はじめの事を良く知っている研太郎を追い詰める時のはじめの心境は苦痛以外何ものでもなかったのを綾花も知っている。
その影響かもしれないがはじめが高遠に殺される夢を見る事はしょっちゅうあった。
綾花は高遠が嫌いな理由は、はじめや剣持警部や明智警視を嵌める事に快感を求める事だ。
それは今まで出会ったことの無い全く異質な人間で生理的に嫌な人間である。
はじめは誘っているのかと思い綾花の唇にキスをした。

「綾花、セックスをしても良いか?俺、もう我慢できない。」

甘美の瞬間を得た綾花も嬉しそうな顔で首を縦に振る。

綾花のパジャマを脱がせるとブラジャーを着けていない状態だったので、改めて綾花の胸を凝視するとはじめも意外な事に気付く。

「綾花…最近お前おっぱい大きくなったんじゃねぇか?」

恥ずかしい質問をするはじめに綾花の顔がどんどん赤くなってしまう。

「金田一君がしょっちゅうするから前よりも2センチも大きくなったの。だからブラジャーが最近きつくて困ってたのよ。」

やはりと嬉しくてにやけ顔をするはじめに綾花は呆れてしまう。
そんな事はお構い無しにはじめは綾花の乳首をクリクリと摘み始める。
はじめの指使いが巧いせいかすぐに綾花の乳首は勃起するとはじめは綾花の胸を揉みながらチューチューと乳首を吸い始める。

「ああん…金田一君、そんなに…激しく…がっついちゃ…駄目…感じ…ちゃ…う…ああ…もう…限界…」

そう言いながらも綾花の顔はどことなく嬉しそうだったのではじめも続けてしまう。
母乳こそ出ないが綾花の胸を堪能するはじめに綾花も限界が来て身体をビクビク痙攣してしまう。
先にイッてしまった事を後悔する綾花にはじめが綾花の好きな所を本音を語る。

「やっぱり、お前は可愛いよ。素直だし…優しいし…料理も上手いし…何でお前が雪影村でもてなかったのか理解できない。」

金田一から見れば、今では幼馴染の七瀬美雪と人気を二分する綾花があっちで人気が無かったのはあまりにも不思議で信じられなかった。
綾花はその事はあまり気にしていなく、はじめに言い聞かせる。

「あたしにとって昔よりも今が大事よ。本当に好きな彼氏がやっと出来たんだから…」

綾花にとって雪影村の犯人の島津匠はもう憧れの人物だったという事で吹っ切れたらしく、今ははじめしか見ていないようだ。
その事を理解したはじめも素直に嬉しかった。
綾花は自分から全裸になり、照れた顔ではじめに催促する。

「あたし…もう金田一君のおちんちんが欲しいの。だから…して…」

はじめは綾花を四つん這いの状態で後ろから自分の肉棒を綾花のグショグショに濡れている秘所にズブッと挿入した。
はじめのモノが綾花のモノと擦れ合いの具合が良かったらしく、綾花は快楽にはまっていく。

「やっぱり、金田一君の…おちんちんは…気持ち…良い…抜く時はゆっくり抜くし…入れる時は激しいし…そこ…感じ…ちゃう…」

綾花の躍動感を見てはじめも綾花のプルンプルンと揺れる胸をギュウっと揉み始める。
喘ぎ声を出す綾花に互いに限界がきてしまう。

「綾花、出すぞ!」
「いいわ。中に出して!」

最近、綾花ははじめの精液がお気に入りのようで、外へ出すと不機嫌になるから膣内に射精が多くなった。
ドクドク綾花の子宮の奥まで射精をすると、綾花にとってはじめの熱い精液が子宮を火傷するような感触が堪らなく嬉しいようだ。
はじめはまだ物足りなかったらしく今度は前でしたくなり挿入を試みる。
嬉しそうな顔で綾花ははじめの唇をキスしながらはじめのモノを堪能する。

「バックも良いけど…あたしは前の方が好き…」

これだけセックスをすると妊娠する可能性も高いが今の二人にとってそんな事はたいした事は無かった。
最近になって綾花ははじめの子供が欲しがっているようで、いつでも結婚の準備は出来ていた。

「金田一君…あたし…今のままで充分幸せよ…責任取ってくれるわよね?」
「ああ…俺は元々その気だし…それで構わないと思う。」

互いに理解しあった事で、必要性を感じた。
死んだ冬美がもし生きていて今の二人を見たら、イチャイチャしすぎと突っ込まれるのがオチだろうけど。
ちなみにその次の日から互いに冬美に説教を喰らう夢を見る。
それは高遠の夢を見るよりもずっとマシで素直に笑ってしまう二人であった。






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