旅行編
金田一×蓮沼綾花


蓮沼綾花が恋人の金田一一の家に居候してから半年が経つと、はじめの周りに事件が余りにも多すぎた事を知ってしまう。
特に地獄の傀儡子の高遠遥一が絡んでいる事も珍しくなかった。
綾花も高遠の事は嫌いで、その色々な情報を七瀬美雪や剣持警部や明智警視に色々聞いたりしていたので、綾花のノートに事件をメモしていた。

<綾花視点>

「何か最近、金田一君が疲れ気味に見えるのよね…」

あたしにも一言言ってくれればいいのに、まあ無理も無いわ。
この前まで軽井沢で友達の井沢君が犯人になった精神的ショックも大きかったし、金田一君が井沢君を操り人形にした高遠を恨む気持ちも理解できる。
金田一君が井沢君にこれ以上罪を重ねないように、最後の標的であった星子さんを庇ってナイフで刺された事を知った瞬間、あたしの頭の中が真っ白になったの。
幸い、大した怪我じゃなくて良かったんだけど…無茶をして欲しくないのがあたしの本音よ。
金田一君のおかげで今のあたしがいるのを理解して欲しい。
もし、あそこで金田一君がいなければ、あたしは間違いなく島津君に殺されていただろうし、元の明るい性格に戻れなかったと思うしね。
それに金田一君が死んだら、生きる意味が無いからあたしも後を追うつもりの覚悟は出来てるわよ。

「なあ、そんなこと言わないでくれよ。俺を勝手に死ぬような設定を決めるなよ。まだ、俺の子を沢山産んでくれるまで死ぬ気なんて全く無いぜ。」

金田一君がガッカリした顔でいかにも泣きそうな顔をしている。
こうしてみると金田一君の愛くるしい顔が可愛らしいのよね。
あの事件で恋人同士になったんだし、あたしを心配するのは理解できるけどさ。
でもね、子供を作る計画までは早過ぎだよ。一体、何人作るつもりなのよ?

本気で何人作る気か金田一君に聞いてみよう。

「ねえ金田一君、あたしが金田一君の子供を作るとしたら何人ぐらい欲しいのよ?」

金田一君も真剣な眼差しで答えてきた。

「最低でも5〜6人は欲しいよな」

呆れたわ。こんな少子化の時代にこんな事いう人がいるなんて…
でも、本気でなかったら金田一君がこんな事言わないの理解はしてるわよ。
今度はあたしも伝えたい事があるんだけど…

「金田一君、あたしね美雪ちゃんからこの招待券を貰ったんだけど…」

金田一君はその券をじっくりと見る。

「これって箱根のユ○ッサンじゃないか?しかも宿泊付きで…俺、初めてだから行くよ。喜んで!」

水着が必須だって書いてあるわね。こういう温泉リゾート、あたしも初めてだし興味があるわ。
翌日、あたしと金田一君が箱根の温泉リゾートに出発するんだけど、金田一君の表情はムスっとむくれていたわ。
なぜなら、あたし達だけでなく、美雪ちゃん、剣持警部、明智警視まで来ていたのだから。

「美雪はともかくなんでおっさんや明智警視まで一緒にいるんだよ?」

金田一君の質問に明智警視が冷静に答える。

「その招待券を配布したのは私です。それを七瀬さんに渡しただけです。何か文句でも…」

金田一君はありませんとすぐに答えたわ。
よくよく考えてみればそうよね。そんな券を沢山購入できる人といえば明智警視ぐらいしかいないもの。
嬉しくて照れた表情であたしも明智警視に質問する。

「でも良いんですか?金田一君や剣持警部はともかく、あたしたちも招待して…」
「良いですよ。それに男3人だけだと、金田一君は絶対に行くわけがないですから。」

明智警視なりに金田一君に気を遣っているのが理解できた。
剣持警部と美雪ちゃんも金田一君の背中を叩いて、元気付けの言葉をかける。

「お前、最近元気が無いから俺が気分転換として旅行に誘おうと提案してんだぞ。」
「そうよ。幼馴染のよしみで言うけどはじめちゃんがそのザマじゃ恋人の綾花ちゃんが可哀想よ。」

金田一君に知ってもらいたいのは、あたしも皆もあなたが必要としてることなのよ。
だから、いつもの元気な姿でいてほしいの。

「皆、俺の為にありがとう。」

みんなの意思が伝わり、素直に金田一君は喜んでいる。
ようやく、金田一君を心配してくれる人間がここにいた事を改めて思い知ってくれたわ。

箱根○ネッサンに辿り着くと、行き場所を決め始めた。

「私はドクターフィッシュの足湯に行ってきます。君たちは好きな所を選んでください。」

明智警視は足湯ね…渋いわ。

「じゃあ俺と綾花は不思議な洞窟とでも行こうか?ロデオマウンテンの急流滑りでも楽しもうぜ?」
「ええ…」

なんだ、金田一君もあたしと同じ所に行きたかったんだ…素直に嬉しいわ。

「俺は変わった風呂にでも行こうかな?」
「あたしもワイン風呂とか酒風呂を言ってみたい。」

急に金田一君が血相を変えて剣持警部に耳打ちをする。

「おっさん、美雪の監視を頼む。」

何故かあたしは金田一君の顔が豹変した理由を聞き出す。

「金田一君どうしたの?剣持警部に美雪ちゃんの行動を監視を頼むなんて…」

ガクガク震えて顔面蒼白しながら金田一君はあたしに答える。

「美雪の酒癖の悪さは天下一品でな…服は脱ぐし、相手に絡んでくるし…まさに野獣なんだよ。」

まさかとは思ったが、金田一君の怯えた目を見ると嘘をついているような感じでなかった。
本当なんだと充分理解出来たわ。
女子更衣室に入って、美雪ちゃんの裸を見るとやはり胸が大きいと思ってしまう。
美雪ちゃんの方もあたしの裸を見ると何故か羨ましそうだった。

「美雪ちゃんってあたしよりもおっぱいが大きいよね?羨ましい…」
「あたしも綾花ちゃんのウェストが羨ましい。あたしよりも細いじゃない。」

互いにコンプレックスを持っていた事を理解しあうと何故かあたし達は可笑しくて笑ってしまう。
なんだかんだ言ってもあたし達は仲が良いんだなと認め合う事が出来たわ。
着替えが終わって待っていた金田一君はあたしの水着姿を見て嬉しそうな顔をしていた。

「やっぱ、お前良いボディラインしてるよな?水着のセンスも白のビキニなんて…」

いやらしい目つきや指で触るような仕草をする金田一君に美雪ちゃんが睨みながらこう言う。

「はじめちゃん、それはセクハラよ!綾花ちゃんもそんなの許しちゃ駄目よ。」

美雪ちゃんの豹柄の水着を見ないせいで怒っているのかな?

一旦、みんなと解散するとあたしは金田一君の腕を組んで洞窟風呂に誘い出す。

「綾花のおっぱいが俺の腕に当たっている。」

計算どうり、あたしの胸が当たる感触で金田一君の顔が嬉しそうだわ。
美雪ちゃんには少し負けるけど、あたしの胸で興奮してくれるなんて素直に嬉しい。
洞窟内を見ると金田一君が足元を見るように指を指す。

「見ろよ綾花、この綺麗なライトアップすげぇな。」

確かに金田一君の言うとうり綺麗ね。しかも、ストロボ効果のある水滴は幻想的であたしの心にくすぐるものがあった。
あたしも金田一君もこういうのは大好きだったのよね。
金田一君は完全に景色や色に釘付けになっていた。

「これって俺達向きで良かったよ。綾花、誘ってくれてありがとう。」

確かに喜んでくれるのは嬉しいけど、これを感謝するのはあたしでなく明智警視にすることなのよ。
その事を完全に忘れているわ…まあいいんだけどね。

「今度はロデオマウンテンの急流滑りに行きましょうよ。」

どうやら、金田一君はそれを待ってましたとばかりにあたしの腕を引っ張りにいく。

「俺、ジェットコースターは駄目だけどこういうのは大好きなんだよ。」

ちょ…ちょっとそんなに腕を引っ張らないでよ。痛いってば!
頂上に辿り着くと先に金田一君が先に行きたいと言い出す。
あたしは別に後でも良かったし、楽しみが増えるだけだった。
こっそり金田一君の背後にしがみつくと、照れて顔を真っ赤にしてしまうの。

「俺の背中に綾花の柔らかいおっぱいが当たる。」

緊張のせいで金田一君の心臓の音がドクドク鳴らしているのが聞こえる。
金田一君って意外と人前にいちゃつくのが苦手だとあたしも予想は出来なかったわ。
その様子をみて金田一君が可愛い過ぎて余計からかって、あたしはがっちりとした状態で滑り降りる…

「すげぇ気持ち良い。この滑り台のせいか?綾花のおっぱいのせいか?最高だよ。」

楽しかったわ。その行為を金田一君からリクエストされ、5回も滑るなんて予想外だったもん。

あたし達は他の人達の様子がどうなのか探す事にした。
まず、一番近い場所にいる明智警視は緑のテラスのソファーで気持ち良く寝ているみたい。
目を開けるような様子も無いのであたしも金田一君もそっとしておこうと同じ意見になり、他の人を探す事にした。
剣持警部は温石処で自分がのぼせ上がった状態だったので横になっているわ。

「すまん金田一。七瀬君は俺では止められなかった。」

よほど凄いのね美雪ちゃんは…

「無理すんなよオッサン!歳なんだから…」
「歳じゃねぇ!」

まだ起きちゃ駄目ですよ。それに金田一君、剣持警部に失礼よ。
でも、金田一君や剣持警部の言うとうりなのか興味があるわ。

「おい綾花、面白そうな顔をしてんじゃねぇよ。こっちはあいつが酔っ払うととんでもない事になるのに!」

ごめんね。金田一君の言う事が本当かどうか知りたかっただけなの手を合わせてあやまるからね、ね。

「お前も見ればよく解るよ。美雪が酔った時の恐ろしさは…」

怒らないで…それにしても美雪ちゃんは一体何処に行ったのかしら?

「アハハハ!ここのお風呂は最高よ〜。ちょっとそこのアンタ、あたしにもっとそれを飲ませなさいよ!」

ひょっとして、この声は美雪ちゃん!?金田一君、どうしたのそんな真っ青な顔でガクガク震えて…

「間違いねぇ美雪だよ。この声は…」

声の方に向かってみると高笑いをしてる美雪ちゃんがこのワイン風呂のように同じ真っ赤な顔であたし達と鉢合わせていた。

「あら〜、はじめちゃんに綾花ちゃんじゃないの〜。あたしと一緒に飲みましょうよ〜。」

できあがっている姿を見て、あたし達は即座に首を横に振ると、面白くなかったらしく美雪ちゃんは急に怒り出す。

「いいから飲みなさいよ〜。あたしの言う事が聞けないの〜?」
「よせ美雪!おれの腕を引っ張るんじゃねぇ!」

金田一君の腕を押し込むと美雪ちゃんは金田一君の顔ごと強引にワイン風呂の中へ突っ込ませる。
これって飲んでいるんじゃなく溺れているんじゃないの?

「駄目よ美雪ちゃん。そんな事したら金田一君が溺死しちゃう!」

息が苦しくてジタバタしている金田一君をよそ目に美雪ちゃんは訳の解らないお説教をあたしに言う。

「大体、綾花ちゃんもはじめちゃんを甘やかしすぎなのよ。こんなのはふりに決まっているんだし、見せ掛けなのよ。」

明らかにそうは見えないのであたしは金田一君が演技してるとは思えないので助けようとした。
幸い、呼吸困難にならなかった金田一君はゲホゲホと咳をしながら、あたしと美雪ちゃんにそれぞれにいいたい事を言う。

「綾花…助けてくれてありがとうな…そして…美雪お前なあ…いい加減にしろよ。危うく死ぬところだったぞ!」

すると、美雪ちゃんは泣き上戸になり、文句を言い始める。

「何よ何よ!あたしはただこのワインが美味しいから飲もうよって行っただけじゃない。」

今の美雪ちゃんには完全に寝耳に水だった。
あたしは飲みたくないので話だけ聞くことにすると、暫くすると美雪ちゃんは寝入ってしまう。
あたしも金田一君の言った事が骨身に染みたのは間違いではなかった。
酒癖の悪い人に近づいてはいけない事が勉強になったし、美雪ちゃんに酒を飲ましていけない事も勉強になったわ。
ユ○ッサンが閉店30分前になると、みんな元どうりになったし服に着替える事にした。
明智警視は熟睡から完全に覚めたし、剣持警部はのぼせたが治り、美雪ちゃんは酔いが覚め頭痛に悩まされた。
ちなみに明智警視が泊まるホテルはみんなシングルであった為、あたしはビックリしてしまう。

「皆個室なんですか?何だか寂しいですよ。」

明智警視は冷静な顔でこう答えたわ。

「海外では個人が当たり前の話ですよ。」

さすがアメリカ帰りと言ったところかしら…納得してしまうわ。
内心は金田一君と同じ部屋にしてもらいたかったけどね。

部屋に着くと何だか個室ってあたしには落ち着かないわね…そうだ金田一君の部屋にでも行こうっと♪
オートロックだからあたしのマスターキーを持ってっと…金田一君、起きているのかな?
ノックしてみますか…コンコンとあたしはドアを叩いた。

「ねぇ金田一君、あたしだけど起きている?」
「綾花か?待ってな。すぐに開けるよ。」

ガチャってドアを開けると金田一君が入るように手招きをした。
どうやら、金田一君も緊張のせいか眠っていなかったみたい…嬉しいんだけどね。

「綾花待ってたぜ。お前が来なければ俺がお前の部屋に行こうと思っていたんだ…って何で笑うんだよ。」

あたしと同じ事を考えていた事に思わず笑ってしまうわ。
よく考えてみると、それだけあたしもあなたも愛してるって事になるよね。
だから、あたしは金田一君の唇にキスをした。
それに呼応して金田一君もあたしの口の中に金田一君の唾液が入ってくる。

「なあ、そろそろしようか?お前も待っていたんだろ?おい…何赤くなってんだ?まさか、誘っておいてしないって訳にいかないだろ!」

あたしが攻めをしたかったから思わず口に出してしまう。

「今日は金田一君が受けなの!いいわね!」

だってさ、金田一君が攻めだとあたしがイク前に射精することが多いんだもん。
あたしも金田一君も裸になり、あたしは金田一君のおちんちんを舌でカリの部分からすみずみまで丁寧に舐める事にした。

「やっぱり綾花のフェラって巧いな。」

金田一君が褒めるとあたしもやる気が出て、おちんちんを喉元辺りまで銜えだす。
嬉しそうな顔をしてる金田一君も緊張のせいかビクビク痙攣しているのがよく解るの。

「やべぇ!出る!」

金田一君の言うとうり、あたしの顔面に射精をしイカ臭い白濁の精液まみれになったわ。
もちろんあたしの口の中に入り、精液を飲み込んだ。
以前は臭くて苦かったけど慣れてしまい、今は平然と飲み込んでいる。

「今度はあたしを満足させてね。」

金田一君はあたしのモノを歯を立てないように舌で丁寧に舐める。
あたしが一番感じるところを集中的に狙い撃ちする。

「金田一君、クリストスをいじっちゃ駄目よ。あたしも感じちゃうんだから…」

あたしもゾクゾク感に我慢できずにイッてしまう。

あたしのモノと金田一君のおちんちんを挿入させるのに、自分から入れるようにする。
そういえば金田一君と初めてしたのは中学校のテニス部の部室だったのよね。
あの時の処女膜が破れて出血した時は、想像以上の痛みだったわ。
身体中に電気が走るような痛みで思わず涙が出ちゃったもの。
でも、金田一君はそれに気付いたので痛みを紛らわせるようにあたしのおっぱいを揉みながら乳首を舐めてきたの。
そのおかげでそっちの方に集中できて、気が付くと痛みが大分和らいだわ。
あたしと金田一君の相性もそんなに悪くなかったし、今もこうして恋人になっているけどね。
あの頃の痛みはもう無いし、むしろ快楽感が出てしまうわ。

「やはり、綾花の膣内の肉の締まりは気持ちいいな。綾花の上下に動かすピストン運動も激しいし。お前のおっぱいも激しく動いている。」

何か、金田一君の視線があたしのおっぱいに集中してる…揉みたくて仕方ないみたい。

「あたしのおっぱいを揉みたいの?ならいいわよ。好きなようにして頂戴。」

金田一君はあたしの胸をやさしく揉むだけに飽き足らず、乳首までチューチュー吸い出した。
まだ、母乳が出ていないとはいえ、その行為はあたしも喘ぎ声を出してしまう。

「ああっ金田一君・・・そこ気持ち良過ぎてあたしどうにかなっちゃう。」

快楽感に浸っていると金田一君は苦悶の表情であたしの膣内に射精をしてしまう。
何よ。まだあたしイッてないのに子宮の奥まで射精したの?呆れちゃうわ。
それを尻目にご満悦な顔をしてる金田一君に我慢できずにあたしは思わず言ってしまう。

「早漏過ぎよ。金田一君、罰としてあと3回連続あたしに続きをしなさい!」

金田一君の顔が真っ青な顔になる…そりゃそうよね。勝手にイッて自分だけ満足してるんだもん。
もちろん、あたしは有言実行したわ…金田一君はおちんちんは干からびてしまったけどね。
その後、あたしは自分の部屋にこっそり帰って気持ち良く寝たわ。
翌朝、あたしと金田一君の明暗がくっきりと判れる。
あたしの方は肌がツヤツヤの状態になり、ゲッソリした金田一君は栄養剤を飲みながら溜息をついていた。

「なんか疲れた…」

明智警視と美雪ちゃんは今一つ状況を解っていなかったものの、剣持警部は状況を読んだみたい。

「金田一、お前…彼女は俺のかみさんみたいになるな。」

旦那を尻に敷いちゃうってこと?失礼しちゃうわ!
でもあたしと金田一君が結婚するにはそれも良いかもしれないわ…金田一君も満更でもないみたいだしね。
今はこの時間を大事にしたいのがあたしの幸せなんだからね。






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