軽井沢編
金田一×蓮沼綾花


金田一一にとって、今、向かっている軽井沢は何かと色々な事があった場所であった。
それは2つの殺人事件があったからである。
一つ目は自分が持ってきた軽井沢マガジンの資料のせいで、幼馴染の常葉瑠璃子が邪宗館のオーナー絵馬龍之介を家族の敵と誤解を起こし、同じ仲間の荒木比呂が忘れるように説得しようとしたがカッとなり撲殺され、龍之介を毒で殺害した邪宗館殺人事件。
この件に関しては、比呂が言いたかったのは瑠璃子の家族でなく出島丈冶の事件であった。
誤解だと解った瑠璃子は錯乱してしまい、自殺を図ろうとするが、一の必死な行動と説得により、一命は取り留め、瑠璃子は自首をした。
自分が来たせいで悲劇を起こしてしまった事に心の中が痛かった。
二つ目は幼馴染の井沢研太郎が家族を車の中へ一酸化炭素中毒死と三千万の金を奪った火祀家への復讐の黒魔術殺人事件。
優しい研太郎が高遠遥一の指示で操り人形になってしまったのが悔しかった。
今、自分に出来る事は二つの事件の犯人の家族と比呂と龍之介の墓参りぐらいしか出来る事は無かった。
瑠璃子と研太郎には事前に墓参りしていいかと質問すると、申し訳無さそうに良いと答えてくれた。
線香をあげる事しか出来ないが、二人は気持ちだけで充分だと言ってくれた。
一は軽井沢駅に着くと、近くのファミレスでも食事しようとしたら、急に目が真っ暗になった。

「だ〜れ〜だ?」

この手の感触は、触り慣れている自分の彼女の蓮沼綾花だった。
なぜ、ここにいるのか一はビックリしてしまうのだが、大体予想は出来た。
どうせ、母親か七瀬美雪がチクって、こっそりついてきたんだろうと思う。
時々、最近の彼女の行動力と推理力は一でも計算できないから恐ろしい。

「行きたい所はどうせ井沢君達の家族と荒木君や絵馬さんの墓参りでしょ?私も一緒に行かせてもらいます。別にいいわよね?」

別に接点が無いから綾花はここへ来る必要が無いのだが、水臭いじゃないと綾花は笑顔で答えた。
将来、結婚したら、間違いなく綾花に尻に敷かれると一は予想する。
まあそれはそれで良いのだが…
それはともかく、邪宗館の事件の出来事は、一自身と美雪も喋りたくなかったようで何故知っているか一は疑問に思う。

「なあ綾花、なんでお前が邪宗館の事件の出来事を知っているんだ?俺も美雪もあの事件は余り話したくない話だが?」

恥かしそうな顔で綾花は手をモジモジして、一に説明をする。

「井沢君と初めて面会した時に色々と教えてもらったの。だって、金田一君や美雪ちゃんはショックで引きずって話したがらないだろうから…だからって、井沢君を責めないで…」

幼馴染の井沢がこの事件を喋るのは、一にも予想が出来なかった。
綾花は邪宗館の仲間のメンバーを聞いて、どれも凄い面子だと思っていた。
マスコミで脚光を浴びる美少女バイオリニストの常葉瑠璃子。
芥川賞の候補として名の挙がる作家の荒木比呂。
著名な展覧会でいくつもの賞をもらっている絵馬純矢。
天才コンピュータープログラマーで社長の井沢研太郎。
井沢以外はテレビやマスコミで聞いたことのある人間ばかりで一の人脈は凄いと綾花は感心してしまう。

一通り、二人で墓参りを済ませると、一は東京に帰るかと綾花に聞くと、まだ行きたい所があると言い出す。

「もうこんなに暗いから、邪宗館に泊まりましょうよ。」

邪宗館に泊まる予定の無かった一は綾花の言動にビックリしてしまう。
一は純矢に出逢えるのだが、まだ行く時期が早いと思っていた。

「悪いが綾花、純矢の親が本当の親じゃないとはいえ、父親が死んだショックでまだ立ち直れないんだ。」

一なりの気を使ったのを見えたので綾花は渋々帰る事に決めた。
二人で歩いて帰る途中、高級車が一の前で止まった。

「久しぶりですね。金田一様。」

以前、黒魔術殺人事件の時に出逢った火祀コーポレーションの秘書の海崎深夜が現れて、一は驚く。
この人の性格は無口だが話の解る人なのは研太郎の時に知っていた。
こんな時間になってまでこんな場所にいるので心配した海崎は気を利かせた言葉を言う。

「また、葡萄の館に泊まってはどうですか?こんな時間では今から東京に帰るのは大変ですから…」

一はそんな事して良いのか困ったもので、断ろうとすると綾花は一の口を抑えて一に答えさせないようにする。

「本当ですか?ありがとうございます。」

結局、泊まる事になったので一は綾花の行為に呆れて頭を抱えてしまう。
綾花は火祀コーポレーションが事件後、どうなったか海崎に質問してみる。
海崎の話によると会社は思ったより変わっていないようで、新社長は皮肉にも最後に生き残った火祀星子が就任したのである。
経営の方は前の青龍社長のようなワンマンタイプで無く、優秀なブレーンがいるようでさほど大混乱にはならなかったようだ。
葡萄の館に辿り着くと新社長の星子がいた。
以前の風俗や見せ掛けのお嬢様の姿は残っていなく、スーツを着た社長らしい姿になっていた。

「久しぶりね金田一君。そちらの人は貴方の彼女かしら?」

綾花は頭を縦に傾けると何故、星子が社長に就いたのが疑問に思った。
彼女自身が憎んでいた青龍社長達がいなくなって、自由を望んでいた筈である。

「私は次の社長の繋ぎでしか無いわ。それがわたしにとっての罪滅ぼしなのよ。」

どうやら、星子は研太郎を次の社長に任せようとしていたのだ。
金を奪ったのを返すにはこういう形でしか出来ない星子の行動は一にとってこれは予想が出来なかった。
女の幸せを捨てた星子のやり方に綾花は疑問に思いながら、質問をする。

「星子さん、貴方はそれで良いのですか?女の勘で言わせてもらうと井沢君の事が好きなんじゃないですか?」

星子は素直にそうだと答える。
ただ、今の自分には研太郎を愛する資格は無いので、こういう形でしか現せなかった。

ー数年後、研太郎が火祀コーポレーションの社長に就き、星子は秘書に任命する事になる。
研太郎は姉代わりとして、残す形にするのは今では夢にも思わなかった。

綾花はシャワーで不覚にも自慰行為をしてしまう。
遠距離でたまっていたのを思っていながら寝室に浴衣姿で戻ると、背後から一にいきなりギュッと抱かれてしまう。

「ちょっ…金田一君?貴方いつの間に…やだ…放してよ…」

今日は本当に疲れているので別の日にして欲しいと綾花は言いたかったが、一は綾花の尻を触りながらパンティーに手を掛けると流石の綾花も怒りの拳骨を入れた。

「ここに座りなさい!」

裸になった一を座らせ肉棒を丁寧に舐めながら、一発ヌいてから帰させようと綾花は考えていた。
チュプチュプ音を立てながら綾花の手と口の銜え方が上手いせいで気持ち良くなってしまう。

「金田一君、気持ち良い?出ちゃいそう?」

息遣いの荒くなった一は素直に答えると綾花も嬉しかったらしく、浴衣を脱いで胸の谷間に一の肉棒を挟んだ。

「素直に答えたからサービスしてあげる。」

コシュコシュ胸で肉棒を擦りながら、自分の胸の感触はどうか綾花は一に質問すると、あったかくて柔らかくてちょっともどかしいと答える。
綾花はもっと気持ち良くさせる為に肉棒の舌で舐めると我慢できずに射精をしてしまう。
パンティーを脱がせた綾花を四つん這いの体勢にすると一の肉棒を綾花の秘部に挿入する。
恥かしい姿勢で嫌がる綾花に一は、綾花のクリストスをキュッと摘む。

「わ…綾花のクリストス…もうカチカチだ…」

ひゃあと悲鳴を上げる綾花はクリを弄らないでと頼むと、一は肉棒を奥に入れる時は激しく入れ、出すときはゆっくり出す行為に走る。
それを何度も繰り返すうちにどんどん気持ち良い喘ぎ声を出す綾花に一は質問する。

「綾花…俺のをしゃぶって感じてたろ…?中までグショグショし過ぎ…」

綾花は真っ赤な顔をして、違うからやめて欲しいと一にお願いするが、嫌だと答えながら胸をギュッと揉みながら乳首を摘む。
おっぱいを握られてゾクゾクと感じてしまう綾花に一の肉棒は我慢の限界に来ていた。

「綾花ごめん…俺…もう我慢でき…」

綾花の膣内に射精してしまう。

「子宮の奥まで熱いのが出てる。」

綾花はまだ物足りなかったらしく、自分の秘部を広げながら前からするのを催促を求めた。

「ちゃんと責任をとってよね。私…全然…中途半端なんだから…優しくして…金田一君がゆっくり入れるのが好きだから…」

素直に一はゆっくり自分の肉棒を綾花の秘部に挿入しながら綾花にキスをすると、綾花が緊張しているのがよく解る。
もっと力を抜いて欲しいと一が言うと、体のいうことが効かない綾花を可愛いと思ってしまう。
一が腰を動かすと綾花が強すぎと文句を言う。

「だって…綾花のここ…もうこんな…やらしい音…」

ヂュブヂュブ派手に聞こえてるのにからかっているのを気が付いた綾花は言わなくても解っていると答える。
綾花は一の大きい肉棒が自分の秘部に出たり、入ったりしていると気持ちよすぎて死にそうと言ってしまう。
一は綾花の胸を揉むと下の方もキュッっと締まって気持ち良いと思ってしまう。
綾花の膣内に出して良いかと一が質問すると精液を全部出して欲しいと答える。
一の射精がドクドク流れる量がいつもよりも多く感じてしまう綾花だった。

「ねぇ金田一君、妊娠しても良い?私、金田一君の子供が欲しくなったから。絶対怪我したり、死んだらダメよ。」

綾花の大胆発言で一は喜んでしまう。

ー翌日、綾花のせいで一はセックスのやり過ぎで腰痛となってしまう。
もう少し軽井沢に駐留する羽目になってしまった。






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ