高遠編
金田一×蓮沼綾花


蓮沼綾花は獄門塾での事件を思い出すと苦虫を潰す感じだった。
初めて恋人の金田一一の事件に付き添ったのだが、こんな結果になるのは予想できなかったのである。
一と一緒に文系の方へ入ると、その期間友達になれた濱秋子と主任講師の氏家貴之が真犯人だったのが信じられなかった。
動機は藍野修治が、海堂瞳をはじめとした6人のイジメのグループの陰謀で藍野を死なせる結果になったのだ。
濱は藍野によって命を助けられた恩人であり、藍野は氏家の隠し子だった。
綾花は、イジメグループが濱を騙して、重い持病を持つ藍野が定期的に薬を飲まないといけない体質を覚醒剤と嘘をつき、濱に薬の中身を入れ替えさせるように仕向けて本人達は濱のせいにして、ゲーム感覚で知らんぷりの態度には怒りを覚える。
一がトリックを解決すると赤尾一葉の正体が高遠遥一だと解り、高遠は用済みになった氏家と濱を消そうとした。
濱は助かったが、氏家は濱を庇ったせいで死んでしまった。
綾花は初めて高遠を見ると、彼が何人も殺している冷酷な目を見て恐怖を覚えてしまう。
一と警察が追いかけようとすると、綾花は嫌な予感をしてしまう。
以前、一の幼馴染の井沢研太郎が一の事を「あいつ、無理すると死ぬ可能性が高い」と言う言葉に間違いは無かった。
綾花は七瀬美雪と村上草太に犯人の2人を頼むと、警察の尾行をする。
川の方に炎が見え、明智警視や剣持警部がいる警察は川の下流の方に向かったが、一が見当たらないのを見て、1人で上流に行ったのではないかと心配する。
綾花は上流に向かうと、一がうずくまっているを目撃する。
まさか、高遠に殺されてしまったのではないかと思い、綾花は涙を浮かべながら一の体を動かしてみる。
一は幸い鳩尾にパンチを喰らっただけで命に別状が無かったのを綾花はホッとする。

「馬鹿。1人で高遠の所に行くなんて無謀よ。誰か助けを呼びなさいよ。解った?」

一もそれは理解はしていたが、いかんせん納得が出来なかった。
高遠をこのまま逃せば、何人の犠牲者が出るか解らないと考えていた一の頬に悲しい顔をした綾花のビンタが炸裂した。

「金田一君が死んだら、私、一生貴方を恨むわよ。」

井沢との約束がある綾花にとってそれは絶対守りたい物だった。
一は彼女のその姿を見て、解ったと答えた。
2人は皆と合流した後、濱が警察のパトカーに連行されそうになると、一は濱に優しく諭した。

「濱さん、君は彼を殺してなんかいない。それは彼だってそう思っているよ。」

優しい言葉を聴いた濱は感謝のあまり涙が止まらなくなってしまう。
事件解決後、草太は濱に全部押し付けられた事を同情してしまう。
事故とはいえ、警察に言ってもイジメグループの6人はそんな大した罪にならないのは解っていた。
しかし、綾花は藍野自身がそれを喜ぶとは到底思えなかった。
イジメや家族のゴタゴタで自殺を図ろうとした濱を助けた彼の性格を見ると尚更だ。
美雪は獄門塾に入って得した事は、テストの点が上がった事ぐらいしかなかった。
草太も綾花もテストの点は上がったが、一は事件のせいで全然上がらなかったのを見ると呆れた顔で美雪は意地悪をして一の母親に言いつけちゃおうと言い出す。
勘弁してくれと困った顔で一は言いだすが、美雪は許す気は全く無かった。
綾花と草太はこの展開に思わず爆笑してしまう。

その夜、綾花は久しぶりの気分転換に一の部屋に夜這いをかける。
一は事件の疲れで完全に眠ってしまったようである。
綾花は久しぶりにやりたかったので、ストレスが溜まっていたのである。
一の寝顔を見るのはそれはそれで楽しいのだが、1人ぼっちだと寂しい綾花は、一のお腹でも抓って目を覚まさせようとすると一は寝返りして寝言を言う。

「綾花…好きだよ。」

一の頬をプニプニ動かしながら、顔を真っ赤にした綾花は夢の中で自分と何をしてるか知りたいのだが現実の自分を置いてきぼりにして欲しくない為に、鼻を摘みながら一の唇にキスをする。
一は呼吸が出来なくなった途端、目を覚ますと、笑顔の綾花がいる事に気が付く。
どうやら、綾花の方がセックスを求めていたのを一はすぐに理解した。
綾花も一も全裸になり、綾花は一の肉棒を両手で掴み舌で舐める。
久しぶりに一の味を堪能する綾花は、一が気持ち良いのか確認するといっぱいカウパーが出てきた事に興奮する。
ゾクゾクして身震いをする一に、綾花は質問する。

「金田一君、私の口の中に射精したい?良いわよ。今日は…」

綾花は髪を掻き揚げるとジュブジュブ音を立てながら、口に銜えていく。
一の肉棒が我慢できずにビュウビュウ射精をすると、綾花は一の精液が凄い勢いで射精しているのが解ってしまう。
限界を知らない一の精液に、驚いた表情で答える。

「金田一君ってば…沢山出し過ぎよ。そんなに気持ち良かった?可愛い♪」

綾花は自分の秘部を指で撫でながら、一に催促を求めた。
一は綾花の濡れている姿を見て、トロトロしていると言うと綾花に馬鹿と言い返された。
四つん這いになった綾花はドキドキした表情で一の肉棒を自分の秘部に挿入させた。
チュプチュプ音を鳴らして自分から喘ぎ声を出す綾花はイッてしまったのを一は確認できた。
一は「綾花の膣内でじっとしてるのも辛いから、動いても大丈夫か?」と質問すると綾花は待って欲しいと言われる。
嬉しそうな顔で綾花は一に催促する。

「今度は…前からして…今度は…金田一君の顔を見ながらイキたいから…」

一は綾花の可愛い顔を見ると真っ赤な顔で素直にうんと答えた。
綾花は興奮した顔で指で自分の秘部を思いっきり広げながら挿入して欲しいと催促する。
綾花は秘部の割れ目に一の肉棒をチュブブと音を立てて挿入させると、真っ赤な顔で身震いする一が見えた。

「…どうしよう…金田一君が入ってきただけでこんなに気持ち良い。」
「…綾花っていつからこんなにエロくなったんだっけ?」
「もう…金田一君の…せい…よ…ああ…」

ジュブジュブ更に激しく音をたてる一の肉棒に、喘ぎ声を出す綾花はどんどん息遣いが荒くなる。
綾花は一に対して質問する。

「ねぇ、金田一君は何故私と付き合う気になったの?ひょっとして顔か体が目当て?」

意外な質問をする綾花に一は本音を語る。

「告白されたときの綾花の泣きそうな顔が可愛かったからだよ。」

綾花はそれだけと不思議がると、一はガッカリする。
綾花は一の事だから深く考えないようにすると、一は逆の質問をしてきた。

「綾花こそどうして俺の事が好きになったのだ?」

綾花も素直に答える。

「金田一君はね…スケベなところとか、普段は優柔不断だし、不器用な所が好きなのよ。」

自分の短所が好きという答えに一は驚いてしまう。
攻守交替し、一は綾花の胸の乳首を吸いながら、ギシギシ音を立ててセックスを続ける。
真っ赤な顔で喘ぎ声を出す綾花をみて、一も興奮が止まらなくなってしまう。
綾花の秘部が締まって吸い付いてくると一は思うと、綾花がもっと強く動いて欲しいと要求される。
余りに激しさの余り綾花は一の腕を噛んでしまう。

「綾花、痛いって…噛まないでくれよ…」
「だって気持ちよすぎておかしくなりそうだもん。私をこんな体にしちゃった金田一君が悪いんだから、責任取りなさいよ。」

呆れた一は責任をとってやめると言い出すと、嫌そうな顔で綾花はダメと言う。
笑ってしまう一は、綾花のわがままな所が可愛いと思ってしまう。
激しいピストン運動により、綾花は奥の方までかき回されて凄いと感じてしまう。

「俺、もう出そうだ。良いか綾花?」

ヌチャヌチャ音を立てながら一は言うと、綾花も真剣な顔で答える。

「射精して…金田一君…!いっぱい…いっぱい私の膣内に射精していいよ。だから、もっと…激しく突いて…私のオマンコも…金田一君と…一緒に…イカせて…!!」

一が「射精するぞ。綾花」と言った途端、綾花の膣内にドクドク射精していくのが解った。

綾花は子宮の奥まで射精を届いたのを感じてしまう。
綾花自身は一が相手なら妊娠しても構わなかったのである。
それはそれで別の楽しみが増えたからだ。
一は綾花が生きている限り死なないと約束をする。
綾花も一が無理に高遠を追いかけないという楔が打ててホッとした。
一が苦しい事や嫌な事が全部丸ごと生きていく糧にして、2人で支えあって、笑い合って、そうやって一と一緒にいたい綾花の願いがやっと成就できたのだ。

「やっと井沢君との約束が守れたわ。」

井沢との約束が知らない一は、一体何の約束だと疑問に思ったが、ある程度予測は出来た。

「綾花、研太郎の約束ってお前が俺を守ってくれと言ったんじゃねぇのか?」

図星だった綾花は照れ隠しで、言い訳すると一は呆れてしまう。
ムッとした綾花は物足りなくてあと3回はセックスをしようと言うと、一も渋々やらざるえなくなってしまった。
最近の体力は綾花の方が有り余っているのだ。
綾花を満足させないと後のお仕置きのほうが遥かに怖かった。






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