入院編
金田一×蓮沼綾花


金田一一はナイフで腹を刺されて病院の個室で入院していた。
原因は黒魔術殺人事件の容疑者である井沢研太郎が自分の家族の敵でもある火祀家への復讐であった。
幼馴染の井沢が最後の標的であった火祀星子を刺そうしたのを一は庇ったから怪我をしたのだ。

今思えば優しい井沢を殺人者への道に行かせてしまった地獄の傀儡子の高遠遥一が許せなかった。
幸い、一の怪我が思ったよりも軽くて数日の入院で済む程度であった。
一は自分自身が悪運が強いなとつくづく思ってしまう。
入院なんかしてられるか、絶対に高遠を捕まえないと考えていると目の前にいた自分の彼女でもある蓮沼綾花が一の手を握りながら心配した表情でこう言う。

「そんな事考えている暇があるなら、さっさと怪我を治しなさいよ。でないと命が幾つあっても足りないわよ。」

一の性格を知っているからこそ、綾花は不安でしょうがなかった。
一は何故、綾花がここにいるのかビックリしてしまう。

「なんでお前がここにいるんだ?」
「美雪ちゃんから聞いたの。金田一君が刺されたのを知って病院へ運ばれて色々心配したんだから。」

綾花は一の幼馴染でもあり、親友の七瀬美雪に事件の真相を聞くと一目散に駆けつけたのだ。
綾花は一が色々な事件を解決しているのは知っていた。
その中には、友人だった千家貴志や和泉さくらなど犯人となっていた事も美雪や村上草太に話を聞いたりしていたのだ。
一が最も憎む相手、高遠遥一の存在も。
無茶をしかねない一に半分は呆れ表情でもう半分は怒りの表情で綾花は釘を刺す。

「私が今日から毎日、金田一君の面倒を見ます。そうでもしないと貴方は脱走して無茶をして高遠って人を探すから、そんな事したら絶対に死ぬわよ。」

一の心を見抜いた綾花に渋々ハイと答えるしかなかった。
確かに今の状態じゃ一はまともに動くのも大変なのは自分でも理解していた。
しかし、高遠をこのままにはしておけないのも事実であった。
これから先、高遠が何人の人を利用し殺害するのか不安でもあるが、今は一人じゃないと考え直していた。
一は綾花の顔を見ると一の事が心配で涙を流しているを見えた。

「高遠って明智警視や剣持警部に任せて、今は事件の事は忘れなさいよ。」

ちょうど、一の専属医の眼鏡を掛けたインテリ風の女性が現れた。
医者は一の現在の状況を話す。

「たいしたダメージもないわね。ただ、金田一君は絶対に安静にしてる事。」

それを聞いて安心した綾花はホッとする。

「そうですか。ありがとうございます。良かった。」

綾花は心配しすぎだと一は言うと、綾花はあんなに出血を見ると不安だったと答える。
女医が手を握り合っている2人の姿を見て、他の部署に出かけるから暫く彼氏を見てて欲しいと言われる。
綾花もハイと答えたら、女医が1時間くらいで戻ると言って去った。
綾花は一のベッドに寄りかかり、抱きついてキスをした。

「…金田一君の馬鹿…金田一君が刺された時、私…心臓が止まりそうだったんだから…」

素直に一も謝る。

「ゴメン。綾花を心配させる事は絶対にしないよ…」

綾花は真っ赤な顔をしながらこめかみに青筋が立っていて一の肉棒を握る。

「まじめな話をしてるのに何でもうこんなカチカチになってるのよ!!」

一の綾花がいやらしいキスをするからと言い訳すると、綾花が逆切れしてしまう。

「人のせいにしないでよ。このドスケベ!」

一は綾花の秘部をパンティーの上に中指でグチュッて音を入れたら、濡れているのが確認できた。
綾花は嬉しそうな顔で、金田一君に触れられたら私はいつだって…と言う。
一は綾花のパンティーを細めるようにして、秘部に食い込ませると綾花は恥かしそうな顔をする。
そんなことお構いなしに一は綾花のパンティーを脱がして、指で秘部をムニィて音を立てて思いっきり広げる。
一の肉棒を舐めているのと一の第一関節がちゅぷぷと音を立てながら綾花の秘部に入ったせいで息遣いが荒くなっている綾花にゾクゾク震えが来てしまう。
一は綾花の愛液を音を立てながら舌を入れながら飲むと綾花は喘ぎ声をあげて痙攣してしまう。

「綾花のここ…いつもと違う味と匂いがする。」

変な事を言う一に綾花は自分の秘部を広げられ、舌で舐められてしまうと恥かしがる。
一は綾花の秘部を舌でチュウチュウ吸いながら、綾花の鳴き声は可愛いなと思ってしまう。

「金田一君のお馬鹿…クリ…ばっか…ら…めえ…すぐ…イッちゃうから…ああ…」

綾花も負けずに一の肉棒を下から丁寧に舐め、ビクビク起ってきた所で口に銜えはじめる。
銜えながらカリの部分を舌でピチャピチャ音をたてると手で優しくコキ始める。
一も人差し指と中指を綾花の秘部にジュブジュブ音を立てて入れると感想を言う。

「うわあ…柔らかで…キュッと締まっていて…指…気持ち良い…」

流石の一も我慢できずに射精をしてしまうと、綾花は一の肉棒を銜え始めて、一がイッてしまったのだろうと予測し笑顔で答えた。

「射精しちゃった…金田一君…いつもより早かったね…今日は私の勝ち。」

嬉しそうな顔で久しぶりだったので、綾花の舐め方がいつもよりもエロいと言うと、綾花は「そうだった?」と不思議がる。

「綾花がHをしてたまらなかった?こんなに濡らしてやらしいエロ綾花。」

カチンと来た綾花は、「人の事をエロエロと言わないでよ」と文句を言いながら、一の肉棒に銜えながら軽く歯をおったてた。
綾花は一の肉棒をまた丁寧に銜えると、にやけながら一を見る。

「金田一君だって…射精したばかりなのにこんな勃起しちゃうエロちんちんのくせに…」

一は我慢できずに綾花に早くしてくれと催促すると、とぼけた顔で綾花は条件付きの提示を出してきた。

「じゃあ10回『愛してる』と言ってくれたら挿入させてあげる。」

一は素直に愛してると10回言うと綾花は内心は喜んでしまう。

綾花は左手で一の肉棒を自分の秘部の裂け目にクチュクチュ音を挿入しながらゾクゾク感を味わいながら素直に答える。

「私も早くしたかったの。…も…やぁ…ぁ…金田一君のおちんちん……かたくて……大き過ぎだよ。」

一は綾花のせいだと熱さの汗を掻くと、綾花は一が怪我しているのを気を使って自分が動くと言い出す。
今回は綾花が一を気持ち良くする番と思っていたらしく、主導権は綾花に任せる事にした。
綾花のモノと一のモノでズブズブ激しい音を鳴らして膣内の肉が擦り合っていくと綾花の方が息遣いが荒くなっていく。
一は綾花の上の服から裸の胸を取り出して揉みながら質問をする。

「綾花の腰の動き凄いぜ…そんなに気持ち良いのか?」

激しいピストン運動を繰り返す快感を覚える綾花は素直に答える。

「うん…気持ちい…い…金田一君のおちんちんが入っているの…気持ちいいの…」

一は両手で綾花の胸を揉みながらキュッと乳首を摘むと、おっぱいが柔らかくて重いと思いながら、「綾花って前からこんなんだっけ?」質問したら綾花は「それは金田一君が揉んだせい」と答える。
一は綾花の乳首をチューチュー口で吸い始めると綾花も喘ぎ声を出しながら激しい音を鳴らしながら挿排を繰り返す。
ジュブジュブ音を立てながら綾花は素直な感想を述べる。

「ふぁぁぁぁ…私…きもちい…い…金田一君は…?金田一君はきもちいい…?」

息遣いが荒い一も素直に気持ち良すぎて綾花の前でとけそうだと言うと、互いに限界が近くなってしまうようだ。
一と綾花を両手を握り合い、一の肉棒は綾花の子宮の奥まで射精をしてしまうと、互いに好きと告白しながらキスを入れる。
綾花は一の肉棒がまた大きくなっているのに気が付くと、一は後ろを向いて欲しいといわれた。
恥かしそうな顔をした綾花がこのまま抜かずにやるの?と質問すると一はこう答えた。

「抜いたらダメだ。綾花の穴から俺と綾花のが混ざって出てきちゃったぜ…」

ビクビク震えている綾花はぬちゅぬちゅ音を立てていると一に繋がっている所を見られると感度が良くなっている。
一は右手に綾花のクリストスを左手に胸の乳首を攻めると気持ちよすぎて真っ赤な顔で我慢できない顔になる。

「ダメ…そんな…したら…イッ…イッちゃうう!」

一は綾花がイキそうになると両手で乳首をキュッと責めながら耳たぶを噛みながらからかう。

「綾花って…乳首とクリをいじったらすぐにイッちゃうよな。やらしい。」

綾花はだってと文句を言おうとしたら、一のモノと綾花のモノをじゅぶじゅぶ音を鳴らしながらキスをし、両胸をまた揉みだす。
2人共限界が来る。
綾花の膣内に射精するよと一が言うと、綾花も気持ち良かったのでやって欲しいと言う。
子宮の奥にドクドク流れる音と感触がしたので綾花は嬉しかった。

「病院の個室だったのにいっぱいイッちゃったわ。金田一君にも沢山射精されちゃった。気持ちいい…」

綾花はこれから一の事件の悲しみを少しでも和らげたいと思っていた。

「金田一君、今度からは美雪ちゃんだけでなく私も同行させてもらうからね。今の金田一君は一人じゃないんだから…」

一はここでダメだと言っても、好奇心旺盛な彼女は絶対諦めないだろうと確信する。
だから、一は忠告だけはする。

「絶対無理はするなよ。俺もお前も死んでは困るからな。」

認めた段階で綾花は喜んでキスをする。

「金田一君、もう一回しようよ。」

一は喜んですると答える。

ー個室の外では女医がイチャイチャしてる2人の声が聞こえ、気を利かせすぎて入れない事を後悔していた。
2時間後、女医も流石に我慢できずに怒鳴り込んできた。


エピローグ

一の退院後、綾花は井沢の事を同情してしまう。
事故とはいえ車の一酸化炭素中毒で自分の家族を失い、更に父親が苦労して貯めた家を建てるお金を4人の人間が盗んだのは決して許されることではなかった。
自分や一には家族がいるから良いものの彼は邪宗館に来るまでずっと1人ぼっちだったのだろうと予想は出来る。
借金の為に誘拐しクロロホルムで眠らせ、雪の車の中に閉じ込める行為は人を不幸にしてまで幸せになろうとした4人には同情できなかった。
綾花は歯にモノが詰まった感じで言いにくかったのだが一に全く知らない井沢の事を質問してみる。

「井沢君って、どういう感じの人なの?」

一は悲しい顔で淡々と答える。

「研太郎は俺にとっては兄みたいに優しい奴だよ。あいつは俺よりも勉強が出来てプログラマーで収入を持っていたしな。」

綾花は高遠のせいで一に幼馴染の彼を犯罪者にしてしまい、追い詰める結果になった事を悔しくて涙を流していた。
一は困った表情で泣いている綾花を優しく諭す。

「綾花、何もお前が泣いて気にする事じゃない。これは俺とあいつの問題だから…」

綾花は高遠の卑劣な行為に納得が出来なかった。
なぜなら、完全犯罪が芸術だと思っている高遠の神経が全く理解できないし、用済みの人を簡単に殺してしまうのが許せなかった。
そして、一が高遠を無理してでも捕まえようとする気持ちが痛いほどよく解る。

「井沢君には復讐以外、何も残ってないじゃない。家族もいないし、誰も彼を支えてくれる人なんて誰もいないなんて…」

一は興奮する綾花の肩を抑えて、真剣な目で綾花を見つめながら語る。

「いや、血は繋がってはいないとはいえ、俺と研太郎は義兄弟みたいなもんだ。」

綾花は一の言葉でいかに2人の絆が深いか理解できた。
身内でもないのに心配する姿を見て、一の器量が凄いと関心してしまう。
刑務所に着くと井沢の面会しようとしたら、綾花が意外な発言をする。

「今回は私が代わりに面会します。金田一君の言いたいことは全部伝えるわ。」

綾花は幼馴染と優し過ぎる一に質問させるのは酷だと思い、代役を自分から名乗り上げた。
一はやはり自分が面会しようと言うが、綾花の睨む目を見て気が変わった。
やはり伝えた方が良いと考え直す。
伝えたい内容は、まだ星子の事を恨んでいるかの事、星子はあの見せ掛けのギスギスした家族関係に嫌気が差して自由になりたかった事を綾花に説明した。

井沢は面会に呼ばれ、一だろうと思ったら、見知らぬ綾花が出てきて驚いてしまう。

「えっと…君は?」

動揺している井沢に冷静な態度で綾花は話す。

「はじめまして、貴方が井沢研太郎君ですか?私、金田一君の代理で来ました蓮沼綾花です。」

徐々に理解してきた井沢は、一の彼女だと感付いてしまう。
それは、七瀬美雪の態度で充分理解した。
美雪と一の関係が恋人同士よりもなぜか姉弟にしか見えなかったからだ。
あらかじめ、綾花は一が伝えたかった事を一部始終話すと、肩の荷が下りた顔をする。

「金田一に伝えてくれないか?こんな家族のいない俺でも心配してくれる奴がいるなんてありがとうと…」

その事を承知した綾花に井沢は頼みを入れる。

「頼める筋じゃないが、君がずっと金田一と一緒にいてくれないか?あいつ1人だといつも無茶するから、危なくてその内下手すると死ぬかもしれないって…」

一が高遠に殺されるかもしれないのを井沢は本当に心配していた。
綾花は彼の態度を見て、やはりそうだと思ってしまう。
一が面会していたら、まず、彼がこう言う事は絶対に喋らないだろうと予想は出来る。
無鉄砲な一は絶対に高遠を追い詰めようとするが、返り討ちにあい、殺される可能性が極めて高い事。
熱くなった一の頭を冷やさせるには、誰かが補助しなければならなくなる。

「解りました。私が金田一君と一緒にいます。」

綾花は喜んで決意を見せると、井沢はすまないと謝る。
綾花自身は最初からその気だったから別に構わなかったのである。
綾花は面会が終わると、一と合流したら、「一緒にご飯食べに行かない?」と誘い出す。
もちろん、綾花が奢ると言うと一は喜んで一緒に行くと答える。

「なにか綾花、良い事でもあったのか?」

嬉しそうな表情で綾花はうんと答え、一の腕を組んだ。
一自身は気付いてないが、一を心配していた人間がここにもいたのを綾花は理解できた事が収穫だった。






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