美雪と竜二、夏祭りの夜に
佐木竜二×七瀬美雪


夏は女性を解放的にすると言われている。金田一はじめはこの夏、幼馴染の七瀬美雪との
関係を一気に親密なものにしようとある作戦を考えていた。

「……み、美雪!」
「なあに?はじめちゃん」
「こ、今夜ヒマか?」
「今夜?特に何も無いけど……」
「だ、だったら今夜――」

はじめの作戦とはこうである。今夜不動山神社で夏祭りが行われる。そこに美雪を誘い、
二人きりでムードを高める。そして打ち上げられる花火をバックに二人は唇を交わす。
その後、小旅行に出かけていて両親不在の自宅に美雪を連れ込み、二人は長年温めていた
愛を成就させる――
――はずだったのだが。

はじめは美雪との待ち合わせ場所である不動山神社の石段前で美雪を待っていた。ただし
一人ではない。はじめの後ろに男の影があった。

「――なんでおまえまでついて来るんだよ!佐木2号!」
「七瀬センパイに呼ばれまして。カメラマンとして」

影の正体は佐木竜二であった。写真撮影係として美雪に呼ばれたという。
はじめの心中は穏やかではない。わざわざ佐木を呼んだという事は脈は無いのか?いや、
なんとか佐木をまいて二人きりに持ち込めば……それから……ああして……こうして……。
はじめはサイフの中のコンドームを何度も確認しながらデートプランを反芻した。

やがて二人の目に石段に向かって駆けてくる美雪の姿が見えてきた。
見れば浴衣姿である。

「……ごめんなさい。ちょっと手間取っちゃって」
「美雪、遅い、ぞ……?」

はじめは美雪の浴衣姿を見て思わず声を詰まらせた。
まず目につくのは浴衣の襟元からのぞく豊満な胸の谷間である。美雪が無防備に身体を
曲げてハァハァと荒い息をついているため、はじめの目線からは美雪の胸の谷間が見放題
であった。美雪の呼吸に合わせて豊かなバストが揺れる。ここまで走ってきたためだろうか、
たわわな乳房に珠の汗が光っている。肌にぴっちりとした浴衣は乳房全体の形がくっきりと
判別できるため美雪の釣鐘型のバストの形が浮き出ている。

「……ゴクッ」

生唾を飲むはじめ。
ほどよくくびれたウェストから視線を下に移せば、美雪のムッチリと量感のあるヒップが
目に入る。見るものの目を引き付けてやまない艶やかな浴衣姿であった。

「はじめちゃん?」

どうしたの?という風に美雪が尋ねる。
はじめはテントを張った股間を隠すように前かがみで立っている。

「な、なんでもねぇよ。先に行けよ。後ろをついて行くから
「?変なはじめちゃん。行こう、竜二くん」
「はい、七瀬センパイ」

先頭に美雪、その横に竜二、やや後ろを前かがみになったはじめという並びで石段を登る。
はじめは心を落ち着けるために深呼吸した。

「すう、はあ。すう、はあ。すう、……ぶはっ!」

はじめがふき出してしまったのは美雪が石段を登る後姿を見てしまったからだ。
美雪が石段を上がるたびにちょうどはじめの目線の高さで美雪の桃尻がプリプリと揺れる。
はじめは美雪の臀部を凝視した。
はじめの眼前で美雪の豊満なヒップが揺れる。
そのヒップに浮かぶパンティの形は……透けて見えない!まさかノーパンか!美雪は
浴衣の下には下着を着けない派なのか!?はじめの心は数多の妄想によって千路に乱れた。

--------------------ここからはじめの妄想--------------------

俺と美雪はお邪魔虫の佐木をまいて夏祭りを二人で楽しみ、不動山の一番景色のいい場所で
二人きりになる。見つめ合う二人。高まるムード。二人の距離が、心も、体も、近づいてゆく。

『はじめちゃん……』
『美雪……』

俺達は満天の夜空に打ち上がる花火をバックに唇を合わせる。恋人同士がするような深いキス。
美雪は上気した顔を俺に向ける。

『はじめちゃん……私、今夜は……帰りたく……ない……』
『俺もお前を帰したくない』
『はじめちゃん……』
『美雪……』

美雪を自室に連れ込んで、乱暴にベッドに押し倒す。
きしむベッド。美雪の身体が揺れる。

『恥ずかしい……はじめちゃん、電気消して』

蛍光灯を消した俺は美雪の浴衣の胸元をはだける。
月の明かりの下、美雪の豊かなバストがあらわになる。
俺は美雪の豊満な乳房の頂に狙いをつけると、唇をすぼめてそっと口付ける。

『はあっ……はじめちゃん……』

美雪は俺の体の下で小さく喘ぐ。たちまち張り詰める美雪の乳首。
俺は反対の乳首も口に含み、舌で舐めて育て上げる。
美雪は潤んだ瞳で見つめてくる。
俺は美雪の浴衣の裾をはだけて、美雪の下腹部を月明かりの下に晒す。
美雪は恥ずかしそうに身をよじる。

『……はじめちゃん……私の初めて、もらって……』
『美雪……っ!』
『はじめちゃん……っ!』

二人は一つになる。
俺のペニスが美雪のあそこに包まれる。
それはオナニーなんかとは比べ物にならない快感。この世にたった一人だけの運命の相手。
愛し愛されるもの同士が結ばれるという肉体的、精神的な充足感。

俺はヴァージンを失ったばかりの美雪を気遣いながらゆっくりと腰を進める。

『はじめちゃんっ』
『美雪っ』

俺と美雪は名前を呼び合いながら互いの性感を高めてゆく。
やがて二人は限界を迎える。

『美雪ぃっ!』
『はじめちゃんっ!』

二人は固く抱き合いながら絶頂し、どちらからとも無くキスを交わす――

--------------------ここまではじめの妄想--------------------

ヒュ〜……ドドーン!!!パラパラパラ……。

「……はっ!?」

一人妄想に浸っていたはじめは打ち上がる花火の音で現実に立ち返った。周りを見ると
一面の人の海である。美雪の姿が(ついでに竜二の姿も)見えない。はぐれてしまったのだ。
まずい!このままでは計画が!脱・童貞が!はじめは美雪を探すために人波に
向かって走り出した。

一方その頃。美雪と竜二は不動山神社の裏手にある高台にいた。ここからは不動山市内が
一望でき、また打ち上がる花火も正面にとらえられるという絶好のスポットであった。
二人は夜空に次々に打ち上げられる花火に見とれていた。

「綺麗ね……」
「そうですね……」

ふいに竜二はデジカメを美雪に向けてシャッターを切る。

「やだ、竜二くん。私なんか撮ったって……」
「いいえ。花火を見る七瀬センパイの横顔、とても綺麗でした」
「竜二くんたら……」

どきりとした。満天の夜空に打ち上げられる花火をバックにして、告白めいた竜二の言葉に
美雪の胸は妖しく高鳴った。
辺りに人影は無い。二人きりである。
美雪は竜二をそっと木陰に誘う。

「竜二くん……エッチしようか……」

美雪が浴衣の裾をたくし上げ、夜目にも白い太股があらわになると、二人の間に淫らな空気が流れる。
竜二はゴクリと生唾を飲んで、デジカメを地面に置いた。

美雪がするりするりと浴衣の裾をまくり上げていく。
すらりとした美雪の長い脚が、ムッチリとした白い太股が竜二の眼前に晒される。
美雪が腰上まで浴衣の裾をたくし上げると、布面積のきわめて小さなビキニタイプの
パンティがあらわになった。その背面はTバックの形状になっていた。
美雪が恥ずかしそうに身じろぎする。

「このパンティだと下着のラインが目立たないの……でも恥ずかしい……そんなに見ないで」

見るなと言われても竜二の目は美雪のTバックに釘付けとなっていた。
前面は布面積が小さく美雪の恥毛が上部よりはみ出している。そして肝心の部分はというと、
布地が淫裂に食い込んでワレメの形がクッキリと見えてしまっている。
背面はまさにヒモ状で、美雪のぷりんぷりんの桃尻が完全に露出している。良く見れば、
美雪の可愛らしいアナルのすぼまりや、見えてはいけない花びらまでもがわずかにのぞいていた。
そして美雪の淫裂からは、早くも愛液が分泌され、その小さな布地に染みをつくっている。
竜二の鼻腔を果実のようなかぐわしい美雪の性臭が刺激する。

「七瀬センパイ……綺麗です……」

竜二が美雪のパンティの布地をずらして、ヌラヌラと濡れ光る淫裂に顔を近づけていく。
竜二の舌先が敏感な肉芽に触れると、美雪が小さく声を漏らす。

「んっ……」

竜二はかまわず舌を伸ばして美雪の秘芯をレロレロと愛撫する。
ピンと立った美雪のクリトリスを舌でねぶり、舌べらで小陰唇を擦るように舐め立てる。
膣の入り口をチロチロと舌先でくすぐったかと思えば、唇をすぼめて淫核を吸い上げる。

「んはあっ……竜二くぅん……」

美雪が甘えたような声を出す。何度と無く体を重ねた竜二には美雪が何を求めているのか
手に取るように分かった。
竜二は立ち上がるとズボンのファスナーを下ろして半立ちのペニスを取り出す。

「ああ……オチンチン……竜二くんの……」

美雪が竜二の足元にしゃがんでそのペニスに手を伸ばす。

「竜二くんのオチンチン……はむ……じゅぷ……んん……」

美雪は竜二の汗臭いペニスを何のためらいも無く口に含むと、おもむろに顔を前後に動かし始める。
じゅっぷじゅっぷじゅっぷ。タップリと唾液を含んだ美雪の咥内で竜二の肉棒がしごき上げられる。
美雪の唇の端から唾液が糸を引いて垂れ落ちる。

「……んぐ……ちゅぶ……ぷは、ふふふ。竜二くんのオチンチン、こんなに大きくなった……」

美雪は完全に勃起したペニスを口から出すと、ちゅっちゅっちゅっと亀頭から竿から根元まで
キスの雨を降らせる。

「七瀬センパイっ」

竜二は美雪を立ち上がらせると、手近な木の幹にその身体を押し付けた。
竜二が美雪の浴衣の胸元をはだけると、ブラジャーに包まれた美雪の88センチのバストがまろび出る。

美雪はブラジャーを胸上にずらすと、その釣鐘型の乳房を竜二の眼前に晒した。
口内に唾液を溜めると、それを竜二のペニスに向けてタラーッと垂らす。
そして両手を使って唾液を竜二のペニスにまんべんなく塗りこむと、滑りのよくなった
肉棒を豊かな胸の谷間にはさみ込む。
じゅっぷ。じゅっぷ。美雪の豊満な胸の谷間から空気が漏れ出る音が立つ。暗闇の中、
竜二のペニスに対する美雪の乳奉仕が続く。

「ふふ、じゅぷじゅぷっていってる。セックスのときの音みたいだね」

美雪が竜二のペニスをしごきながら顔を上気させる。
豊かな胸を使って竜二の肉棒をしごき上げながら、竜二とのセックスを想像して股間を濡らす。

「七瀬センパイ……そろそろ……」

美雪は竜二に促され、立ち上がって木の幹に右手をついた。
左手で浴衣の裾をまくり上げる。
竜二は美雪のパンティの布地を横にずらすと、すでにヌルヌルに潤っている淫裂にペニスをあてがう。
ペニスの先端が美雪の濡れた膣口に接すると、くちゅり、と粘っこい音が立つ。
そのまま腰を突き入れる竜二。

「あっん……竜二くんのオチンチン……はいって、くる……」

竜二の長大なペニスの挿入感に美雪は背筋をわななかせる。
ぴっちりと閉じた美雪の膣道を押し広げながら侵入してくる竜二のペニス。
その圧倒的な存在感。美雪はため息をつく。

「はあぁ……竜二くんのオチンチン……おっきい……」
「動きますよ、センパイ」
「うん……動いて……して……」

竜二は美雪の美尻を両手でつかむとおもむろに腰を突き入れ始めた。
ずっちゅ、ずちゅ、ずっちゅ、ずちゅ。人気の無い林の中に淫らな水音がこだまする。
半ばまでペニスを引き抜くと、美雪の膣肉が名残惜しいかの様に肉棒に絡み付いてくる。
そこから腰を打ち付けると、二人の結合部分からぶちゅぶちゅと空気の漏れる音が聞こえる。

「はぁ、ん……気持ちいい……竜二くん……もっと動いて……」
「はい、センパイ」

竜二は美雪の腰を両手でつかむと、ピストン運動の速度を上げ始める。
ずっちゅ、ずっちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ。
美雪のはだけた浴衣からのぞく胸元が淫らな朱に染まり、首筋を珠の汗が流れる。
豊かな乳房が竜二の突き込みに合わせてユッサユッサと揺れる。

「ふあっ、あっ、あっ、竜二くんっ、気持ちいいっ」

美雪が鼻を鳴らす。
竜二は気を良くしてさらに腰の動きを早める。
ずちゅっずちゅっずちゅずちゅずちゅずちゅ!
ブルンブルンと跳ね回る美雪の双球。飛び散る汗の飛沫。

「んああっ!イイ!竜二くん!いいよぉ!気持ちいいよお!」

美雪が辺りをはばからない嬌声を上げる。

美雪は木の幹に両手をついて美尻を竜二に預けている。
その腰をガッチリとつかんでペニスを突き込む竜二。
美雪の膣の入り口からはぶちゅぶちゅと音を立てて愛液が飛沫となって飛び散る。
かぐわしい美雪の性臭が竜二の鼻をつく。

「はああっ!気持ちいい!イイ!イイ!すごくいいのぉ!」
「センパイの気持ちいいトコロっ、ここですよねっ!」
「はああああっ!」

竜二が美雪の膣の浅い部分、淫核の裏側を出張ったエラでえぐるようにしてやると、
美雪はピンと仰け反って形の良い背筋を緊張させた。
美雪の頬を随喜の涙が伝う。

「そこ!そこぉ!そこがいいのぉ!もっとっ、もっとしてえ!」

美雪が竜二を振り返りって気持ちいい部分への責めをおねだりする。
竜二は美雪のその部分を集中的に責めた。
ずっちゅずちゅずちゅ!ずちゅずちゅ!
白濁した美雪の本気汁が二人の結合部分からタラタラと糸を引いて垂れ落ちる。

「ふぁあっ!気持ちいいぃ!気持ちいいよぉお!」

たくましいカリの裏でクリトリスの裏側を擦られるたびに涙を流してよがり狂う美雪。
端正な顔立ちを喜悦にゆがめて竜二の責めを受け入れている。

竜二はユサユサと揺れる美雪の生乳を思う様揉み込んだ。
形の良い白い乳房が竜二の掌で形を変える。
豊かなバストを揉み上げ、ピンと張り詰めた乳首をこねくり回す。
美雪は顔を涙と鼻水とでぐしゃぐしゃにしながら悦んでいる。

「んああああっ!おっぱいもっ!ちくびもっ!気持ちいいっ!」
「センパイっ!僕っ、そろそろっ」
「だっ、大丈夫だからっ、今日は大丈夫な日だからっ、だからっ!膣内(なか)に出してぇっ!」

涙を流してよがりながら膣内射精(なかだし)をおねだりする美雪。
竜二は美雪の腰をグイと引き寄せてひときわ膣奥を突き上げると、その体内で射精を解き放った。
どぴゅうっ、どぴゅ、どぴゅるるる。
美雪の中で竜二のペニスが爆ぜ、鈴口から精液が勢い良く飛び出した。
胎内を白く汚し、肉ひだにネットリと膜を張ったように絡みつく竜二の精液。

「あ゛ああーっ!」

獣のような声を上げて絶頂する美雪。
膣肉がキュ〜ッと収縮して竜二のペニスから精液を吸い上げる。

「ふう、うぅ……」

竜二が一息ついて肉棒を引き抜くと、粘っこい精液が美雪の淫裂との間に白い糸を引いた。

その頃はじめは――

「美雪(と佐木2号)のヤツ、どこ行ったんだ。まったく……」

いまだ人ごみの中をさまよっていた。
すると。

『――不動山市よりお越しの金田一はじめくん……』
「な、なんだ!?」
『お連れの方が迷子センター前でお待ちです。繰り返します……』
「なに〜!?俺が迷子〜!?」

顔を真っ赤にしながら迷子センターに掛け付けるはじめ。
迷子センターでは美雪と竜二が首を長くしてはじめを待っていた。

「もう、はじめちゃんたら。いい年して迷子になんかならないでよ」
「お、おれはだな……」
『ジ〜……』

プリプリと怒る美雪と顔を赤くするはじめの姿を竜二のデジカメがとらえていた。
とある夏の出来事であった。






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