鏡の中の美少女
村上草太×七瀬美雪


「それでは、最後に会長、何か一言ありますか?」

呼び掛けられた少女は窓の外を見るのに夢中になっている。

「七瀬会長?」
「美雪っ、呼ばれてるよ?」

隣にいた同学年の親しい女子に知らされ慌てて美雪は答えた。

「いえっ、特に何もありません」

進行役は怪訝な顔をしつつ締め括る。

「では今日はこれで解散します。次の生徒会定例会議は――日です」

会議室から堅苦しさが消え談笑が始まった。
上級生のある男子生徒が、帰り支度をしてる美雪に話し掛ける。

「七瀬さんが会議中にボーッとするなんて珍しいな」

との指摘に

「すみませんでした先輩」

と美雪は礼儀正しく頭をさげた。
先程美雪の隣にいた少女が何気なく窓の外を見やると、あるクラスメートの姿があった。

「あー、成程…ダンナを見てたのか、このこの」

その場にいた男子が一斉に振り返る。

「え…何?ダンナって?」
「知らないの?七瀬さんの彼氏。二年の村上くんだっけ?」

別の上級生の女子が丁寧に教えてくれた。

えーーっ

場が騒然となった。知らぬ者の方が多かったらしい。
特に男子は何故か挙動不審になる者が大半だ。

が、美雪には周囲の雑音は聞こえていない。
窓から乗り出し、校庭の人物に熱いエールを送る。

「草太くーーん!ファイトッ」

下で友人とサッカーをしていた草太が仰天して振り返る。
会議室に美雪がいる事は知っていたが、窓を見た草太は更に仰天した。
ほぼ全ての生徒会役員までが窓に集まり自分を注視していたからだ。
特に男子からの視線には云い知れぬ殺気を感じる。

な…何で皆、俺を見てるんだ?

途端に動きがぎこちなくなる草太だったが、はたと美雪が見ている事を思い出した。
ワントラップしたボールを、ゴールからかなり離れた位置から放つ。
ネットに突き刺さったボールに美雪が黄色い声をあげた。

「きゃーっ!ナイスシューッ!!」

だが、シュートを決めたハズの草太は何故か味方からタコ殴りされていた。

「このヤロー死ねっ!」
「見せつけやがって…彼女のいない男の身になれっ!このっ草太っ」
「バカ、やめろって」

気恥ずかしそうに手を振る草太に美雪はとろけそうな顔で手を振り返す。
そそくさと鞄を手に取り、美雪は友人に声をかけた。

「じゃあね!また明日」
「はいはい、早く行ったげなさい」
「うん!」

笑顔で走りだす美雪の姿が男子生徒を更に絶望へ追いやった。

「嘘だろ…七瀬先輩が…」
「うう美雪ちゃん…マジかよ〜」

一年から三年まで幅広い男子達の悲鳴は美雪には聞こえなかった。


いつものように二人は手を繋いで仲睦まじく下校する。
隠してるつもりはないのに未だに驚かれる二人の交際だった。

「ゴメンネ草太くん…いつも会議終わるまで待っててもらって」
「全然構わないよ」
「来年は受験だし生徒会は今年でおりるから、それまでご迷惑おかけします」

美雪がぺこりと頭をさげる。

「はは。了解です」

飾り気のない草太の笑顔を美雪は艶めいた表情で見つめた。

あ…

美雪の不意打ちの熱い視線は未だに草太の心臓を壊す。

「き…今日さ俺塾ないんだよね…」
「知ってる」
「…キミと居たい…って事も?」

美雪は答えず、ただギュッと草太の繋いだ手を握る。
草太もその手を強く握り返した。


草太の家に到着した二人は玄関をあがり、彼の部屋に向かう。
ブレザーを脱ぎながら草太が美雪に聞いてくる。

「シャワー浴びていいかな?さっき動いたら汗かいてさ」

だが美雪の返事はノーだった。きょとんとする草太。

「へ?何で?」
「何でって…バカ…」

よくわからないが美雪はご機嫌を損ねている。

う…うーん?

「キミがイヤじゃないなら俺はシャワーは別に…ウッ?」

草太が云い終わる前に美雪が抱きつき彼の唇を塞ぐ。

…んっ…ちゅうっちゅううっ…

美雪を抱きとめ口づけを受け入れる草太。
美雪の積極的な舌を、草太も負けじと絡め取ってくる。

「草太くん…あふん…んむっ」
「七瀬さん…れろれろ…はぁ…」

二人が唇を離すと、つうっと糸がひいた。
美雪はもう一人では立っていられないらしい。
彼女を抱き上げベッドに運ぶ草太。

「つい最近したのに…もう欲しくなってくれたの…?七瀬さん」

美雪をベッドに下ろしながら問い掛ける。
美雪は恥ずかしそうにコクンと頷いた。
草太の部屋には頻繁に来ているが、その都度セックスに耽っている訳ではなかった。
毎日欲しいとは心で思いつつも互いが理性でストップしている。
だが始まってしまえば、もう止まらない。

「…七瀬さん」
「二人きりの時は美雪って云ってよ…」
「み…みゆ……き」
「むっ」

学校で呼ぶのはまだ恥ずかしいからと草太が云うから、二人きりの時だけと譲歩してるのに。

「草太くんて…終わった後しか美雪って、ちゃんと呼んでくれない気がするんだけど」
「ブッ!そ、そんな…人聞きの悪い」

…確かに感極まった時じゃないとスラッと云えないんだよな…トホホ…

ご立腹の美雪を取り繕わない訳にもいかないので草太は言葉を探した。

「だって…同じ名字になったら七瀬さんとは呼べないだろ?
美雪って可愛い名前を呼ぶ機会は…これから何十年もあるんだから…さ?」

草太はタラシの素質があるのかもしれない。
少なくとも美雪のスイッチは完全に入ってしまった。

「草太くん…!」

がばっと美雪が草太を押し倒す。

「のわっ」

嬉々として草太のネクタイとワイシャツのボタンを外してゆく。

「ちょ、こらっ、七瀬さん」
「私がするのっ…」

最後まで…?うれしーけど…辛いんだよな案外…

草太の微妙な男心を無視して美雪が胸元をまさぐってくる。

「うっ…」

草太くん…今の声やらしー…

ちゅっ…ぴちゃぴちゃ…ちゅっちゅっ…

胸板をうっとり舐め回す美雪の頭を草太が撫でてやる。

「汗臭くない…?俺?」
「それがいいの…チュパッ」

…もう聞かないでおこう…何か立ち直れなくなりそうだ…

美雪の手が大好きな場所へと伸びる。
既に半勃ちのソコをズボンの上からやさしく撫でた。

あうッ…

草太の悦びが指先に伝わってきて美雪をさらに興奮させた。

「好き…草太くんっ…」
「ス…ストップ!」

美雪は悲しそうな顔をした。

全くこの娘は…

草太は身体を起こして、美雪のベストとブラウスを脱がせてやる。
美雪は恥ずかしそうに聞いた。

「…呆れた?私のコト…」
「?そんなコトないよ」

セックスに夢中な美雪と違い、草太は美雪の制服を汚さないように気遣ったり声や音に配慮したりと
細やかな一面があった。
だからこそ美雪は周囲を気にせず、どんな場所であれ行為に没頭できた訳だが。
美雪としては草太にこそ場所をわきまえず求めてきて欲しいのに。

「…いつか草太クンから外で…求めさせちゃうから」
「え?今なんて?」
「ふふ、なんでもなーい」
「?」

制服を着たままパンティだけを脱ぐようなセックスも興奮だが、今日は二人とも生まれたままの姿になった。
草太の器官を奉仕しようとした美雪に草太はシックスナインを要求する。

「…お尻の穴まで見えちゃうから嫌なのよね…あれ」

おうっ。ずきんっ。

つ…辛いんだから台詞でまで来させないでほしいな…

「?」
「何でもないよ…乗って?」

悠然とベッドに仰向けになる草太。その上に美雪が恥ずかしそうに逆さ向きに乗ってくる。
草太のすぐ目の前に美雪の秘めた光景が広がった。

…何時間見てても飽きないよ…

まだ美雪が触れてない草太のムスコが勝手にビクビク反応している。
美雪がむんずとナニを掴むと草太もムスコもビクリとした。

「草太く…ん」

丸々と膨れた亀頭をひと舐めする美雪。

「うっ!」

本来なら一撃後の草太の顔を見てやる所だが、体勢的に無理なのでそのまま続ける。
たっぷり亀頭を舐め、先走りの出口を舌先でこじる。

「うぐっ…」
「草太くん…もっと声だして…お顔見えないから」

興奮したのか激しくしゃぶりつく美雪。

「…くっ!」

ガッと美雪の尻を掴み草太も顔をうずめてくる。

「あんっっ」

美雪の口がペニスから離れた隙に草太は猛然と責めた。
膣口をねっとり舐め回し陰唇を寛げるように舌を入れる。

「んッ…あッ」

甘い吐息に草太は満悦した。
ペニスはむしろ放っといてくれた方が有り難い。
草太に舐められ、すっかり手も口もお留守になっている美雪だった。
すがりつくようにペニスを握り締める手だけが曲者ではあったが。

「七瀬さん…好きだよ」

秘裂だけでなく、ふっくらした美雪の土手から大陰唇に掛けても草太は丹念に愛撫した。

「あんあん…草太くぅん…」

お待ちかねのクリトリスを舌で捏ね回してやると、美雪の手にギュウッと力がこもった。

「おおっ!」
「あン草太くん…はむっ」

思い出した様に美雪が再び草太の矢尻をくわえた。

あっ。な…七瀬さんはしなくても良いのに…あうッ

止めだても出来ず亀頭を隅々まで舐められてしまう。
いつもより汗ばんだ草太のムスコを、いつものように包皮の奥まで味わう美雪。
お掃除が済むと、陰毛が唇につく程、深く根元まで啣えこんだ。
草太の先端が美雪の喉の奥を突くが、今では嘔吐くことも無い。
美雪は真心をこめて草太に愛の奉仕をする。

大好き…草太くん

「な、七瀬さん…!そんなにされたら俺…くっ!」

快感を忘れる様に夢中で草太は美雪を貪った。

「ふぁんっ!草…」

ペニスを浅く啣えた美雪があえぐ。

恥ずかしいほど皮を捲られ裸にされたクリトリスは、美雪の童顔にそぐわない程卑猥に膨張していた。

「そ…草太くんダメッ!ダメェッ!」

ぷりぷりのクリトリスを草太は執拗に舐めてやる。恋人の舌責めに美雪は下腹をびっしょり濡らしていた。

「嬉しいな…そんなにイイの?」

流れるだけに留まらず時折ピュッと飛ぶ美雪の愛液。
草太は口を開けてそれを受けとめる。
美雪が知ったら二度とシックスナインには応じないかも知れない。

「草太クン…私ダメなのぅ…はんっ」

しこしこと、何とか手コキだけは続ける美雪。

「うっ…いいよ、しないで」

美雪の尻をしっかり抱え、逆さのおま〇こを貪る草太。
口の回りが温かな液体でべっとりだった。

「あっあっあっ」

美雪の呼吸が早い。
完全に草太に体重をあずけ、大きな柔らかいおっぱいが草太の腹にムギュッと押しつけられていた。

ううっ…早くイカせないと…

美雪の陰核を口に含み、じゅるじゅると吸いながら、めちゃくちゃに転がした。

「そ、草太くん…イッちゃうったら…!ああ〜〜んッ!!」

刹那、美雪は背中を弓反らせ身体を突っ張らせた。
始まった痙攣を耐えるように、固く草太のペニスを握り締める。

ぎゅうううっ

「ゲッ?待っ…!うっ…!!」

ドクドクドクッ!!

「え…ひゃ?」

ビシャッと草太の白濁が美雪の可愛い顔にふりかかる。

ウゲェッ!!

「んん〜〜」

甘く痺れた身体が何の対応もできないまま、美雪は草太の射精を顔面に受け続けた。

ちょ…俺…やっちゃった…?

最後の射出が終わり、満足そうに萎むペニス。

うわわ……な、七瀬さんに顔射……
くそっ!見たかった…!って、オイっ!!

あわてて身体をずり抜き美雪の方へ回る草太。
美雪は尻を高々と上げたままクタリとしている。
ドロッとした雄汁は顔は勿論、髪にも大量に付着していた。

「…草太くぅん…」

美雪が口を開くと、唇に付着した精液が糸を引き、口に入った。

「……!!!」

草太はとっさに精液を手で拭ってしまう。

「あぷ…」

むしろ余計、顔や髪に精液をなする形になってしまった…気がする。

「〜〜ゴメンッ!ホント、ゴメンっっ…!!」

美雪は草太にティッシュで顔を拭かれながら気持ちよさそうにしている。

「ん…いーよ?私が唇を離しちゃったからだし…ゴメン」
「な…なんでキミが謝るのさ…?あ〜もうっっ俺ホント最低だ…!」

美雪は顔射されてもケロッとしている。
それが余計草太には逆に不憫でならない。

「本当に何て云っていいか…ごめん、七瀬さん」

何だかよく分からないが、草太にやさしくしてもらうのは好きだ。

「気にしないで。嫌じゃなかったから…ふふ、あったかかったよ」
「えーと…怒ってないの?」
「怒ってないよ…草太くんのだもん」

頬を染める美雪を思わず抱き締めてしまう草太。

「んっ草太くん…」
「…好きだよ」「ん…」

草太は美雪を寝かせて何度も何度もキスをする。

「ふぅ…草太くん出しちゃったケドまたおっきくなるの?」
「もうなってるよ…ほら」

隆々とそびえる一物を見せてやる草太。
美雪の下腹がキュンとした。

「やん早い…」
「七瀬さん…男子に早いとかは禁句…」
「もう…エッチ!」

だって…男なら絶対どきっとするって…
美雪を抱きすくめ割れめにぺニスを擦り付ける。

「んっ」「ホラ…七瀬さんのおち〇ちんと俺のおち〇ちんが擦れてるよ?」
「もうやだ草太くんたら…」

美雪の苦笑はスグに艶めいた表情に変わる。

「…ん」
「気持ちいい…?」
「ウン…」

正常位で草太にめいっぱい股ぐらを開き擦らせる美雪。

「はあ…ん」

美雪にみつめられながら草太も何度もおま〇こにペニスを擦り付ける。
ぬりゅっ、ぬりゅっ、ぬりゅっ。

「恥ずかしい…草太くん」
「…俺も」

ていうか…挿れなくてもイケるよ…七瀬さんのおま〇こ…おぅっ…

「ねェ草太くん…もう…」
「欲しいの?」
「…欲しぃ」

媚びるような瞳だった。

「そんなに欲しいの?」

美雪はコクンと頷いた。

ハアハア…か、可愛すぎる…

焦らすなんて芸当は草太には無理である。
それでも最後の質問をする。

「俺の何を欲しいの…?ちゃんと云える?」

美雪は怒りもせず、とろけそうな甘い声で云った。

「…草太くんのおち○ちん美雪のおま○こに下さい」

何度か云わせた台詞に、やはりペニスが痛くなった。

「…七瀬さん!」

美雪の太腿を抱え直し、股間から突き出した棒を一気に美雪の割れ目に押し込める。

「ああん…ッ」

たっぷり濡れた穴にきっちりペニスが挿入されて、草太の引き締まった下腹と美雪の柔らかな下腹が触れた。
きゅうきゅうと男性器を締め付け奥に引き込む美雪の内なる肉。

「うう…今日も凄い…」

他の誰も知らない美雪の体温を味わったのち草太が徐々に動き始める。

ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ。

「ん…草太くぅん…あふ」

たまらなそうに美雪の腰がいやらしくうねる。

「七瀬さんまで動くとスグ出ちゃうんだけどな」
「だ…だってぇ」

「今日も最高だ…七瀬さんッ…ハアハア…」
「草太くん…んっんっ…あああっ」

美雪の咆哮と共に膣内が更に締まる。

「で、出るから…」

草太は一時退却して膣の浅い所をズボズボ抜き挿しする。

はは…なんか、やらしいや…

美雪をまんぐり返し、自身が出入りするシーンをじっくり観察する草太。
美雪はよがりながらも、浅い場所に物足りなくなったのか尻を振る。

「ウゥンッ…草太クン、もっと深く…ぅ」
「ほい」ズボッ!!

一気に押し込まれる美雪。

「っくぅ…っ!?」
「っ…だってキミが…云ったんだよ」

今度はきっちり根元まで挿入したまま、亀頭の先端で子宮口を擦る。

「ひぁん…草太くん極端…でもイイッ!」
「ハァハァ…こりこりして気持ちいいよ…七瀬さん」

撹拌すると美雪が、うっと仰け反った。
それを契機に草太が再び抽送を開始する。

ズコッ、ズコッ、ズコッ。

「んん…」

草太の枕をきつく掴む美雪。
腰を打ち付けながら草太はユサユサ揺れる美雪の乳房を愛撫する。
張りと弾力のあるバストは寝ていてもボリュームに変化はない。
形の良い美雪のバストは、その形を維持してるのが不思議な程揉むと恐いほど柔らかかった。

「草太くん…おっぱい気持ちいい…あんっ」
「うん、一杯マッサージしてあげる」
「おま〇こも気持ちいいよ…はぁん」
「う、うん…少し飛ばすか…」

パンッ!パンッ!パンッ!

「激しい〜…あぁん…」

…そんなにうれしそうな顔しないでよ…七瀬さん…

美雪と交わった部分がとろけてしまいそうだ。
溶けてないか確認する様に、草太はめいっぱい美雪を突いた。

「あんっ、あんっ、あんっっ」
「七瀬さん…好きだよ…好きだ…ああ…」

大きな乳房にむしゃぶりつく草太。
母乳の出そうな存在感は学校中の男子の憧れの的だ。

「あん草太くん…っ」

美雪の目を見ながら勃起した乳首を舐めてやる。
官能が増したのか、美雪がエッチにおま〇こを擦りつけてくる。

「こら。イッちゃうよ…七瀬さん」
「私…草太くんが大好き…」
「う…うん」

今更照れる草太を美雪はもっと好きになりそうだ。

ヌチュッ、ヌチュッ、ヌチュッ。

ぬめった肉棒が何度も美雪を出入りする。

「草太クン…あはぁっ…」
「イイよ…七瀬さん…世界一だよ…」
「草太くんが何度も私の中に…ハァハァ…うれしい」

草太の雁太のペニスが美雪の膣内を何度も往復する。
その都度かずのこ天井がエラ奥に引っ掛かり草太をピクピクさせた。

「くっ…」

美雪はと云えば、草太の太い雁首が出ていくたび、内臓を掻き出されるような快感に悶絶した。

「もっと…草太クンもっと!」

美雪が、がしっと草太を蟹挟みした。

草太が腰を振ろうにも逆効果だったが美雪は気付かない。

「あぁん…そこぉ…」

自分からグリグリと、良い所を擦り付けてくる美雪。
その場所を責めてやりながら草太は美雪の唇を吸う。

「ちゅっ…ちゅっ…ちゅぱ…っ」

彼が舌を入れると美雪は待っていた様に吸ってきた。
フェラチオする様に草太の舌を何度も吸って舐める美雪。
しばらく堪能してから草太も美雪の口腔をねぶり回した。
生暖かな唾液が美雪の喉の奥に流れ込む。

男の子と平気でこんなコトできるなんて…私って淫乱だったんだ…

「?どうかした?」

キスのおろそかになった美雪を草太が訝る。

「なんでもない」

再び草太のディープキスに応じる美雪。

「はふ…草太くん…ずっと好きでいてね」
「当たり前だろ…?」
「だったら…私を好きにしていーよ」

美雪は幸福そうな笑みをうかべた。

もうしてる気もするけど…

と思いつつ

「じゃ…出してもいい?」

そろそろ限界の草太が聞いてくる。

「我慢してたの…?」

そんな風には見えなかったので美雪は驚いた。

「はは…俺の我慢は挿れてスグからだよ?」
「ふふ…もう」

草太の射精を膣奥に受ければイヤでもイッてしまう美雪なので草太が我慢する必要は無いのだが。

「イッていいよ…草太くん」
「七瀬さん…ハァハァ…」

かたく抱き合い最終章に突入する二人。

「ううっ…美雪…好きだッ!」

激しい打ち付けに草太の尻までがブルッブルッと揺れる。

「うぐっ…草太くん、スゴいッ!」

美雪の膣が強く締まる。

「うっ。まずい」
「草太クン、いいの」

まるで王子様でも見つめるような美雪の瞳。
ミス研部室や校舎で、美雪は場所を憚らずこの瞳で見つめてくる時がある。

…俺がどんなに困るかも知らないんだから…

草太の激しい突き上げを美雪はすべて受け止めた。
締まりの良い膣を草太が満たすたび、生温かい愛液が押し出されて互いとシーツを派手に濡らす。
だが草太の腕の中にいると、もうどうでも良かった。

「草太くん…奥に…。私の一番奥に出して…!」
「美雪……くうっ…だ、出すぞ!!」

最後のひと突きを草太が穿つのと、彼の根元が膨らむのと同時だった。
子宮口に到着したペニスが勢いよく精子を注ぎ込む。

どくどくどくどくどくっ!!

「草太くんッ…一杯くるうッ…!!」

びくん、びくんと美雪の身体が跳ねる。
草太の射出を余す事なく子宮で受け止める美雪。
男の証しをたっぷりと注ぎ込まれ美雪は愛された満足感に浸った。

「草…太くん…」

繋がったまま二人は心地好い疲労に身を委ねた。


「草太くん、櫛借りていい?」

衣類を整え、乱れた髪を直す美雪。

「どうぞ、はい」
「ありがと」

髪を梳かす美雪は何だか色っぽかった。

七瀬さんが俺の櫛使ってくれるなんて…どきどき

今だにファン心理が抜けない所がある彼女の恋人。

「…草太クン後ろ梳かして」

えっ。いいの?

鏡の中から美雪が草太を見つめる。
二人とも顔が赤いのは行為直後だからだろうか。

「いつも綺麗な髪だね」

美雪の長い黒髪を梳きながら草太が呟く。

「そ…そう、かな?」
「うん。キレイだ」

臆面もなく思った事を云えるのが草太の場合功を奏する。

「すぐからかうんだから」

美雪は照れながらも、まんざらじゃない様子だ。
櫛を置いて後ろから美雪を抱き締める草太。

「もう…抱き癖ついて困るのは私なんだから…」
「いいじゃん?いつでも俺が抱っこしに来てあげる…それじゃダメ?」
「そんな事云ったら教室でさせるから。草太くんより私の方が羞恥心ないのよ?」

草太の手に指を絡めてくる美雪。

「そんな事ないと思うけど」
「明日証明してあげるわよ」

鏡の中の美少女は小悪魔な微笑を浮かべている。

……う…まぁ良いけどね……

「好きにして下さい」
「はーい。じゃ…目を閉じて草太くん」






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