村上草太×七瀬美雪
季節は移ろい、町はすっかり秋めいてきた。 今年も不動高校に文化祭の季節がやってくる。 「もー!はじめちゃんたら、また何処にもいないし」 「最近全くミス研に顔出さないよね、アイツ」 部室の飾り付けをしながら草太が云った。 「無理矢理部員にされたと思ってるから。それにしたって、忙しい時に少しくらい手伝ってくれたって」 「いいよ、どれ?俺がやる」 「草太くんにばっかり悪い…」 むしろ俺にばっかり頼ってほしいんだけど…。 「お安いご用だから」 「…ありがとっ!じゃ一緒にやろ?」 うれしそうに草太の隣に座る美雪。 どきんどきんどきん。 …ダメだ、やっぱり一生慣れそうにないよ… …一生…か… 「ん?」 至近距離でみつめられ草太は赤面してしまった。 「き…今日が追い込みだろ?俺付き合うからさ」 「でも、帰るの夜になるかもよ?」 「それなら尚更、キミを一人で残すワケにいかないよ」 もう…さらっとトキめかせるんだから… 「?」 「草太くんは心配性だもんねっ」 …心配しない方がどうかしてると思うけど…もっと自分がカワイイって自覚持ってくれないかな… 「…草太くん」 「うん?」 「…終わったら…私、ご褒美あげるね」 「あはは、いいよ、そんなの」 「…ひどい、せっかく勇気出したのに…」 ぷいっと、そっぽを向く美雪。 「な…七瀬さん…」 美雪の態度に、ご褒美の内容を今理解した。 「も…もらうよ!!全部っ!!」 「…ふふ、じゃ頑張ろー!」 「ああ!」 そして数刻後― すっかり日が暮れて外はもう真っ暗になっていた。 「ふう…終わった〜っ」 「お疲れさま、七瀬さん」 「草太くんこそ遅くまでお疲れさまっ」 何のこれしき!…それに七瀬さんと一緒にいられるなら…なんて… 「もう皆、帰った…よね?」 美雪が囁くように草太に云った。 「う…うん、…多分」 「…夜の学校って、なんかドキドキするね」 「キミも…?俺も思った…ドキドキっていうか…ワクワクっていうか」 そう感じる最大の理由は当然別にあるのだが。 校舎には恐らく人はいない。 仮にいたとしても、暗幕を張られた部室は外からは一切覗けないだろう。 二人の時間を邪魔されないため、さらに美雪は部屋の鍵をかけた。 ご褒美を待つ草太のズボンは既にテントを張っている。 美雪はクスリと笑った。 「ずっと、させてあげなかったもんね…」 草太の手を握る。 「う…うん…」 「…私が生理の間どうしてたの…?」 草太は黙ってしまう。童貞のように頬を紅潮させて立ち尽くした。 「…自分でオナニーしてたの?」 ふるふると草太は首を振った。 「クスッ…私に操をたてたんだ?」 「そ…その云い方は恥ずかしいよ…」 「ふぅん…?私は草太くんに操、たててるけど?」 「!!!」 だきっ! 「…そんなに抱き締めたら苦しー」 「ゴ…メン」 だが草太の腕は緩まない。 「あ…離して?草太くんっ」 「!どうして…?お、俺が嫌い…?」 「そんなワケないでしょ…?ワイシャツに私のグロスが付いちゃったのっ。早く拭かないと…んんっ?」 つやつやの唇を草太の唇が塞ぐ。 「んむむむ…」 草太の舌が美雪の唇を舐め回す。 「やん…グロスが取れちゃう…」 「そんなの塗らなくたって…キミの唇イカしてるよ…」 誰のために塗ってると思ってるのよ…もう。 半ば諦めたように草太のディープキスを受け入れ舌を絡める美雪。 「七瀬さん…ハァハァ」 唇を奪いながら草太が美雪の尻を撫であげる。 ぴくんっ。 美雪も負けじと草太の股間を擦った。 「うっ」 明らかに草太の方が分が悪い。 「ふふ…待っててね」 美雪は嬉しそうに草太のベルトをカチャカチャと外し、慎重にファスナーをおろした。 …七瀬さんは相変わらず話が早いなぁ… ズボンをずり下ろし、ブリーフの上から勃起したナニを握る。 こけしみたい…草太くんの… 草太の丸々とした大きな雁は、ブリーフの上からでも段差がよく分かる。 ステキ…草太クン うっとり見つめていた美雪がブリーフの染みを見とがめた。 「…これは、なぁに?」 濡れたテントの頂上をつつく。 おう!ずきんっ。 「久々なもんで…」 「しょうがないわね…んっ…」 美雪は、いとおしそうにブリーフの上から先端を舐めた。 げっ!? 可憐な唇がはむようにブリーフの染みを吸う。 ちょっ、ちょっ、ちょっっ!? ずきんっっ! い…いくら何でもッ…ああ… 「ん…」 美雪の唇が何度もブリーフの上から亀頭の丸みを覆う。 ピチャピチャッ…チュッチュッ…チュパチュパッ 下着越しでも美雪の唇と舌の感触は最高だった。 で…でも、昼間小便したし…男はアレを拭かないでパンツに収めるのに…うう… 考えただけで目眩がした。 女の子だから知らないのか…?云った方がいいのか?? 「そんな…コトしちゃ…ダメだよ…七瀬さん…」 汚れたブリーフを美雪に舐めさせたいなんて、考えた事もない。 すまない気持ちの方が強いのに、草太のムスコは痛いほど反応してしまう。 「んっ…草太くん…ハァハァ」 美雪の熱い息が辛い。 「七瀬さん…お願い…離れ…うっ?」 ビクンッ! …ウソだろ?もう!?…うぐっ!! ビュルッ!ビュルッ!ビュルッ! 「え…?…ウソ?」 美雪の驚いた声に草太の頬が燃える。 パンツの中にタップリ射精したムスコが急速に縮んでいく。 生あたたかな感覚がブリーフの内部を支配した。 そうっと美雪がブリーフを引っ張り、中を覗く。 あ…う… 草太は声も出ない。 精液でベットリの内部に美雪は満足した。 「クスッ…草太くんのママは大変ね」 「ブッ!!!じっ…自分で洗ってるよ!?俺!?」 「そうなの?偉いんだ」 「ウチ共働きだし、親留守がちだし、洗濯は自分でしてるから…」 ちょっと…立ち直れないかも…俺… 何だか物凄く恥ずかしい所を美雪に見られてしまった気がする。 が、美雪は何故か目をキラキラさせていた。 「み、水くさいんだから…云ってくれたら私お洗濯しに行くのに」 …は?? 美雪の瞳はハートマークに近い。 …七瀬さん…たまに変なスイッチ入るから…母性本能ってヤツか…? 「う、うれしいケド…キミにこんなの洗濯させるなんて…恥ずかしくて…死ぬ」 「むつかしいのネ、男の子って…私がいいって云ってるのに」 う…やばい拗ねてる 「あ…あのね、別に好意を無にしたワケじゃないんだよ…。ね、拗ねないで?」 「拗ねてないですっっ」 世話が焼けるなぁ… 美雪の肩を掴み強引にキスをする。 「んっ!……」 ズボンをおろし精液の染み出したブリーフを露出した男に、 不動高校のアイドルがおとなしくキスされてるのは一種異様な光景だった。 くちゃくちゃ…れろれろ…ちゅうう… 草太と舌を絡める美雪の幸せそうな表情を見たら、誰も二人に割って入ろうとは思わないだろう。 「はふっ…草太クン」 美雪が自分からスカートを持ち上げパンティを晒す。 あは…大胆だなあ 「今日も白のパンティか…七瀬さんは清楚だから純白がよく似合うね」 「…草太くんが、白が好きだから」 「俺のためなんだ!?」 こくんと美雪が頷く。 「そ…そんなコト云われたら、脱がすのが勿体ないな」 いやらしく土手を撫で回す草太。 「はぁん」 割れめに指が食い込む。 い、いつも柔らかいなぁ…ハアハア…おっ?もう濡らしてるんだ…? 俺の射精シーンに感じたのだろうか。 だったら何回だって見せてあげれるケド… 食い込んだ指が陰核を擦る。 「あん」 草太の首に抱き付く美雪。 「草太クン…そんなに…しないで…ああッ?」 美雪の身体が宙に浮いた感じがした。 といってもオーガズムのソレではない。本当に身体が浮いている。 草太にお姫様抱っこをされているのだ。 「草太くん…?」 教卓の上に美雪を寝かせて股を開く。 あ… 純白のパンティの中央には大きな染みが出来ていた。 「見ないで…」 ずきんっ。草太の股間は再びテントを張っていた。 「これは…何だい?」 ワザと先刻の美雪の口真似をする。 かあっ、と美雪の頬が染まる。 「云わないで…」 「生徒会長がこんなにぐっしょり濡らしていいの?」 「いいの!知ってるクセに…」 「?何を?」 「私…生徒会長である前に草太くんの…でしょ?」 「…最後が聞こえなかった、もう一回!」 「な、夏に民宿で草太くんから云ってくれたでしょ?忘れたの?もうっ」 忘れるもんか…何しろ人生で初の告…ゴホン。 「俺の…ならいいだろ…?」 草太が美雪の股布を舐めた。 「きゃあっ」 「そ…そんなに驚かなくても…ハアハア…こ、興奮しちゃうよ…」 美雪の太腿を押さえ、恥ずかしい染みにむしゃぶりつく草太。 「あんっっ!いやん…やめてぇ」 「ハァハァ…おいしい…よ」 「だめぇ…」 美雪の下着を吸いながらブリーフをずり下ろす草太。 そそり勃ったムスコには精液がベットリ付着していた。 「草太クン…きて」 「…精液拭かなくていいの?」 「拭いちゃイヤ…」 「わ…わかった」 美雪のパンティを脱がして片足に残す。 きちっとした白のソックスと上履きが、ノーパンの陰部のいやらしさを強調させた。 「な…七瀬さんが教室でおま〇こ見せてくれるなんて奇跡だよ…」 溜め息まじりの草太。 「いつも見せてあげてるでしょ…?」 ずきんっ。 「えーと…教室ではないよね?」 「?どこで見たって私は私でしょ…?変な草太くん」 「それは…そうなんだけど…」 学校での七瀬さんは、超高嶺の花っていうか…ライバルも多いし…同じ娘なのは分かってるんだケド… 「…早くしないと用務員さん来るよ?」 「そ、そうだね…」 ネクタイを緩め、美雪の襟のボタンを外す。ブラなどは外さないでおく。 「…挿れるよ?」 「ん…」清らかな学園のアイドルに、同級生のザーメンまみれのペニスが押し入った。 「はんっ…草太クゥン」 「ハァハァ…なんか罪悪感が…でもスゴくいいよ、七瀬さん!」 「わ、私も…!突いてッ草太くんッ」 パン!パン!パン!パン! 「はあんッ…!」 「うう…ヌルヌルして気持ちいい…ッ」 「んっんっ、草太くん、あっあっ」 しゃにむに美雪を突き上げる草太。 「七瀬さん…七瀬さんッ!」 美雪が草太にかじりつく。草太のブレザーに美雪の指が食い込んだ。 「草太くんッ、イイ!」 「ハアハア…!七瀬さん!」 「ああ〜ん!もっとォ〜!」 おおッ…そんなに締め付けたら出ちゃうだろ…? 「七瀬さんの…メチャクチャよすぎる…」 「…うれしい、いっぱい使って」 ずっきん。 「そんなコト云われたらホント出ちゃうから…うぐぐ」 「?今日は中に出していい日よ?知ってるでしょ?」 ずきんっ。確かに美雪に教わらなくても彼女の周期を把握している草太だった。 「そういう問題じゃなくて…キミにはかなわないよ」 ブラウスの上から美雪の乳を揉み、草太が忙しく腰を振る。 美雪の上履きが嬉しそうに揺れている。 「ハァハァ…俺、全然早漏治らないよ…七瀬さん」 「あんっ…あんっ…草太くん!早漏でも好きぃ!」 「…複雑…」 というか…七瀬さんがいわゆる、名器というやつなのではないだろうか。 他の女とヤッてみなければ証明しようがないが… 無論そんな物好きではない。 ああ…吸い込まれそうだよ…七瀬さん 草太の器官から精子を搾り取る術を美雪の管は本能で知っている。 美雪は、美雪本人の与り知らぬ所で愛しい男にせっせと奉公した。 「七瀬さん…もうムリみたい」 「うん、すっごく膨らんでる…またいっぱい出してね?」 悦んで…ッ!! ずっぽ!ずっぽ!ずっぽ! 「あぁん…草太くんたらパンパン…」 「うん…自分でも破裂しそ…」 もう猶予はないようだ。 美雪の尻と草太の下腹が激しくぶつかり音を鳴らす。 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ! 「ハアハアハアハア…七瀬…さんッ」 「草太くん…もっと強く抱き締めてっ」 皺ができるほど草太のブレザーを掴む美雪。 草太は美雪に覆い被さり、ワザと体重をかけた。 「うふ…重い」 美雪は満足そうに彼の背中を掻き抱く。 「好きだよ…美雪」 草太の根元が膨らむ。 「草太くん…私も!」 筋肉のポンプが何度も何度も、美雪の痙攣する膣に精子を送り出した。 その日の夜、草太は美雪を家まで送っていった。 「じゃあ俺はここで」 「え?あがっていかないの?」 「うん、もう遅いしご迷惑だから」 「迷惑じゃないよ?今誰もいないから、ちょっとだけっ!ね?」 うーん、そんなに食い下がられるとな… 「じゃあ、ちょっとだけ」 「どーぞ♪」 だが家にあがった事を俺はすぐ後悔する事になった。 「ちょっ!ホントにいいんだって!あわわ」 「早くパンツ脱いでったらぁ!ウチ乾燥機あるしっ。ほらっ世話焼かせないでっ…」 「い、家の人が帰ってきたらどうするの…!?」 二度と七瀬家には上がれなくなるだろう。 そんなのイヤだよ〜っ 「大丈夫だってば♪ホラ早く!ホントにママたち帰って来ちゃうよ?」 「……」 「30分位だから待っててねっ」 うう…お願いですから七瀬さんのお父さんお母さん!まだ帰って来ないでくださーいっっ 「あっダメよ草太くん!」 「へっ?」 草太はズボンを穿こうとしている。 「直に穿くなんてダメ。30分だけ我慢して?」 「えーと…その間俺はフルチン…?」 美雪はちょっぴり赤くなった。 「仕方ないでしょ…?それともパパの穿く?」 絶対遠慮します… 「風邪ひいちゃうから私のベッドに入ってていーよ?」 イヤだなぁ…それでご両親が帰ってきて俺とは二度と会うな、みたいな展開…?絶対イヤな予感するよな… かといってフルチンでいる所を見られでもしたら、それこそ人生終わるだろう。 草太は美雪の言葉に甘えてベッドに入ることにした。 「ごめんね七瀬さん色々…」 「水くさいよ?私たち…付き合ってるんだし?」 …そうでした。 あの海の旅行からだから、もう三ヶ月になるけど…まだ実感ないんだよね… 「…洗濯が終わるまで時間あるね」 美雪がポソリと云った。 「うん…そうだ…ね!?」 美雪がモゾモゾと布団に入ってくる。 「な…七瀬さん!?」 「…私のベッドなんだから、入ってもいいよね?」 「は、はい…」 何となく…何となくね、展開は読めたよ… 「こーゆー娘はキライ…?」 「…大好物…かな」 美雪を横たえ草太はユックリ覆い被さった。 「美雪のヤツ…やっと帰ってきやがった」 さっきまで真っ暗だった隣の家の窓にあかりが灯っているのに気付いた。 男にしては長めの、風呂上がりの髪を無造作に拭きながら、はじめが美雪の部屋のテラスへと渡る。 手には急ぎらしい回覧板を持っていた。 「み…」 窓越しに声をかけようとして足を止めた。 美雪の部屋には彼女の他にもう一人いたからだ。 「草太くん…アッ」 「七瀬さん…」 ベッドの中には、はじめの良く知る二人の姿があった。 二人の身体は肩までスッポリ布団に隠れていたが、美雪の上に草太が覆い被っているらしいのが分かった。 上に乗った草太が布団の中で規則正しく動いているのだろう。 盛り上がった布団がせわしなく揺れていた。 草太の顔は見えなかったが、首や耳が異常に赤いので金田一にも彼の脈拍の早さが窺い知れた。 美雪もまた頬をピンクに染め呼吸が乱れ、平生の状況下でない事が分かる。 そこには、薄々気付いていたが実際に見るまで、はじめにとって決して信じられなかった現実があった。 立ち尽くしていたはじめに気付いたのは美雪だった。 目が合い、はじめは息をのむ。 「七瀬さん…ハアハア」 草太に首筋をキスされながら美雪は悲しげにはじめを見つめている。 はじめは金縛りにあったように、目を逸らす事も立ち去る事も出来ず美雪をただ見つめ返すしかなかった。 美雪の唇が動いた。 草太は気付かない。 声には出さず、はじめだけに伝わった。 『ごめんね、はじめちゃん…』 美雪の悲しそうな微笑にはじめの呪縛がとける。 物音をたてないように何とか部屋に逃げ帰った。 慟哭は彼女の名前にしかならなかった。 「美雪…美雪…美雪…うっうっ…」 ハッとしたように草太が振り返る。 「今…誰かいた?」 美雪は笑った。 「やだ…いるワケないでしょ?草太くんたら変なコト云わないで…?」 「そ、そうだよね…ゴメン」 「愛してるわ…草太くん」 「な…七瀬さん…」 「美・雪」 「う、うん…俺も愛してるよ…美雪!!」 「また中に出して…赤ちゃん作る練習しなきゃ…私たち結婚するんだし?」 「うん…!俺いっぱい子供欲しいよ…!!」 「私、いっぱい草太くんの赤ちゃん産むから…」 「美雪…もう離さない!!」 草太の愛情をタップリ体内に注がれ美雪は幸せそうにまどろんだ。 いつも隣にいた幼馴染みに、心の中で別れを告げながら。 そして愛する草太との新たな人生を歩みだす― SS一覧に戻る メインページに戻る |