村上草太×七瀬美雪
その海までは急行に乗れば片道二時間ほどだろうか。 千葉の、とある駅をおりた美雪は胸いっぱいに空気を吸った。 「わぁっ、もう潮の香りがするよ?草太くん!」 「疲れてない?」 「全然!!」 美雪の明るい笑顔に草太はホッとした。 旅行に誘ったあの日から、パッタリ美雪と連絡が途絶えてしまい草太は眠れぬ日々を過ごしていたのだ。 やっぱりまだ早かったかな…旅行に誘うなんて…彼氏でもないのに。 そんな思いに後悔しきりだった。 が、ほどなくして美雪からOKの電話があって、草太はすぐ押さえていた民宿に連絡を入れたのだった。 「ホテルじゃなくて良かったかな?」 「私は断然民宿だな。海に来た気がするし、ふふ」 「よかった…俺が小さい頃から利用してる民宿なんだ。ちょっと古いけどイイとこでさ。あ…見えてきた」 バスを降りると、潮の匂いがもっと強くなった。 「…素敵!」 「はは、小さくてボロイけど穴場でゆったり過ごせるよ。メシも美味いし?」 「草太くんたら、ボロイは云いすぎよ?」 美雪がクスクス笑う。 いつも見ている笑顔なのに、草太は今更ながらにトキめいてしまう。 「早速、荷物置いて泳ぎに行こうか」 「うれしい!」 美雪が草太に腕を組んでくる。 おうっ!ノォッ! 夏の装いでの密着は元気を有り余らせてる男子高校生には辛すぎた。 「♪」 上機嫌な美雪は、草太がぎこちない歩き方になったのには気付かなかった。 二人が通された部屋は多少古びてるものの、二人で使うには充分な広さがあった。 二人で使う…そう、旅の間二人は相部屋なのだ。 美雪もそれが当然のようにバッグの置き場所やら共用の物を使い易くしたりとかしている。 なんか…夢みたいな話だよね実際… 美雪は無防備な背中を向けている。 背中からウエストへのくびれたラインが大きなヒップを強調させる。 思わずミニの上から美尻にむしゃぶりつきたくなる。 …ハッ?いかんいかん! 「いいわよ?草太くん」 「えっ!?いいの!?」 「?うん、水着の用意できたよ?さっ海へレッツゴー!」 「はははは…はぁ」 何やら先が思いやられる草太であった。 「うわ〜やっぱ混んでるなあ」 先に着替えて荷物をロッカーに預けてきた草太が何とか陣地を確保する。 すぐに後ろから声がした。 「草ー太くんっ」 「あ、早いね…。……!?」 振り返った草太は思わず息を飲んだ。 背後にはパーカーを羽織った美雪が立っていた。 パーカーの隙間からおニューらしい可愛い水着が見える。 …のは良いのだが… 美雪の豊満なボディを隠すには、いささか小さすぎる感があった。 一回り小さいカップをつけているようなバストは、柔らかそうな肉がハミ出し、下乳が見えてしまっている。 下腹部に至っては今にも下の毛が見えそうなローウエストっぷりだ。 腹筋は健康的な色香を放っているが、おそらく尻は半分出てしまっているのではなかろうか。 あの生尻が半分もハミ出していようものなら、男の視線がタダでは済まさないだろう。 「な…七瀬さん…」 美雪も水着の面積を承知しているのか、頬を赤らめ、まだパーカーを脱ごうとはしない。 ダッ…ダメッ!!うれしいけどそんな水着…っっ 他の男だって見るかもしれないのにっっっダメダメダメ〜〜〜!!! 「…………」 草太は無言のまま美雪のパーカーのチャックをしめる。 ずきんっ、ずきんっ、ずきんっ。 「草太くん…」 美雪の手を繋ぎ歩きだす草太。 「あ…」 「俺の知ってる穴場行くよ…そんなに遠くないから」 「…うん」 五分も歩かない場所に、あれほど人がいたのが嘘のような無人の岩場があった。 「地元の奴でも結構知らないんだよね、ここ。日陰もあるし、焼かないキミにはいいだろ?」 「ん…」 ぱさりと美雪がパーカーを脱ぎ捨てる。 ぬけるような美しい白い肌だ。 はつらつとした上向きおっぱいは下乳のラインが絶品だった。 「い…いけない娘だなぁ…そんな水着で泳いだらポロリしちゃうぞ…?」 「…だって、可愛かったんだもん」 「そ…そりゃ?メチャクチャ可愛いけどさ…」 「ホント…?」 草太の腕を掴み、甘えるように上目遣いする美雪。 気が付くと草太は美雪を抱き寄せ唇を奪っていた。 「草太く…」 美雪の手が、そっと草太の股間を撫でる。 既にソコは棒と化していた。 「もう…こんななの?」 「キ…キミが悪いんだよ?そんなの着てくるから…」 「男の子って、すぐ女の子のせいにするんだもん」 「う…でも俺のは不可抗力だよ…ていうか、あんまり触ると…その」 「…お口でする?」 「!!う…うん、お願い…」 美雪はクスリと笑うと膝をつき、草太の海パンを下までおろした。 茂みから突き出した棒は、若さを感じさせる角度を保持している。 まずは裏スジにまんべんなくキスをする美雪。 「ああ…」 次第にねっとりと舌を這わせ、上に舐めあげていく。 先端が濡れているのに気付き美雪が指でチョンと触れる。 「う…」 ゆっくり離すと草太の長い糸が伸びた。 「ふふ…どこまで伸びるかな?」 草太の恥ずかしい粘液で楽しそうに遊ぶ美雪。 「いじめないでよ…」 「早くしゃぶれよって云ってみたら?」 「……!!…やだ」 美雪は満足そうに微笑した。 「大好きよ…草太くん」 つやつやの唇が草太の亀頭にキスする。 「…ぁ」 「ちゅぱっ…んむ…」 丹念に舐めて先走りも吸ってくる。 「うぅ…お手やわらかに…おうっ」 いつものように、美雪は包皮の隅々まで、まんべんなく舌を入れてくる。 「今日もキレイにしてるね…草太くん?」 ぺろぺろ舐めながら草太をみつめる美雪。 ううっ。ずきんっ。 「も…もういいよ?七瀬さん」 「え?」 草太の手が美雪の乳を引っ張りだす。 …おっぱいでして欲しいのかな? 美雪は思ったが違うようだ。 水着の上から乳房を取り出したので、紐と化した水着が肩から外側に周り、 乳房をギュウッと押し出している。 美雪は何だか裸でいるより恥ずかしい。 美雪を立たせてボンテージ調の胸を揉みたくる草太。 「ハアハア…やっぱり柔らかいなぁ…チュパッ」 「あン」 乳首を吸われてピクンとする美雪。 無意識に草太の首に手を回す。 いいよ…七瀬さん 美雪の背中を左手で抱き、右手を前からショーツの中に忍ばせる。 「…あん?こんな所でダメ…」 「キミだって、映画館で俺を…しただろ?」 「あ、あれは…んっ」 「絶対誰も来ないから…」 耳に唇をつけながら云われ美雪の抵抗は溶けてしまった。 割れめを擦ると、美雪はもうネチョネチョしていた。 「や…」草太に知られて美雪は頬を染める。 いじめてやろうかとも思ったが草太は気付かないフリをした。 「好きだよ…」 美雪の唇を吸いながら何度も割れめに指を滑らせる。 くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ。 愛液を指先ですくいクリトリスに塗り付けてやる。 くにゅくにゅ、くにゅっ。 「あぁ〜ん」 タップリ濡れたのを確認してから一気に指を二本挿入する。 ズチュッ、グチュッ、ヌチュッ。 「いやん…ダメェ」 「どうして…?ここならベッドじゃないし気兼ねはいらないよ?」 ベッドで草太に指マンされると、美雪は恥ずかしいほどシーツを濡らしてしまっていた。 「…云わないで」 「いいんだよ…ほら?」 音速さながらの指さばきだ。 ペニスより太さと長さはないが、体内での蠢きと抜き挿しの早さは比ではない。 美雪は草太に指でされた方が良く潮を吹いた。 「あううッ…ホントにダメッ…!」 「ほらほら、意地張らないで…」 動かすのを止め、中指と薬指で中を激しくかき回す。 ショーツの隙間から大量のしぶきが飛んだ。 おっ来たか…? 「い…いやあ〜〜〜」 ぷしゃあああっっっ ビクッ、ビクッ、ビクッ… ぐったり草太にもたれる美雪。 草太は美雪を支えながら、びしょ濡れの手を水着からソッと抜き取る。 その手で美雪を抱き締めたため、美雪の身体に彼女の愛液をなする結果になった。 恍惚と非難と羞恥の、ない交ざった美雪の涙目。 「きらい…草太くん」 「うーん、今からもっとキライって云われるかも…」 「!?」 美雪の片足を持ち上げ、草太が身体を密着させる。 「そ、草太くん…」 美雪は水着を穿いたままだし草太は片手が塞がっている。 美雪の協力がなければ、それ以上は出来ない。 「…そんな期待した目で見ないでよ草太くん?」 「絶対誰も来ないから」 「…さっき聞いたわよ、もう」 美雪は片手で草太の肩に掴まりまがら彼のギンギンのモノを自分の下に持ってくる。 草太は美雪がしやすいように膝を曲げて姿勢を低くしていた。 美雪は水着はおろさずに、ぐっしょり濡れた股布を指でずらして草太の先端を割れめにあてがう。 そのまま草太が美雪の片足を抱えて一気に下から貫いた。 「あんっ…!」 草太の肉に押し出されるように、果実を搾ったような大量の愛液が結合部から染みだした。 「ハァハァ…七瀬さんっ…!」 グッチュ、グッチュ、グッチュ。 「はぁん…そーたクゥン」 立ったままするのは駅弁を除けば初めての経験だ。 外という事もあり自然と二人は昂ぶっていた。 「イ、イイよ…七瀬さん…!」 ぐっぽ、ぐっぽ、ぐっぽ。 美雪のおま〇こに出入りするたび、ズラした水着もまた、ペニスを扱く。 突き上げながら草太が美雪にキスをする。 「チュッチュッ…草太くん…レロレロ…はぁはぁ」 すがりつく美雪を草太は更に強く抱き寄せる。 そうしながらも腰は激しく美雪を突き上げた。 「うう、気持ちいいよ…七瀬さん」 ズコッ、ズコッ、ズコッ 「私も…イイッ草太くんっ!」 美雪のおま〇こがキュウッと締まる。 「おうっ!」 一度絶頂に達し火の付いた膣が草太の肉をこれでもかと責める。 「スゴいな…そんなに俺の指マンがよかったんだ…?」 「!?バ…バカッ!」 「だって…こんなに俺をくわえ込んで…むぐっ!」 キスで唇を塞がれる草太。 くちゃっ、くちゃっ、ぴちゃっ。 「な、七瀬さん…もっと…きて」 美雪に突き立てられたペニスが更に深い交合を望む。 草太が普通に立ったので、草太より背の低い美雪は、必然と爪先立ちを余儀なくされた。 「やん、草太くん…うんっ」 片足での爪先立ちはひどく不安定で日常使っていない筋肉を使っている気がした。 いっそ駅弁の方が美雪には楽だったが、慣れない立位の興奮に美雪は酔った。 草太が力強く支えているので倒れたりする心配もない。 美雪は更に強く草太の首にしがみつき、片足を彼の背中に絡み付ける。 「最高だよ…たまんないよ…七瀬さん!」 ムスコは未だに早漏気味であったが、海に鍛えられた足腰は美雪をあっさり追い立てた。 「んっ、んっ、草太くんっ、ムリッ、私っ、もうっ、うっ、うっ」 「お、俺もだよ…!ううっ!!」 パンッ、パンッ、パンッ、パンッ! 「そ、草太くん…ッ!!あぁ〜!!」 「くうっ!!みゆ、…七瀬さんっっ!!!」 美雪の一番奥に到達したムスコが大量の精液を吐き出した。 ドクドクッ!ビチャビチャッ!ドプゥゥッッ! 「あ…熱い…ッ」 「うう」 会えなかった間溜まっていた精子を心行くまで美雪の膣に射精する。 二人の律動が徐々に終息に向かう。 ふう、最高だったよ…七瀬さん 残滓を出し切ったペニスがゆっくり美雪から引き抜かれる。 しぼんだモノを放り出したまま、疲れた美雪を抱擁する草太。 不意に人の話し声が近付いてきて、草太は慌てて海パンを穿き、急いで美雪の水着を整え パーカーで彼女を覆う。 しばらくしてカップルが傍まで来たが二人に気付くと、別の岩場に歩いていった。 …同じ目的だったりして? 立て続けに絶頂に見舞われた美雪はまだトロンとして草太に身を預けている。 「そこに座ろうか」 適当な岩に腰をかけて海水に足を浸す。 草太は美雪の肩を抱き髪を撫でてやった。 「…そういえば俺、聞かないで中に出しちゃったけど…よかったかな?」 美雪が悪戯っぽい視線を向ける。 「私…赤ちゃんできたかも」 …危険日だったの?やべ… だが草太に別段焦りの色は見られない。 「その時は…俺と」 「クスクス。大丈夫、安全日よ?」 ………がくっ 「せっかく初めての旅行でしょ?だから危険日過ぎるの待って草太くんに電話したんだっ。 草太くんにも濃くしておいて欲しかったから、デートお預けしてたの」 …何を濃くして? ていうか、何だ…会ってくれなかったのは、そういう理由だったのか… 「俺なら、まだまだ元気だから…さ?」 「…私、今日は寝かせてもらえないのかナ」 うっ。ずきんっ。 二人の時間はまだまだタップリあるのだ。 ひとまず少し休んだら浅瀬で水のかけっこでもしようか。 体力消耗は泳ぎより七瀬さんでしたいし…な。 念のため持ってきたコンドームは今回は出番なさそうだ。 七瀬さんからの甘い口づけを俺はいつまでも受け入れた。 そして、その日の夜― 美雪が風呂に行ってる間、草太は布団の前に座し思案に暮れていた。 二組の布団の距離を近付けたり離したり、いっそ一組の布団に枕を二つ…。 …露骨すぎるかな? それでも美雪と朝まで一つの布団に寝る機会など、最悪、金輪際ありえないかもしれなかった。 相手は高校の人気者で、しかも最大のライバルの存在も気にかかる。 自分などいつフラレてもおかしくはないのだ。 「ハァー…なに滅入るコト考えてるんだ?俺は…」 「お待たせっ」 どきんっ。 あ…風呂上がりの七瀬さん…キレイだ。わ、寝巻姿初めて見たよ…。 ただ、可愛い寝巻だったが個人的にはエッチなネグリジェが見たかったな…なんて。 美雪の伏せ目がちに髪の水滴を取っている様は何とも色っぽかった。 ジッとみつめる草太に 「クスッ、そんなに女の子のお風呂上がりが珍しい?」 「うん…ステキだ」 「も、もう…」 美雪は髪のタオルを放り、寝巻のボタンに指をかける。 「あ…七瀬さん」 下には草太の欲していたネグリジェを着ていた。 云われてみれば、共同の浴場から部屋まで過激な格好で歩いてくる訳にもいかなかった。 キャミソールに近いそれはノーブラの乳首と乳輪が透けて見え、淫靡な雰囲気を醸し出していた。 「す…すごくセクシーだね」 「…草太くんも早く脱いで?」 お互いにセックスに気取りがない。草太は手早く全裸になり、枕の二つ並んだ布団に美雪を招いた。 高そうなキャミを爪で引っ掛けないよう、草太がやさしく脱がせる。 美雪が腕を上に伸ばしたので形のいい乳房が更に上を向いた。 「七瀬さん…っ」 美雪を掻き抱きながら布団に倒れこむ。 耳を舐め回し首筋を跡が付くほど強く吸った。 いつもはキスマークが付くのを嫌がる美雪も今回はまんざらでないようだ。 「好きだよ…七瀬さん」 マッサージするように、たっぷりと乳房を揉む。 「んっ…気持ちいい…草太くん…」 つんっ、と勃起した乳首を摘んで軽くつねってやる。 「あんッ」 「ホント、七瀬さんて可愛い…」 「おっぱい吸って…草太くん…」 「ハアハア…ちゅぱっ!ちゅううっ!」 「んッ草太くん…っ」 「おま〇こも舐めていい?」 「ん…」 草太は浮き浮きと、美雪の綿の純白のパンティを脱がせる。 う〜ん、脱ぎたてほやほやだよ… 欲望に負け、股が触れていた部分に鼻をくっつけて思い切り嗅ぐ。 「キャッ?やだ!やめてよ」 「いい匂い〜」 「もうっ」ポカッ! 「あいたっ」 草太は名残惜しそうにパンティを枕の下に入れ、美雪の股を開く。 日に焼けにくいのか水着の跡はほとんど残ってなかった。 「七瀬さん…」 「あんまり見ないで…」 何度セックスしたか分からないのに草太の視線はいつも熱い。 美雪にパッとあそこを隠され草太は余計に興奮する。 「か、隠しちゃイヤだよ…」 「草太くん見すぎっ」 「だってキミが好きなんだ…俺のキモチ分かってよ」 美雪はちょっぴりむくれた顔をしたが、それが照れなのだと草太は知っている。 それが証拠に美雪は手をどけたばかりが、自分の指でおま〇こをクチャッと開いてくれた。 「おおっ…!!」 ずっきーん! 草太の反応を愉しんでるのか、片手だったのを両手に換え陰唇をパックリと観音開きにする。 「ナ、ナイスだよ…!!」 奥まった場所に新しい空気が触れ、美雪は草太に全てを晒しているのだと自覚した。 涎にまみれた草太の唇と舌が近付いてくる。 期待と興奮に美雪は震えた。 べちょっ。ピクンッ。 「七瀬さん…ムハッ…ハアハア」 「あン…ふぅん…」 熱い舌がアナルにまで這い回る。 「あんイヤ…汚いよ…?」 「キミに汚いトコなんてないよ…」 アナルセックスなど変態のする行為だと美雪は思うが、草太が望むならやぶさかではないと密かに思う。 現時点では口で愛してもアナルへの挿入は求めてこない草太だった。 自分から誘うのも妙なので美雪は口をつぐむ。 アナルをたっぷり舐めてから草太の愛撫は最も敏感な突起に及ぶ。 「あんっ」 「もうこんなに膨らんでる」 「そ、そっちこそ…」 草太のムスコは相変わらず先っぽをヌルヌルにしていた。 「…キミにおま〇こ見せられたら男は普通全員こうなるよ?」 「私が見せるのは草太くん位と思うけど…」 美雪は素直に思ったままを述べただけだが、草太が感激したのは云うまでもない。 「なっ…七瀬さん…!!」 チロチロッ、クリクリクリッ。 「ひゃあんっ」ビクビクッ! 無意識に跳ねる脚を草太が押さえる。 クリトリスを責められ美雪はもっと濡らしてしまう。 「草太クン…もう離れてェ…」 「ダメ。キミのおま〇こおいしいから…」 蜜で口がべとべとになるのも構わず草太は美雪を深く貪った。 「はぁん…イッちゃうっ…」 「いいよ…俺が見ててあげるからね」 「やぁ…」 ぷりぷりのクリトリスに草太が軽く歯を立てた。 「いやあぁッ…!!」 ビックン!ビックン! 「…えっ?もう??」 「バ…カァ」 なるほど、七瀬さんも溜まってたワケね… ニヤニヤみつめる草太を睨む美雪。 「…見ないで」 「俺にみつめられるの、嫌…?」 草太のニヤケ顔に切なさが混じる。 …だから、そういう顔やめてよ 「七瀬…さん?」 「今度は私の番よ…」 草太を押し倒し唇を奪う美雪。 「んむっ…俺は…すぐ出ちゃうからいいよ…」 「はふっ…いいからジッとして」 美雪の唇が草太の首筋を吸う。 「あ…七瀬さん…」 「私がいつもされてるコト…してあげる」 草太の胸板にキスを散らしていく美雪。 チュッ、チュッ、…チュパッ。 美雪の唇が草太の乳首を含む。 レロレロレロ…チュウウッ… う…男でも気持ちいいんだ… 「クスッ、乳首勃ってるよ…?」 「う…うん」 徐々に下におりていく美雪。 腹筋の割れめを舐めると草太がひくひくした。 「く…くすぐったいよ」 それでも仰向けのまま美雪を見守る。 ギンギンに直立したモノが自分からもよく見える。 美雪はムスコには触れず、草太の股を割りM字開脚させた。 とほほ…ヤローが股開いたってなぁ… それに、羞恥より性器を少女に突き付けてる興奮の方が勝る。 「よいしょっ」 …はい…??? 草太をまんぐり返し局部を丸出しにする美雪。 「うふふ」 ゲェー 七瀬さんにこんな姿を晒すとは…! 「赤ちゃんみたいよ…草太くん?」 美雪の手がペニスではなく陰嚢に伸びた。 「えっ?七瀬さん…あっ」 「心配しないで…やさしく触るから」 きゅっ、きゅっ。 おうっ!た…確かに。 「…ちゅっ」 えっ!? 「暴れたら絶交よ?」 「う…」 「ちゅぱっ…ぴちゃっ」 美雪の唇が草太の袋を吸いたて舐めあげる。 「な…七瀬さん」 「んっ…毛が口に入っちゃった」 舌を出し指で草太の陰毛を取り除く美雪。 ずきーーんっ。 美雪は気にした様子もなく、睾丸を片方ずつ口に含み舌の上で転がした。 おおっ…こんなの俺、初めて… 高校生が読むハウツー本に睾丸奉仕など載っているはずもない。 竿には指一本触れていなかったが、草太は今にも暴発しそうだった。 最初より固く縮んだように感じる陰嚢を不思議に思いながら美雪の奉仕は別のものに移る。 「……!!?」 美雪の清らかな唇と舌が草太の不浄の穴に触れた。 「七瀬さん…!?そ、そこはダメだって…!!」 「いいの…草太くんだって私にしたんだから…」 ぺろぺろと美雪が草太のアナルを舐める。 「くうっ…」 戸惑いはすぐさま恍惚に変わった。 凛とした生徒会長の美雪が草太の脳裏をよぎる。 あの優秀で清楚な美少女が冴えないクラスメートの肛門を真心をこめて奉仕している。 「…おいしいかい?」 興奮を抑えて草太は聞いた。 「ん…おいしーよ、草太くんのアナル…」 不動高校の全生徒に聞かせてやりたい言葉だ。 「クス…草太くんのアレもさっきより濡れてるよ?アナルがいいの…?エッチ」 「ち、ちょっと…違う」 このイケナイ娘に今スグ鉄槌を打ち込みたい… 「きゃっ?」 強引に振りほどき美雪をまんぐり返す草太。 「?草太くん…まだ途中…はんっ!!」 有無を云わせず肉棒を叩き込む。 ズブズブと草太を飲み込んでゆく美雪。 「あン、ダメ…ううっ」 身体を折り曲げられてる為、美雪にも入ってる所が見える。 「そ、草太くんのおち〇ちんが入ってるゥ…」 よく見えるように、ゆっくり出し入れしてやる草太。 ぬっぷ、ぬっぷ、ぬっぷ。 「恥ずかしい…」 「じゃあやめる?」 「イ…イジワル」 俺の方がやめられるワケがないよ。 草太のペニスが上から垂直に、美雪に何度も穿たれる。 グチュッ、ヌチュッ、ブチュッ。 あふれる蜜がいやらしい音をたてた。 「やぁ」 「エッチな音がするよ…?七瀬さん?」 「いやぁ…」 美雪は耳まで赤かった。 「こんな音、他のヤツには聞かせちゃダメだよ」 「…バカ」 草太の首を引き寄せキスを求める美雪。 「ん…ふ」 「ハァハァ…七瀬さん」 パンッ!パンッ!パンッ! 「あぁん…!」 「うう、最高だよ…七瀬さんっ、くうっ」 「そ…草太くん好きっ!好きぃ!はあ〜ん!!」 …七瀬さん…ちょっと声大きいよ…ま、いいけど… 「もっと…俺の名前呼んで」怒張でぐりぐり膣内をかき回す。 「はん、イイッ!草太くんっ…草太くんっ!!」 「もっと!」 「草太くん!草太くん!!」 パン!パン!パン!パン!「あぐっ…も、もうダメェッ!お願い一緒に…!!」 「よし!!出すぞ!!!」 ドクドクドクッ!!ビューッ!ビューッ! 「ひゃんんっっ!!」 ハアハア…ホント…スゴいよ… たっぷり膣に射精しても草太は中々離れられない。 「少し休ませてくれたら…私…できるよ?」 「!!そう…!」 二人の夜はまだ始まったばかりなのだった。 「…全然固さ変わらない…ね」 「そう…?自分じゃ分からないな」 「ウソばっかり…はんっ」 俺の上で七瀬さんが腰を振る。 ぷるんぷるんっ。 ふふ、一生懸命おっぱい揺らして…可愛いや。 誘われるように草太の手が乳房に伸びた。 むにゅむにゅっ、たぷん。 「草太くん…あん」 「七瀬さん…すっごく気持ちいい…」 「私も…」 草太を気持ち良くしようと動いてくれる美雪に 「俺は充分だから…七瀬さんの好きなトコ…さ?」 美雪は頬を染め、恥ずかしそうに動きだす。 身体を少し前に倒して、草太の恥骨にクリトリスを擦りつける。 「はふん…あん」 膣内でも、草太の反り返った亀頭で自分のイイ場所を擦った。 「はぁん…草太クゥン…」 「ううっ…」 歯を食い縛りひたすら耐える草太。 て…天国だけど…地獄かも… 「草太くん…イイッ!あっ、あっ」 次第に美雪の腰使いが激しくなる。 パンッ!パンッ!パンッ! 「おおっ…!!ま、負けそ…」 「草太くん…好き、大好き!」 髪を振り乱し、これでもかと尻を打ち付けてくる美雪。 「む…ムリッ!出る出る!!」 「んッ!いーよ!お腹の中に出してッ…!!」 ガシッと美雪の腰を両手で掴んで引き寄せる。 深く突き立てられたペニスが美雪の腹の中で膨らんだ。 …草太くんのが来る…!! 再び熱いものがタップリと放たれた。 「……ああ」 身体を突っ張らせる二人。 草太の射出を受けるたび、美雪の身体がヒクヒク震えた。 しぼんだモノを抜くと白濁が流れだし太腿をつたった。 美雪が恥ずかしそうにおま〇こを押さえる。 「七瀬さんの膣はスグいっぱいになるね」 「もうっ、誰かさんのが多いのよ…しかも何回もだし?」 うっ。ずきんっ。 「お…俺は、まだまだイケるんだけどなぁ?」 「…悪い男の子ね」 美雪は、まんざらでもなさそうに草太の首に腕を回してくる。 「してもいい?七瀬さん」 「…ダメッて云ったコトある?私?」 うわ〜、云われてみれば、ないかも…!! 「や…やさしいなぁ七瀬さんは」 「クスッ、…ん」 美雪から草太に口づけて舌を絡めてくる。 クチャ、クチャ、レルレル。 「七瀬さん…」 美雪の後頭部を押さえ、唇を貪る草太。 「んんっ…あふっ…はあはあ」 草太の肺活量にかなう訳がない。 美雪の苦しげな吐息が草太にはひどく甘い。 唇を離すと、苦しいはずの美雪が寂しそうな顔をした。 もう…本当に知らないよ? 美雪を俯せに寝かせ、まんべんなく背中を撫でる。 「ん…」 「キレイな背中だなぁ」 美雪の髪を退けうなじにキスをする。 「あん」 すべすべの肩をねっとりと撫でながら背中一面にキスを散らす草太。 「草太クン…はん」 「膝立てられる?」 恥ずかしいポーズと認識しながら美雪は云われるまま膝を立てた。 尻が高々と上がり、背中が淫靡なカーブを描く。 なんてキレイなんだ… 女性の身体の曲線がこんなに美しく芸術的なものとは、美雪を知るまで知らなかった。 「も…もー少し脚、開いてみようか…」 「…恥ずかしい」 「恥ずかしくないよ…キレイだよ」 「…」 草太の期待以上に美雪は股を開いてくれた。 童貞だったとしても簡単に二つの穴の区別がつく。 ほんの僅かだけ、他の場所より色素の沈着したアナルが妙にエロチックだ。 七瀬さんが俺にアナルを見せ付けてるなんて、学校の奴らは知らないんだよな… エッチをするたび、時折そういった考えが脳裏をよぎる。 美雪が学園のマドンナ的存在だからだろうか。 何度寝ても美雪に対する憧れは消えなかった。 草太の熱い視線を受け、美雪が後ろを隠そうとする。 だが大きな美尻を半端に隠そうとする綺麗な手は、かえって淫猥だった。 尻ではなく、薄いマニキュアを塗った綺麗な爪にキスをする。 「きゃっ」 引っ込められる美雪の手。 草太は両手で尻を掴みむしゃぶりついた。 「ひゃあっ」 「ハアハア…七瀬さんッ」 「いやん…」 柔らかな桃尻に草太の指が食い込む。 尻中を舐め回し、やっと草太が一息つく。 「ハアハア…こんなお尻してるキミが悪いんだから…」 「…サイテー」 「何とでも」 草太の熱い息がおま〇こにかかった。 「あっ?イヤイヤ。おま〇こは舐めちゃイヤッ」 「…俺は気にしないけど」 「私がするのっっ!絶対ダメだからね…?」 「…はいはい。でもいつか、精子出した後のおま〇こも舐めてって云わせちゃうよ…?」 「云いませんっっ」 問答の末に尻を抱え直される。 「ハッ?」 気付いた時には草太の情熱を受け入れていた。 「やん…挿れるなら挿れるって」 「…俺がベッドでゆとりがないの、知ってるだろ?」 「…べっどじゃないもん。お布団だもん」 「軽口がきけるなら平気だね」 美雪を突き出す草太。 「ふぁんっ」 「ああ…とろけそうだよ」 「んっ…草太くんのおち〇ちんすっごく固い…」 …誰かさんが固くさせてるんだけどね… 「固いおち〇ちんが好きかい…?」 「すき」 ブウッ!!なんて正直な… 草太は夢中で腰を振っていた。 「あんっ、あんっ、あんっ」 ジュワッと結合部からラブジュースがあふれる。 草太の精液は、美雪の大量の愛液で少し薄まっていた。 「うう、いいよ…キミのおま〇こ…」 パンッ、パンッ、パンッ。 「あんっ、あんっ、草太くんっ、はぁんっ」 ギュウギュウ美雪が締め付けてくる。 「ホント…男泣かせのおま〇こだなぁ…」 いやらしくくねる美雪の尻をがっちり掴み、ひたすら突く草太。 「あはんっ!だめっ」 「俺の方がだめだって…」 視覚的なものもあるし… 美雪の穴に出入りする自分のモノや、美雪のひくつくアナルにムスコは更にいきり勃った。 ……アナルか…… 口で愛撫した事はあっても指を挿れた事すらなかった。 草太は指をしゃぶり、唾液を塗りつけて後ろの穴にそっと近付ける。 もちろん美雪は気付いていない。 …失礼しまーす… だしぬけに中指を後ろの穴に挿入した。 「きゃうっっ!?」 ぎゅうううっっっ!!! 「おお!?」 指先をほんの少し挿れただけだったが千切れるほどに美雪は締まった。 おうっ!!どぴゅっ! 美雪が驚いた声を出す。 「えっ?もう?」 グサッ!だ、だってムリだよ…トホホ… 「ゴメン…急で…つい」 「いいから、そんなコトより、指抜いて…」 …そうでした。でも待てよ。 「指の根元まで挿れてみてからでいい…?俺、キミのこと全部知りたい…」 やっぱり私はいつか草太くんにアナルバージンまで捧げるのかナ…と美雪は思った。 「…いいよ」 「あ…ありがとう!」 草太はやさしくやさしく指を押し込んでいく。 今まで座薬や浣腸を使った経験は美雪にはない。記憶にない赤子の時代の事は知らないが… つぷぷ、くぬっ、ずぬぬぬっ 「メ…メチャクチャきつい…!痛くない…?」 「う…痛くはないけど…すっごく変なカンジッ」 「もう少しだから…」 ゆるゆると草太の中指が根元まで美雪のアナルに挿入される。 膣もきつかったが、膣以上に後ろの穴はぎちぎちだった。 入っちゃった…これが七瀬さんのアナルの中かぁ…どれどれ 美雪の直腸の感触を調べるように草太は指先を動かしてみた。 「いやんっ!!動かさないで…!」 美雪がぴくぴくする。 「ゴ、ゴメ…うっ?」 美雪に挿れっぱなしだったムスコは、とうに続投を申し出ていた。 だが女の尻穴をほじくりながら突き上げる余裕など草太にはない。 仕方ない…アナル開拓はまた今度… 最後に一度だけ指をぐるりと回転させた。 「ひゃうっ!!」 美雪の悲鳴と同時に膣が猛烈抗議した。 どっくん!どっくん! 「えっ?また?」 あくまで美雪に悪気はない。 「ううっ。や…やめとけばヨカッタ…」 三度目の正直とでもいうのだろうか。 結局またまた復活した草太が四つんばいの美雪をせっせと突いていた。 超短時間に二度も先にイカれて、美雪も切なくしていた。 「ごめんよ?今度は頑張るからさ…?」 「んっ…許して…あげる…あふっ…」 「好きだよ…七瀬さん!」 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ! 「あんっ、あんっ…そ、そんなに激しくしなくても大丈夫よ…?」 違う…俺が手加減できないよ… ズンッ!ズンッ!ズンッ! 「あふんっ!草太クン…!んッ、イイッ!」 「ハアハアハア…俺も」 頂上の見えてきた美雪が更に草太との密着を求める。 「そ、草太くん…抱っこして…私をお膝に乗せて」 「ん?いいよ待ってね…よっと」 繋がったまま彼女を起こし布団に座る草太。 合体したまま美雪を背後から抱っこする形になった。 美雪が安心するように大切に抱き締めてやる。 「草太くん…」 振り返る美雪と唇を重ねる。 ベッドだったら良かったな… 体位的に激しい抜き挿しは無理なので、下から揺すりながら美雪の乳房やクリトリスを弄る。 「あん…ダメ…んん」 草太の頭に手を回し、引き寄せキスをする美雪。 真後ろに草太がいるので美雪にしたらかなり無理な体勢を強いられた。 「こっち向くかい?」 「このままでいい…はんっ」 耳たぶを甘噛みされてピクンとする美雪。 美雪の耳を舐め回しながら、草太は下半身を揺すり乳を揉みクリトリスを擦った。 「そんなにいっぺんに…ダメェッ」 美雪が感じるたび顕著に膣内に反映される。 「草太くん…気持ちいい?」 「スゴく気持ちいいよ…どうして?」 「だって…何だか私ばっかり…」 「さっきは俺ばっかりだったけど?」 「も、もう…マジメに云ってるのにィ」 「俺はいつだって、キミにはマジメだし…本気だよ」 「う…うん」 今更照れなくても…カッワイイなぁ〜も〜! 「何か云った?」 「あー、えーと、そうだっ!寝そべってもいいかな?」 「…このまま?草太くんが潰れちゃうよ?」 「大丈夫。ごろーん」 「きゃっ」 天井が鏡だったら最高だったに違いない。 …いい匂いだ…七瀬さんの髪… 草太の顔の位置に美雪の後頭部がある。 キスすると美雪が振り返ろうとした。 「前を向いて、七瀬さん」 「だって…あっ?」 美雪の太腿を抱え、仰向けのまま美雪を乗せ草太が突き上げる。 「あんっ!」 うん、こっちの方が動ける ズコッ、ズコッ、ズコッ。 「んッ草太クン…重くないの?」 「大丈夫…っ」 ズボッ!ズボッ!ズボッ! 「あっ、ひゃっ、んッ」 「ハァハァ…七瀬さんっ」 ズムッ!ズムッ!ズムッ! 「はぁん!草太くんっ!」 「イイ?七瀬さん?」 耳元で草太が囁く。 「んっイイ…イッちゃう」 美雪の身体は中も外もすごく熱かった。 「イッてもいいんだよ…誰も見てないから」 「はぁ…はぁ…草太くんが…見てる…」 「この体勢なら見えないよ…ほら遠慮しないで…」 口調はやさしいが下半身は激しかった。 「あッ、あッ、ホントに、ヘンに、なっちゃ、うッ」 草太に突きまくられ美雪の乳が忙しく揺れる。 ぷるんっ!ぷるんっ!ぷるんっ! 「七瀬さん!!ううっ!!そらっ!!」 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ! 「ひゃふっ!イク!イクわ草太くん!!いいッ?」 「OK!!」 「い、今よ…!おま〇こに出して…!!」 「み…美雪っ!!ウッ!!!」 ドクッ!ドクドクッ!ブブウッ! …ああ…草太くん… 草太の上で、美雪の意識がゆっくりと堕ちていった。 「…ん」 美雪が目を覚ましたのは夜中になってからだった。 「…やだ?私ったら失神しちゃったんだ…?」 灯りは草太が消したらしい。 草太はしっかり美雪を抱き寝息をたてていた。 部屋は暗かったが月明かりで草太の顔がハッキリ見えた。 「可愛い…草太くんの寝顔、初めて見ちゃった…」 自分の寝顔もこんな風に見られてたのだろうか。 もっとも絶頂に達して失神するのは今日が初めてではなかったが。 上半身は裸だったが二人とも下着を穿いていた。 「恥ずかしいなっ、もう」 後始末をされパンティを穿かされるのも初めてではなかったが、乙女としては複雑である。 「ん…七瀬さん」 どきっ。 「……すぅすぅ」 …なんだ、寝言か… 草太の顔をみつめる。 「寝言で呼ぶほど私が好きなのに交際は申し込まないのね…男の子ってホント…、はぁ…私も寝よっと」 草太の胸に戻り美雪もしっかり彼を抱き締めた。 「くん…草太くんっ」 がばっ!と草太が飛び起きる。 「やっと起きた。朝ご飯もうすぐ部屋に持ってきてくれるって。早く着替えないと」 「ウソ!そんな時間…?」 「高校生のカップルが枕二つ並べて、ハダカでお布団なんてマズいと思うけど?」 「そ…そうだね!すぐ着替えるよ」ってカップル…!?ま…まあ、そうともいえるかな… 「まぁ…二人の関係はホントウのコトだし…私は構わないケド?」 「えっ…?」 七瀬さんのいつもの笑顔が少し違って見えるのは願望だろうか? 夢見ていたロマンチックな朝は、結局明日まで持ち越しだけど… でも、この旅行で二人の関係はちょっぴり変わるかも…? 「民宿の人来たよ、草太くん」 あたふた… SS一覧に戻る メインページに戻る |