昏睡
村上草太×七瀬美雪


「よいしょ…」

草太に抱きかかえられた美雪の身体が、ドサッとベッドに投げ出される。
仰向けに寝かされ美雪の胸の膨らみが更に強調された。

「さて…どうするかな」

美雪の魅力的な胸をブラウスの上から揉みながら、やり方を考える。
草太に胸をまさぐられながら、美雪は気持ちよさそうな寝息をたてているだけだ。

…金田一に、させて、いるんだろうか?

こんな可愛い娘に想われていながら、他の女に色目使うサイテーな奴。
今も旅に出て連絡もよこさないし。
その寂しさに付け込んで、彼女をデートに誘ったけど、
まさかあんな期待通りにハイペースで飲んでくれるとは思わなかった。
寂しさに耐えられないほどアイツのコトが…。
美雪の脇に手を置き、ぐっと顔を近付け可愛い寝息をたてる唇を塞ぐ。

…七瀬さんとファーストキス、してしまった…。

夢中で唇を吸っても美雪は無反応だった。

「ハアハア…」

草太の指が焦り気味に、美雪のブラウスのボタンを外してゆく。
前をはだけブラウスの中に手を入れて背中に手を回しブラのホックを外す。

これで、上にズラせば…。えいっ!

ぷるるんっ。

おおっ!七瀬さんのおっぱい!!やっぱりデカい!
ついに見てやった…!

キスをして起きなかったくらいだ。ナニをしてもそうだろう。
美雪の乳房を両手で鷲掴み、むにゅむにゅと揉みしだき、乳首を指で摘んでこね回す。

「め、メチャクチャ柔らかい…!乳首の色もキレーだし!でも、ちょっと乳輪が大きくてエッチかな?」

美雪が寝てると思い、勝手な事を云っている。

「…七瀬さん」

ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱっ。

無断で吸い付き、べっとり舐め回す草太。
気付くと、つんっ、と美雪の乳首が勃っていた。

「へぇ…」

草太の指が美雪の乳頭をきゅうっと、つねる。
美雪が、ぴくんと反応する。感じて勃つのとは別物なのだろうが、美雪が触られて反射的にでも反応するのは感動だった。

他の場所も反応するのかな…?

美雪の柔らかな唇を割り、ねっとりと舌を絡ませながら、スカートの中に手を入れる。

「ハア、ハア…」

パンティの上から、あそこを触ると俺の息はすごく荒くなっていた。

もう、たまらないよ…七瀬さん。

こんなに柔らかくて、気持ちよくて…挿れたらもっとたまらないんだろうな。

…金田一より先だといいけど。

三週間オナニーしてない、溜まったムスコは、早く美雪に入ってみたくてウズウズしている。

目を覚まされたら、初体験も俺の人生もゲームオーバーだ。
その前に何としても本懐を遂げないと。
スグにでも嵌めればいいのに、やはり目先の誘惑に負けてしまう。
好きな娘のミニスカートの中は、普段は死んでも触れない憧れの聖域だ。
草太は今にも果てそうな顔で、美雪の太腿や尻を、いやらしく撫で回している。

「な、七瀬さ〜ん…はあはあ…」
「んっ!」

突然、美雪の膝が勢いよく跳ね、草太の手を太腿で挟んだ。

「いてーっ!…むぐっ」

自分の大声を慌てて手で塞ぐ草太。

お、起きちゃったか…!?

美雪はすやすやと寝息をたてている。

お…脅かしてくれて…。

そ〜っと手を引っ込抜く草太。

…罰を与えなきゃな。

ちょっぴり腹が立ったので、がしっと美雪の太腿を抱え、全開に開く。

「ほいっ、ミス不動高校、七瀬美雪のM字開脚〜!!」

一部で、学園のアイドルと称される美雪の、純白のパンティが惜し気もなく晒される。
また挟まれたり蹴られたりしないように、太腿を過剰なほどに強く押さえ付けている草太。
美雪の柔らかそうな股間の膨らみに、我慢できず草太の手が伸びた。

ふにゅっ、くにゅっ、くにっ。

パンティの上から触った美雪のあそこは、たまらなく柔らかい。

「七瀬さんのおま〇こってスゴく柔らかいんだね…」

うっとりと土手全体を撫で回していた手が、次第に割れめに指を食い込ませてゆく。

くにゅくにゅっ、ごしごしごしっ。

擦ると美雪の性器の形と柔らかさがダイレクトに指先に伝わってくる。
パンティのやさしい肌触りとのマッチングときたら最強だ。

「最高だよ…七瀬さんっ」
「んっ…」

大切な場所に何かが触れる感触に、違和感を感じるのか美雪が時折反応するが、やはり目は覚まさない。

「七瀬さん…ハアハアッ!」

美雪の脚を力強く押さえて、草太は魅惑の膨らみに顔をうずめた。

「うんっ!」

ぴくんと、また美雪が反応する。

ハアハアハア…、い、いい匂い…!何度夢見たことか…!

このまま、しゃぶり倒してやろうかとも思ったが、美雪が不審に思う痕跡は残せない。

さあ、いよいよおま〇こを見てあげるか…。

いったん美雪の膝を閉じ、スカートの中に手を入れパンティを一気におろす。
脱がせたパンティは、丸めて枕の下にしまった。

ゴクン…。

美雪の膝を力強く掴み先刻よりも更に、力をこめて股を開かせた。

「うぅ…ん?」

美雪の股間接に草太の全体重がかかり、ぎしりと軋む。
ノーパンでの大開脚に草太が見とれている間、美雪は意識のないまま苦痛に呻いていた。

「…こ、これが七瀬さんのおま〇こか…」

ごくんと生唾を飲み込む草太。
ムスコは今にも暴発しそうに、ズボンの中でパンパンに膨らんでいる。

「七瀬さんの…キレイな色だなぁ。…絶対処女だよな?」

くちゃっ、と草太が指で陰唇を左右に開く。

ぴくんっっ。

美雪のもっとも大切な秘密が、まざまざと、そして初めて公開されてしまう。
それも金田一ではない男に。

「もうお嫁に行けないね」

美雪の粘膜をすみずみまで観察する草太。
すぐ後にお世話になる、おま〇この穴をジッとみつめている。

吸い込まれそうだよ…。

可愛い顔をして、こんなエッチな性器をしているとは。
美雪の穴を、ねっとりと舐める草太。

ぴちゃぴちゃっ、じゅるっ、ちゅっちゅっ。

「あんっ…ううッ」

眠りが浅いのか、まるで起きているかのような反応を示す美雪。

「…?」

草太の舌先を明らかに美雪の味が刺激した。
指で割れめを擦ると、くちゅくちゅと音がする。

「…へぇ…!」

濡れてる…!俺にされて!?
条件反射だろうが、生理反応だろうが、どうでもいい。

ぺチャぺチャ、レロレロ、レロレロ。

前の穴は勿論アナルまで舐め回す。
美雪のだと思うと汚い気は全くしなかった。
だいぶ濡れたので指を挿れてみることにした。
中指を舐めて、やさしく膣口に挿入する。

つぷっ。

舐めたのは美雪が痛くないためだが、美雪にしたら好かぬ男の唾液を膣に入れられるなど、
さぞ、おぞましい事だろう。
もっとも、唾液よりもっと、おぞましいものがこの後控えているのだが。
美雪の膣内に入った草太は、その内部の熱さと窮屈さにウットリしていた。

これが七瀬さんの膣…!すごく熱々だ…!!キツくて…デコボコして、コリコリして…
ナニを挿れたらどんなに最高だろう?

指二本はとても入りそうにないが、一本なら割とスムーズに抜き挿しできた。
ちゅぷちゅぷと、いい音がする。
指を抜き挿ししながら、クリトリスを舌でチロリと舐めてやる。

ビクビクッ。

ふっ、反応してるよ。

チロチロチロチロ。

「んッ…うんッ」

美雪の顔は紅潮し、眉根をひそめている。

「草太クンに舐められるのはイヤ、って?」

いじめるように、突起を舌でこねくり回す。
ピンピンに勃起した美雪のクリトリスは、もう自分で皮の中から出てしまっている。

「ハアハア…ッ。こ、これだけ濡れればいいかな」

美雪の膣から指を抜き、上体を起こす草太。
せわしなくベルトを外し、慎重にズボンのチャックをおろし、いきり勃ったムスコを取り出す。
既に透明の雫を垂らしたムスコは、ブリーフとの間に糸をひいた。
恥ずかしそうに糸を指ですくい取り、ズボンとブリーフを完全に脱いで、ベッドの下に捨てる。
美雪のスカートを汚さないように少し捲り、股を開かせて正常位の体位をとる。
美雪のスカートの中に、男の怒張が侵入する。
美雪の太腿が草太の太腿の上に乗り、より二人の股間が近付いた。
そのまま草太が先端を美雪にあてがい、滑らせる。

ぬりぬり。

草太の先走りが美雪の大切な場所に塗り付けられる結果になった。
美雪が起きていたら発狂していたかもしれない。

ぐり、ぐりぐりっ。

…あれ?
…くそっ…おかしいな…。

美雪のスカートの中でもぞもぞする草太。
美雪のあそこに押しつけても、ちっとも挿入ってくれない。
美雪が初めてだからかも、とも思ったが、童貞の自分に原因がある事は間違いない

「くっ…!入れっ!!」

ぐんっ、と腰を突き出す草太。
不意に亀頭が埋没した。

「うぉっ!?」

あ、危ない…!
急すぎてあやうく射精する所だった!

とはいえ先っぽは入った。
美雪は気付かず寝ている。
そのまま草太がずりずりと腰を進める。

ぬぷっ、ずぷぷっ、ずぶずぶ…っ

ああっ、気持ちいいよ、七瀬さん…。すごくあったかい…よ。

美雪が全く痛がらないので、草太のモノは瞬く間に美雪に収納されてゆく。
途中、何かが阻むような感覚に当たった。

こ、これは、もしや…?

押したり引いたりしながら、その感触を愉しんだ後、美雪の太腿を抱えなおし勢いをつけて腰を突き出す。

ズンッッ!
ビクンッ!?

美雪の身体が弾んだ。
意識までは戻らなかったが、よほどの衝撃だったのか身体がヒクヒクと痙攣している。
美雪の処女膜を突き破り草太のペニスが一気に美雪を貫いた。
根元まで美雪の粘膜の感触が覆っている。

おおっ…!!!
七瀬さんのおま〇こに…俺のが入ってる…!!

強烈な締めつけに、唇を噛む草太。
動かしたら、途端に放ってしまいそうだ。
それでも何とか結合部を覗き込むと、美雪の出血が確認できた。

「よ、よかった…やっぱり処女だったんだ…!」

ああ…!神様…!!

「信じてたよ…。最高だっ…!七瀬さんっ!!」
「う…ん…」

美雪にキスする草太。

「な…七瀬さん…!ハアハア…」

もう我慢できないッ!
草太がたまらずに腰を振る。
パンッ、パンッ、パンッ!

「うっ!!!」

ドクンッ、ドクンッ、ドクッ、ドクッ。

あまりの気持ち良さに射精してしまう。

ウソッ!?三こすり半かよ…。

美雪の膣内に射精し終わると、草太は彼女の上に倒れこんだ。
久々の射精は、やっぱり最高だ。しかも生身の女の子のカラダは。

…すごくよかったな…。七瀬さん…。

美雪の膣内に出してしまい少し慌てたが、外より満足感がある気がした。
名残惜しくて、つながったままディープキスしてる内に、一度しぼんだムスコはすっかり回復していた。

どうせ、まだ起きないだろうし…もう一回だけ…。

先刻より余裕をもって美雪に抜き挿しする。
美雪との結合部を見ながらゆっくり動いた。
清純な美雪がAVと同じ目にあっているのは興奮の極みだった。

「七瀬さんがヤラレちゃってる画…すごくイイよ」

美雪を何度も訪れながら、粘膜を鮮明に味わう。

これって、かずのこ天井ってヤツ…?エラをこりこりして最高だ…。

草太の動きが次第に加速する。

ジュプッ、ジュプッ、ジュプッ。

うう…、ヌルヌルして、すっごく気持ちいいッ!!ハアハア…!
俺の精子注がれたからかな?…もっと出してあげるからね!!

草太が突くたび、美雪の清楚な白のソックスを履いた足が悲しく揺れる。

「好きだよっ!七瀬さんっ…!!」
「……う…ん」

ピクリと美雪のまぶたが動き、重たそうに開いた。

「え…?」

固まる草太。

「草太く…ん?……!?」

自分の置かれている状況をようやく飲み込んだらしい。美雪が金切り声をあげた。

「い…いやあああっ!!な、何してるの…!?」
「くッ」
「うぐっ!」

美雪の唇を塞ぐ草太。
美雪にとっては、これがファーストキスだった。

「ぷはっ!やあぁ…」

泣きだす美雪をどうしてあげる事もできない。

「七瀬さん…!」

草太が激しく美雪に腰を打ち付ける。

「あうっ!?やっ…草太くん!んぐっ!!」

激痛が美雪を襲う。
熱く固いモノにデリケートな粘膜を擦られ、灼けつくような痛みが走る。

「うぐっ、ううっ…グス…ひっく…」

しゃくりあげ涙をこぼす美雪に、さすがに草太の胸が痛む。
処女は奪ったのだし…もう、やめてあげようと思ったその時。

「…はじめちゃん、ごめんね…」

草太の扇情を煽るには充分すぎる言葉だった。

「私、はじめちゃんにあげたかったのに…ごめんね、はじめちゃん…」

美雪にこんな感情を持った事が今まであっただろうか。

「黙って…七瀬さん」
「はじめちゃ…」
「黙れよっ!」

美雪の唇を奪うが、美雪は必死に歯を食い縛り草太の舌を入れさせない。

「今入れさせなくたって…さっきタップリ舌絡めあったんだぜ?俺たち?」

動揺する美雪。

「いやっ」
「処女膜も、もうないよ?俺が破ってあげたよ。血も出てるだろ?ほら!」

云われるまま視線を移してしまう美雪。
シーツの赤い染みを絶望した表情で見やっている。

「ずっと好きだったキミに童貞卒業させてもらったって金田一に云おうかな!さぞかし怒るだろうなぁ、アイツ?」

美雪の瞳が恐怖に揺れる。

「い、いや…!そんなのやめて!!」

憐れに懇願する美雪。
よほど金田一が好きなのだろうか、正常な判断ができないでいる。

「お願い…!はじめちゃんには云わないで…!!」

バカだな…レイプされたキミを金田一が責めるはずないのに…。

「分かればいいんだよ…。…すぐ終わるから、さ?」

再び腰を振り始める草太。
美雪は唇を噛み締めながら、それでもされるままでいる。
別に脅迫したつもりはないが、無抵抗に越した事はない。

「ハアハア…うう」

おとなしくなった美雪に、草太がリズミカルに腰を振る。
草太の動きに合わせて、美雪の身体が揺れる。
必死に屈辱と嗚咽をこらえ、美雪はただ草太が早く終わるのを待った。

「な、七瀬さんのおま〇こ…最高だよ…」

美雪の背中が波立つ。

…悔しい…!

草太のことは憎からず思っていた。
金田一がいなければ、自分は草太と付き合っていたと思う。
あの優しい草太が、実は美雪にレイプ願望を持っていたと思うと軽蔑と怒りが沸きおこる。

「そ、草太くんなんて見損なったから…!大キライよ…!!」

それだけ罵るのが美雪には精一杯だった。
草太は異質な微笑みで応えた。

「見損なわれる位で美雪ちゃんのおま〇こに挿れられるなら、男子は皆キミに見損なってほしいと思うよ…?」
「!!」

羞恥に美雪の頬が燃えあがる。
揶揄で名前を呼ばれた事も美雪は腹が立った。
両親がつけてくれた、美雪のお気に入りの名前。 美雪の一挙一動に普段から敏感な草太は当然それに気付いた。
初めて彼女の名を口にするのが、こんな状況とは。
自分の責任とはいえ、今までの純情な恋心まで汚れた気がした。

「起きるよ、七瀬さん」
「え…?」

美雪の背中を抱き、草太が起こさせる。
草太に抱っこされた美雪は、突き出たモノの真上に座る形になった。

「ううっ…」

腹の中から圧迫するような嫌な感覚。

「いやっ…痛い!」

その瞬間、草太が舌を割り込ませてきた。

「んむっ…?」

金田一とキスすらした事がないのに、草太のモノを受け入れ舌を絡ませている。
自分に非はないはずなのに、自己嫌悪に陥る美雪。

「俺…俺ずっと七瀬さんのこと…」
「や、やめてよ…!今そんな…」
「す、好きなんだっ…!七瀬さん好きだっ…!!」

美雪を突き上げる草太。

「うぐっ!!」

逃れようとする美雪の肩と腰をがっちり掴み、より深く座らせようとする。
ズンッ、ズンッ、ズンッ。

「うぐっ!い…いや!んうっ…」
「好きだよ、七瀬さん…。大好きだよ…」

渾身の力で抱き締め、決して美雪自身に腰を浮かさせない草太。
ベッドのスプリングを利用して下から何度も突き上げる。

「あぐぐぐ〜」
「子宮にあたって気持ちいいよ…七瀬さん」
「あんっ」

美雪の赤らむ頬や耳を草太の唇と舌がねっとりとねぶる。

「ううっ」

敏感になった肌が否応なく草太の愛撫に反応してしまう。

「感じてもいいんだよ、七瀬さん?」

耳元で囁かれ震える美雪。
イ、イヤよ…誰がっ…!
突くのをやめ、腰をグラインドさせて中をかき回す草太。

「んっ…!」

美雪は唇を噛んだ。

やっぱり初めてじゃ感じないか…?

草太はそう思ったが、美雪はじんわりと不思議な感覚に襲われていた。

えっ?ウソ…そんなワケ…!?

草太のムスコがビクビクッとするたび美雪は声を出しそうになる。
知らない内に草太にしがみつく美雪。
その手を草太に掴まれ初めて自分が抱きついている事を自覚した。

「…いやっ…」

顔をふせる美雪。
草太の顔を見れない。

ぎゅうっ。

急に草太に抱き締められ、お互いの顎が互いの肩に乗せられる。
抱擁の戸惑いよりも顔の見えない姿勢に何故か美雪は安堵する。
草太との結合部は痛みより今は痺れるように熱かった。
草太の早い呼吸を耳で受け美雪も身体が熱くなる。

違うの…はじめちゃん…これは違うの…。

ぐっぽ、ぐっぽ。

「あんっ、ダメッ」

今動かれたら、女として耐えられないことになる。
犯されて感じてしまうなんて清純な美雪にとって、あってはいけない事だった。

「こんなカタチでしか奪えなかった…愛してるよ…」

そんな切ない声で云われても、自分ははじめが好きなのだ。
なのに…草太の声にすらカラダは反応してしまう。

「七瀬さん…好、きだ…よ」

ずっぽ、ずっぽ、ずっぽ。

「あぁん…だめぇ…」
「ハアハア…出そう…」
「えっ?ダメッ」
「ごめん…もう…!」

深々と美雪を貫く草太。そして…

ドクッ!ドクッ!ドプッッ!!

「い…いやあ〜!!」

二人は背中を突っ張らせ長い時間痙攣していた。

…許して…はじめちゃん……

草太の射精を最奥に受け美雪はアクメに達した。


草太はあれから何も云ってこない。
美雪とはじめと草太の三人は、また前と変わらぬ学園生活を送っている。
美雪を挟んだトライアングルは今も健在だ。
三人の誰かがアクションを起こせばすぐに均衡は崩れるだろう。
美雪の想いは決まっている。
朝玄関を出ると、そのひとが迎えに来ていた。
美雪は明るく挨拶した。

「おはよう、――!」






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