芽生えた疑惑
村上草太×七瀬美雪


金田一少年が、担任からの逃亡に失敗し居残り補習をひとり教室で受けている頃。
七瀬美雪と村上草太は共に下校し、人目を気にしながら彼女の家に入っていった。


「でも、金田一の、あの顔ったらなかったよね」

今日の学校での一幕を何げなく話す草太。
ブレザーを脱ぎながら、美雪が少し嫌な顔をする。

「もう、ベッドでは、はじめちゃんの話はやめてって云ってるでしょ…?」

草太がズボンのファスナーをおろす手をとめる。
自分としては、全く意識していなかったので、逆に美雪の言葉が気になった。

「後ろめたい…?俺とのコト」

自信のない口調が自分でも恥ずかしい。

「草太くんこそ。はじめちゃんの親友のクセに…私とこんなコトしていいの?」

いつも大事な所を美雪は、はぐらかす。
互いに本心を伝えあわずに、いつしか身体だけを重ねる関係になっていた。
草太は無言で美雪の前に仁王立ちになる。
美雪は少し困った顔で、それでもその場に膝をつき、途中までおりた草太のファスナーを下までおろしてあげる。
既に勃起している草太のモノに当てないよう優しくズボンを足から脱がせて、ブリーフを膝までずり下ろす。
草太の草むらから棒がニョキッと現われた。
小さなブリーフから解放されたムスコは既に先端を濡らし、ブリーフとの間に長い糸をひいていた。

「もう、こんなにしてるの…?エッチ」

美雪が糸を指ですくう。

ずきんっ。
痛いほどに股間が脈うつ。。

美雪に体液を触られただけで草太は自分でも驚くほど興奮した。

「し、仕方ないよ。久々でさ…俺」

明日美雪に誘われるかもと思うと、夜のオナニーも、どうも踏み切れない。
結局前に美雪と会ってから、一度も射精しないまま大抵次のデートを迎える草太であった。
自分から誘う勇気は無いし、といって、あの肉体を知って、今更自分の手で励む気にもなれない。
結局、毎日満タンにしてる草太である。
美雪が自分の本当の彼女だったら…と草太はいつも思う。
正式に、俺の彼女になってくれないかなぁ?…ムリか。

「やん…草太クンの、ピクピクしてる…」

イヤと云いながら興味津々に草太を観察する美雪。
草太のモノは凶暴に膨張していった。

「…触って…くれない…かな?」
「え…?」

草太が仁王立ちで、ひざまずいた美雪を見下ろす。
美雪の目線が低いので、上目遣いした彼女が奇妙に草太の劣情を煽る。

「してほしい…?」

「う、うん…」
「…いいよ?」

恥ずかしさを隠すように、少しぶっきらぼうな美雪の返事。
だが俺が痛くないように、七瀬さんがムスコに唾を垂らす。

うわっ…いやらしすぎる。

ニチャニチャとムスコが湿った音をたてた。

「う、七瀬さん…」

美雪の手が、せっせと草太のぺニスを擦る。

うん…いい感じ…あ…。

美雪のサービスをまったり受けていた、その時。

「ね、草太くんも唾垂らして?」

…い?
えーと…俺のは要らないんだけどな…

仕方なく口の中のありったけの唾を上からナニにダラダラ垂らす。
げげっ!絨毯に垂れた!しかも、自分のだとぬくもりが何か気持ち悪い…。
美雪は絨毯の心配などそっちのけで、草太の唾液にまみれたペニスを扱く。

「…?」

草太がふと見ると美雪の頬が上気し瞳が潤んでいた。
正直美雪には、胸や口でしてもらった事のある仲なのだが、やはり男性器に戸惑うのだろうか?と草太は危惧する。
イヤならやめてくれて構わないんだけど…。
そう思った時だった。
美雪のつややかな唇が開いたかと思うと、草太の唾液まみれの陰茎にうっとりと、かぶりついた。

「うわあッ!?」

草太の悲鳴に我に返る美雪。
すぐに口からアレを出す。
正体不明の糸がひいた。

「何よ…自分からしろって云ったクセに…」

果てしなく不機嫌な、というか拗ねた表情の美雪に草太は狼狽した。
しろ、とは云ったが、口でしろとは『まだ』云ってない。
と、草太が反論できる筈もない。

あ〜っっ!

草太は美雪の前に座り、目線を同じ高さにした。

「凄くうれしかったけど、悪いから…だから…ゴメンでかい声だして…驚かせたね」

美雪の頭を撫でてあげる。
美雪はご機嫌を直したのか「悪くないから…」と草太のモノを握り直した。

えっ??

草太の唾液とカウパー汁にまみれた亀頭を臆すことなく口に含む。

「っ…!!」

まとわりついた粘液を吸い取るように、たっぷりと何度も先端を舐める。
もっと出してほしいのか先っぽの窪みを舌先でチロチロする。

「七瀬さん…うあっ」

強烈な快感が草太を襲った。
今日何回小便をしたか分からない男性器を、知ってか知らずか、美雪の舌は清めていた。
特に包皮の中は隅々までほじくったので、舌先には恥垢のカスが付き、
美雪の知らない内に胃の中に飲み下されていた。

き…効く!!

草太はきつくシーツを締めていた。

「気持ちいい?草太クン」

返事を待たずに、美雪は、草太のムスコを根元まで頬張る。
舌を這い回されるのとは、また違った快感だ。

「うお…!」
「んっ…んっ…んっ…」

ちょっぴり苦しそうに、でも音をたてて、美味しそうにしゃぶる美雪。

「な、七瀬さん…ほんと…ダメ…」

紅潮した草太の顔をみつめ、目を合わせたままムスコをしゃぶる美雪。

ずきん、ずきん、ずきん。

この娘は何処で男の好物を覚えてくるのか…。
トロトロの脳みそで考える草太。
彼のモノを口から出すと、今度は裏スジを丁寧に舐める美雪。

「あっ…そこっ」

つい、口走ってしまった。

「ここ…?草太クン」

草太の理性が溶けてゆく。
ああ…不動高校のアイドル七瀬美雪に奉仕させてるなんて…たまらないよ…。

「な、七瀬さん…!」

思わず美雪の手を握る草太。
美雪は握り返し、ラストスパートをかけて草太を導く。

「んっ、んっ、んっ…」

頭を早く動かす彼女。
草太の握ってない方の手は、火がつくほど竿を擦った後、タマをやさしく揉みたてた。

…もうダメ…限界ッ!!

「七瀬さんッ…!!うっ…!!」

どくんっ。
どぴゅっ、どぴゅっ、どくっ、どぷぷっ。

美雪の口内に草太がたっぷり射精する。

ハアハア…出たよ…七瀬さん。

「うぐ…ゴクン」

美雪は吐き出さずに、草太の精子を全部飲み下していった。
久々の射精だったし、もの凄い出たな…俺。
飲ませるのは可哀相な気もしたが、満足感は絶大だった。

「ふう…ふう…けほっ」

唇を指でぬぐう美雪。少し咳き込んでいる。

「ゴメン…大丈夫だった…?」

恥ずかしいのか美雪が口元を隠す。

「…へーき、少し苦しかっただけ」

あ……。

草太は美雪の事後の唇にキスをした。

「!やだ、草太くん!」
「…すごくよかったよ!ありがとう…七瀬さん。大好きだよ」

美雪は嬉しそうに笑う。

「うん…」

ベッドに仰向けに寝かされた美雪は、スカートの中に草太の頭を入れさせ身悶えていた。

「草太クン…、も、もう…」

草太に向かって股を開く美雪。
片足には脱いだパンティが絡まっている。
草太は息ができるか疑問なほど、美雪の股間のふくらみに深く顔をうずめ、美雪の秘密を味わっている。
草太の頭が動くたび、草太に抱えられた美雪の足が高く持ち上がり、白いソックスが揺れる。

「あんっ!」
「暴れないで…ピチャピチャ…こんなんじゃ…チュルッ…俺、足りないんだから…ッ」

クリトリスを舐め回しながら草太が喋った。

「あんっ!息が熱い…っ」
「え、そう…?チュパッ、ハアハア…ゴメン…ハアッ」
「いやんっ!だから息が…あン」
「そ、そんな可愛い声出されたら…たまんないよ…」

美雪の痴態に草太のムスコはすっかり復活し、またもや先走りを滲ませていた。
この可愛い顔の下にこんなエッチなおま〇こが付いてるなんて。
美雪の貝を今更に観察する草太。
陰唇を指でパックリ開いて美雪の粘膜を晒す。

「いやん…もうっ草太クン?そんなに見ないでよ…恥ずかしい…」

草太に大切な場所を見られている興奮と背徳感が美雪を責める。

「キレイな色だなぁ。濡れ方も最高だし?」
「やだ…草太クンがあんなに触るから…」

自分に触られて濡らしていると遠巻きに告白する美雪に草太は興奮を隠せない。

「も…もっと触ってあげるからね!」

夢中で美雪の性器を貪る草太。

「やッ…あッ…うぅん…」

穴に溜まった唾液と愛液が美雪の尻を伝ってシーツまで流れ落ちる。
ヒクヒクするアナルに気付きペロリと舐めた。

「きゃあっ!」

過剰な反応をされて草太はゾクッとした。

「七瀬さんのアナル可愛いよ」

ぺろぺろ舐める草太を引き剥がそうとする美雪。

「やだっ…そんなトコ舐めないで…」

やはり抵抗があるのかアナルの官能に浸りきれない美雪だ。
他の男にヤラれる前にアナル処女も奪いたい草太だが、今日の所は自嘲し、アナルへの愛撫をやめる。
それに、そろそろムスコも二回目の射精を待ち望んでいる。
ピンピンのクリトリスを擦りながら自身の衣服を探る草太。
ゴム…どこだっけ…。
美雪との初体験以降常備している避妊具の袋を取りだした。
薄いギザギザのそれは美雪も当然知っている。
草太と愉しむのに幾度となくお世話になった。

「あっ…草太クンそれ要らない…」
「え?」
「今日は…安全日だから」
「そ…そう!」

思わず喜んだ声になる。

「クスッ」

速やかに美雪の太腿を抱え正常位の体位をとる。
入り口を亀頭で何べんか慣らして、草太が一気に美雪を貫いた。

「あんっっっ!!」
「おおっ…!!」

生の膣に草太は早くも苦悶する。
美雪に挿れている事実を味わうようにゆっくり穴に抜き挿しする。

「草太クン…はんっ」

雁すれすれまで抜いて、また根元まで挿れる。
長いストロークで美雪の内部を味わいながら、徐々に腰が早くなってゆく。

「ハアハアハアハアッ」

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!

「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
「くうっ…七瀬さん…!」

時折美雪の乳房を揉みながら更に腰を加速させる。

ジュプッ、ジュプッ、ジュプッ。

「んっ、んっ、草太クン、あっ、あっ、んっ」

草太が突くたび卑猥な音と声が部屋にこだまする。
美雪にもっと体重をかけ、密着したまま、ぐりぐりと中をかき回してやる。

「はんっ!いい〜っ!」

な、七瀬さん…声大きいって…。
モチロン注意なんて野暮なコトはしない。
草太は突きながら美雪の膣内の好きな場所を擦ってあげる。

「ここかい?七瀬さん?」

七瀬さんは切なそうにコクコク頷く。

「そ、そこ…あんっ、イイッ…草太クンッ!」
「ここか!こうか!ほらっ!どうだいっ!?」
「あひっ!ダ、ダメ…!うぐっ!」

美雪のきつめのおま〇こが更に草太を締め付ける。

「エ…エッチなおま〇こだなぁ…もしかして、他の男とも寝てるの?」

美雪はしたたかに赤面した。

「ひどい…っ、…わ、私そんな…、草太クンしか知らないもんッ…!」

…可愛い…。

「だったら俺のこと好きって云ってよ…?」
「………すき」

何かすごく間があった。
美雪と繋がったまま草太が身体を起こす。
あぐらをかいた草太の膝に、美雪が座る形になった。

「あん…ッ」

対面座位は苦しいかな?
美雪の唇を奪い舌を絡める草太。

「ん…草太く…」

美雪は草太の首に腕を回しキスを受け入れる。
ねっとり舌を絡め互いの唾液を啜りあう。
草太は美雪の足をシーツに付かせないように抱え、ベッドのスプリングを利用して下から突き上げた。
ズンッ、ズンッ、ズンッ。
足を浮かせた美雪は一点に衝撃を受け入れる。

「ひゃっ?あっ、あぐ…ッ!」
「七瀬さん…!くううっ!」

美雪の身体に弾みをつけ、落下と同時に下から突き上げる。

ずっぽ、ずっぽ、ずっぽ。
ギシッ、ギシッ、ギシッ。

「草太クン…!ああんっ…お腹破けちゃう…ッ」

草太の激情は収まらない。。

「す、好きだよ…っ、七瀬さんっ…ハアハアッ…!!」
「私もっ…!好き…!好きよッ草太クン!!」
「七瀬さん…!!」

スプリングが壊れるほど、草太は激しく美雪を揺すりあげた。

ズブッ、ズブッ、ズコッ、ズコッ…。

「私イッちゃう…草太くん…んっんっんっ」
「お…俺もだよ七瀬さん…うう…っ」

…来るっ…!
最後のひと突き。

「だ、出すぞっ…!!!」
「な…中に出してッ草太くん…ッ!!」

ドピッ!ドピッ!ドピッ!

「ああ〜〜〜☆」

草太の猛烈な勢いの射精を子宮に受け美雪もイク。
膣の痙攣が草太を休ませることなく吐き出させる。
根元が膨らみ精子を何度も何度も膣内に送り込む。

「ううっ…とまらないよ…」

草太の射出が無くなるまで美雪もイキ続けた。
美雪の体内に思いのたけを放出して崩れ落ちる草太。
美雪はぐったりしたまま草太の重みに身をゆだねる。

「ごめんね七瀬さん…重いだろ?すぐどくから」

美雪は草太の背中に腕を回し首をふる。

「大丈夫だから…まだ、こうしていて…?」

繋がったまま美雪は絶頂の余韻に浸っている。
美雪の腹の中で勢いを失わない自分のモノが心配になる草太。

「えーと…」
「もう一回する?」

美雪が微笑む。

うっ、うれしい…!

「あ、でも、あふれちゃうから二回目は…付けて?」

いいですとも、お安いご用ですとも。
いそいそとコンドームを装着して草太は再び美雪とのドリームマッチを再開したのだった。


数時間後。
美雪の部屋の窓から一人の少年が入ってきた。

「はあ〜まいっまいった。あのセンコーのせいで今まで帰れなかったぜっ。
くったびれた〜美雪ぃお茶入れてくれよ」

静まり返った部屋。どうやら主人はいないようだ。

「なんだよ出掛けてるのか?…たく、先にさっさと帰っちまうし冷たいヤツだな」

美雪の机に金田一がドサッと紙の束を投げる。
居残りさせられた上に、熱心な教師が大量の課題のレポートを出したのだ。
美雪にでも手伝ってもらわなければ徹夜したって金田一には無理な量と内容だ。
こんな時、優秀な美雪や草太が羨ましくなる。

「…遅いなぁ、美雪のやつ何処ほっつき歩いて…?」

ふと、床に落ちたゴミに目がとまった。

珍しいな。
部屋も身だしなみもいつも綺麗な美雪なのだ。
いつもはチリひとつだって落ちてない部屋なのに。

捨ててやろうと何げなく拾ったそれに金田一は良く見覚えがあった。
メーカーの違いはあれど、ふちがギザギザの薄っぺらい袋。
美雪と旅行の時は、金田一が必ず常備する、そして金田一には全く縁のない物だった。

コッ…コ…コンドーム…!!?

袋が破れ、明らかに使われた形跡のあるコンドームの空袋が美雪の部屋に落ちている。
金田一を動転させるには充分な状況だった。
あんなに潔癖な美雪が男を部屋に招き入れ、コンドームが必要な状況になったなんて。
美雪が笑顔で男を部屋に入れるシーンが浮かぶ。
あの美雪に限ってありえない、あるわけがない。
あの幼馴染みが自分の知らない内に他人に奪われていたなんて信じない。美雪を信じてる。
同じ問答が金田一の頭の中で繰り替えされた。
だが何度考えても芽生えた疑惑をかき消す事はできなかった。
金田一の瞳が恐る恐る部屋のごみ箱に向けられる。
人として、やってはいけない事だ。
そこまでプライドを捨てたくない。

だが、確かめずにはいられない。

ごみ箱にはティッシュと共に、大量の精子を溜めた使用済みのコンドームが捨てられていた。
金田一がへろへろと座り込む。

その頃、一階では。
草太を近くまで送ってきた美雪が帰ってきて玄関で靴を脱いでいた。

「草太くんたら、あんなに人のいる前でお別れのキスなんて…ふふ」

とんとんとん、と美雪が階段をあがっていった。






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