不幸な事故
金田一一×七瀬美雪


金田一一は旅館の布団の中で頬に紅葉饅頭を作って安静にしていた。そのはじめの頬に紅葉饅頭を作ったのがはじめを看護してる幼馴染の七瀬美雪だった。
原因は不幸な事故だった。何しろ剣持警部の紹介で行った旅館の古かったせいで男湯と女湯の露天風呂の境目の木の壁が腐敗して劣化していたのだ。しかも、男湯の方は明らかに石の部分が滑りやすくなってた為、ドジなはじめがこけてしまい、頭から壁に突っ込んでしまった。
その時、最初にはじめが目にしたのはなんと美雪の全裸であった。はじめに裸を見られた事で羞恥による怒りがこみ上げてしまい条件反射で往復ビンタを思いっきりしてしまったのだ。
その時のはじめの心境は美雪の裸を完全に見れた天国と誤解とはいえ往復ビンタを繰り返して痛みの地獄の狭間に苛まれていた。美雪に完全に嫌われたくないのではじめは事情を必死に説明する。

「事故だったんだ。俺が滑ってこけたせいでここに偶然、美雪がいたんだよ。」

今の美雪に何を言っても焼け石に水だった。異性に見られたショックで冷静になりきれてないので痛烈に文句を言う。

「嘘言うんじゃないわよ。はじめちゃんが確信犯だって事をいつもの事じゃないの。このどスケベ!」

確かにはじめにとって毎回覗こうとした時点で説得力があまりにも無かった。言い訳の出来ないので諦めかけようとしたはじめに旅館の女のおばさんの管理人が必死にフォローする。

「ごめんね。うちの温泉は偶にこういう事故があるのよ…彼をそんなに責めちゃ駄目よ。」

第三者の言葉でようやく誤解だとようやく気付いた途端に手を止めて冷静になる美雪を見てホッとした途端にはじめは完全に伸びてしまう。

「俺、何だか眠く…なって…き…た…美雪…やり…すぎだ…」

その後、管理人と剣持警部の助けによって、何とか救出されたはじめは浴衣姿で布団の中でおねんね状態だった。
ようやく目を覚ましたはじめは何故こんな姿でこんな所に戻ったのか疑問を持つ。美雪にお仕置きをされて以降、記憶がはっきり覚えていないのだ。鮮明に覚えているのは美雪のすばらしい裸だけだった。
美雪が心配してる顔を見ると思わず赤面してしまうはじめ、美雪もはじめと同様に赤面し手を合わせて頭を下げる。

「ごめんね…あたし…はじめちゃんが本当に事故であんな事になるなんて信じられずに…」

美雪の心には誤解とはいえ後悔しているのが見えた。その証拠に瞳を潤んでしまっている。そんな美雪にはじめも謝る。

「悪いのは俺さ…事故とはいえお前の裸を完全に見ちまったのは事実だしな…本当にごめん。」

責任問題として、美雪がお嫁に行けないんじゃないかと心配してしまう。自分が大好きな彼女を傷つけてしまった事に変わりは無かったのだから…

剣持警部と管理人に席を外してもらい、恥ずかしそうな顔で美雪ははじめの手を握ってはじめに質問する。

「ねぇ…はじめちゃん…あたしの裸を見てどうだった?」

素直に嬉しそうな顔ではじめは美雪の裸を見た感想を答える。恥を承知で不器用な告白を含めながら…

「綺麗だった。お前の何もかもが…今でもやりたいぐらいに…責任は俺が取るから!好きだったんだお前の事が!」

その答えに嬉しかったようで美雪が意外な事を言い出す。

「あたしの為に責任を取ってくれるの?本当に好きならしてもいい…」

はじめは美雪にファーストキスをようやくモノにする。美雪もはじめとのファーストキスがこんなにも甘い物ととろけてしまうものかと実感するので互いの唇を貪りだす。

「美雪、服を脱がないか?下着を汚したくないし…」
「そうね。」

互いに全裸になると美雪の大きい胸と均整の取れた身体を見て、はじめのムスコが大きくなる。それを見て美雪は素直に喜んでしまう。

「あたしの身体で反応してくれるなんて素直に嬉しいわ。あたし…はじめちゃんのおちんちんを触ってみたい。」

そう思った美雪だがはじめは早速行動に出る。美雪のメロンのようにたわわと実った胸を激しく揉みまくり乳首も指でコリコリと摘み出す。勃起する事で敏感に感じてしまう美雪は思わず喘ぎ声を出す。

「ああん…そこ…あたしの…そんなに…激しく…揉まないで…感じちゃう…」

面白そうにはじめは美雪のうなじを舐めながら狙い撃ちをする。美雪がゾクゾクしてるのが解ると今度は美雪の性器を指で拡げる。自分の汚いモノを覗かれて恥ずかしがる美雪…
はじめはお構いなしに優しく舌で舐め始める。まるで弱点を探しているかのように…

「はじめちゃん…そこ…舐め…ないで…あたし…おか…しく…なっちゃう…ああっ!そんな…とこ…摘ま…ないで…」

はじめの指が美雪のクリストスを弄ると余計に敏感に感じてしまい、仰け反るようにピクピクと痙攣をし始める。どうやらイッてしまったようだ。
美雪はジト目ではじめを睨み、さっきのお返しとばかりにはじめのムスコを掴む。わざと軽くはじめのムスコを甘噛みする。

「あたしを弄ったお返しよ。今度ははじめちゃんの番よ。」

楽しそうに美雪の細い手ではじめのムスコをシコシコ動かし、更に口で銜え始める。
はじめも敏感に感じてしまったようで我慢できずにビクビクと痙攣して美雪の顔に射精をしてしまう。
初めて見る男の精液…驚いた美雪はこれが男しかないものだとようやく実感してるうちにはじめが美雪を押し倒す。

「もう我慢できねぇ!美雪…入れるぞ…」

美雪はまだ気持ちの準備が出来ていなかったのでやめて欲しいと言うが、いきなり強引に挿入する。

処女膜が破れて出血するほど痛みがでてしまい苦悶の表情で涙を流す美雪。それもそのはず、なにしろ異物が入ったせいで膣肉が裂けてしまっているのだから…
すると冷静になったはじめも美雪が辛そうなのに気付いたらしく、痛みを紛らわそうと美雪の胸を優しくなでたりキスをしたりする。

「はじめちゃん…あたしが…処女だった事…に気付いたのね?でもあたしの事を想ってくれるから嬉しい。」

美雪のモノとはじめのモノをゆっくりとジュブジュブと擦り合わせるたびに美雪は徐々に痛みから快楽に変わってくる。

「はじめちゃんのおちんちんが…あたしの奥に…コツコツと当たってる。気持ち良過ぎて…どうにかなりそう。あたし…もう我慢でき…ないよ…」

互いの相性は良かったようで苦悶の表情ではじめも外へ出したかったが我慢できずに美雪の中でいきなり射精をしてしまう。
信じられなくて動揺するはじめ。美雪に必死に謝ろうとする。

「ごめん、生だったから外へ出したかったけど膣出しをしちまった。妊娠したら責任を取って嫁にするからさ。結婚してくれよ。」

美雪はストレートに答えを出す。

「はじめちゃんも童貞だったでしょ?はじめちゃんって解り易すぎだもん。妊娠なんかしなくてはじめちゃんと結婚したいわ。」

やはり互いに意識しすぎてカラ回りをしてたのがようやく繋がったのだ。嬉しくないわけが無い。
美雪がはじめを何故惚れたのか素直に言う。

「はじめちゃんの母性本能を擽る所が大好きなの。グウタラな所もスケべな所もあたしは気に入ってるわ。」

他人から見れば口では同情で好きと思われるが、はじめはよく知ってるから美雪だからこそ自分の短所が好きと言われる事が余計嬉しく感じてしまう。
はじめも美雪が好きな所を言う。

「俺は美雪のストレートに妬きもちを妬くところが好きだ。あと、おせっかい焼きな所や意地っ張りな所もな。」

美雪も自分の短所が好きって言われるのにすごく喜びを感じていた。他の男の誘いはルックスや才色兼備や優しさの部分だけでウンザリしていたのだった。
すると、剣持警部と管理人のおばさんが出てきて、喜びの拍手を上げる。

「良かったなお前等、ちゃんと告白も出来て…」
「そうよ、金田一君も七瀬さんがプロポーズなんて祝言はいつかしら?」

はじめと美雪は見ず知らずのおばさんが何故自分達の名前を知っているのか首を傾げながら疑問に思う。すると、メイクをしていたマスクを剥がすと、剣持警部の奥さんである事に驚愕する。
なんで奥さんがここにいるのかはじめと美雪は剣持夫婦に目的を問い詰める。

「なんでアンタの奥さんがここにいるんだよ?」
「俺の家内の案でな。お前らがあまりにもじれったいからはっきりしろって事だ!」
「だからってそれは無いでしょ。」
「御免ね。でも、二人ともはっきり言えたし肉体関係も持ったから良いじゃないの。ちなみにここはあたしの実家よ。全て計算どうりね。」

剣持夫婦に全てを嵌められて落胆とするはじめと美雪…だが、すぐに気持ちを切り替えられ、互いに笑ってしまう。
はじめと美雪が公式にバカップル認定をされるのは別の話になる…






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