女心
金田一一×七瀬美雪


七瀬美雪は今更ながら、幼馴染の金田一一が女心を読めない事に相当イライラしていた。
事の発端は映画の観たいジャンルの食い違いで、美雪自身は恋愛ものが観たいのに、はじめはアクションものが観たいと言う始末。
互いに頑固で己の信念を曲げない性格の為に、一歩も食い下がらないので喧嘩をしてしまう。

「はじめちゃんはレディーファーストって言葉を知らないの?」

美雪の言葉に頭にきたのかはじめも引かずに応戦する。

「そんな映画なんかよりも一番人気のあるこの映画を選ばない美雪はどうかしてるぞ!」

映画の価値観を侮辱された美雪はショックで瞳から涙が溢れそうになる。

「もういい!はじめちゃんとは行きたくない!これからは一人で見なさいよ!馬鹿〜!」

そのまま美雪は自分が観たい映画のチケットを買い、そのままシアターへ走り去ってしまった。
頭を掻きながら、言い過ぎて美雪を泣かせてしまった事を後悔したはじめは映画館を去り、どこか出掛けようとする
一方の美雪は涙で目を赤くしながらも、映画を観ていたがはじめの事が頭に入っているせいで集中出来なかった。

「全然映画に集中できないわ。それもこれも全部はじめちゃんが悪いのよ…」

二人の喧嘩はよくある事だが、いつもははじめの方が大抵謝るケースが殆どだったので、ここまで行くケースは珍しかったのである。
自分の意識ではもう既に恋人だと思っている美雪だったが、はじめの場合はどうなんだろうかと詮索してしまう。
未だにタダの幼馴染にしか考えていないのだろうか、それとも、恋人として考えているのかそれははじめから聞き出さないと解らない事である。
腹を決めた美雪は映画を観終わったらはじめの家にけしかけに行こうと実行する。
はじめの家のアラームを鳴らすと、はじめの母親が出てきて驚いた顔をする。

「美雪ちゃんどうしたの?はじめと一緒にいたんじゃないの?はじめなら今はいないけど…」

愕然とする美雪を見て、母親は女の勘で理由ありだと気付く。

「まあ、馬鹿息子はいないけど上がりなさいな。あとでとっちめてやるのよ!」

はじめがいない事で躊躇する美雪だったが、母親に背中を押されはじめの部屋に入る。
美雪ははじめの部屋が散らかっている事に気付き、余計なお世話かもしれないが掃除をし始める。
暫く経っても戻ってこないはじめに一体何処に行ったんだろうと思いつめてしまう美雪であった。
まさか、事故にでも巻き込まれたのか嫌な胸騒ぎを感じてしまう。

「そうだったら、普通は電話くらいよこすよね…」

それとも、新しい彼女でも作ろうとしているのかという疑問も考えてしまう。
何しろ美人の女の人に弱いはじめだから、そっちに行きかねないのも可能性も充分ある。

「折角、仲直りしたいのに…はじめちゃんは何処に行ったのよ…」

もしかして、自分に飽きてしまったのかと思うと。寂しくて涙がポロポロ出てしまう。
あの時、些細な拗れでこんなに距離が開いてしまうと後悔の念で一杯になる。
つまらない意地でここまで来てしまうと切なくて耐えられない。

「はじめちゃん、ごめん…あたしがあんなに意地を張ったせいでこんな事になるなんて…」

ちょうどその時、はじめが自分の部屋に入っていると美雪がいた事に喜んでいた。

「美雪!お前こんな所にいたのかよ。てっきり自分の部屋にいると思ってたのによ。」

どうやら、はじめは美雪の家に行っていた事を知る。互いに幼馴染の家に訪問していたのだ。
状況を知った美雪の前ではじめが頭を下げてきた。

「ごめんな美雪…俺もつまらない意地を見せて…これ…俺のお詫びのお土産…」

はじめが持ってきたのは行列の出来る店のバームクーヘンだった。
美雪が大好きなそこの店は並ぶのに1時間くらいは並ぶ所を無理して買ったのだ。
しかもその店は決して近い店ではなかったので移動時間でも相当掛かったのも無理なかった。
それを知った美雪ははじめが浮気してないのをホッとして感激をしてしまう。

「はじめちゃん、そんな事しなくてもただ電話で謝ればいいのに…」

はじめは恥ずかしそうな顔で言い訳をする。

「俺…携帯電話の電池が切れてな…電話をしたくても出来なかったんだ。だから、お詫びの証明みたいなのが欲しくてな。」

はじめははじめなりに美雪に気を遣っていたのだ。
はじめも美雪の事が大好きなので素直に謝りたい事に偽りは無かったのである。

「美雪…俺はな美雪以外の女と付き合いたくないし、俺にはお前しかいないんだよ。」

はじめの告白に嬉しくて抱きついてはじめの唇にキスをしてしまう。

美雪の方からファーストキスをするなんてはじめは予想できなかった。
しかも舌を入れて、自分の口腔内を探し物するかのように周りを舐めてくる。
はじめもそれに呼応するかのごとく自分の舌を美雪の舌を絡み合わせる。そのせいで互いの唾液が入り混ざる。
赤らめた顔をする美雪がはじめにお願いをする

「はじめちゃん、あたしの事が好きならセックスをしようよ。初めてだけど…」

この展開にはじめは困惑する。何故なら、自分も初めてなので上手く出来るか自身が無いのだ。

「俺も初めてなんだよ。上手く出来る自信が…」

躊躇するはじめに笑みを見せる美雪はとんでもない事を言い出す。

「じゃあ、あたしが攻めだからね!はじめちゃんは受けになるからね!」

だが、はじめにとって受けだろうが攻めだろうがそんな事はどうでも良かった。
何故なら、美雪とすることに意義があるのを知っていたからだ。

「俺…美雪とするならばなんだっていい。幼馴染で才色兼備のお前と出来るなんて夢のようだ。」

美人で巨乳の生徒会長の美雪を断る点なんてはじめには最初から無かったというより、むしろ美雪としたかったのは自分だったのだ。
美雪は下着姿になると、はじめも服を脱ぎ始めて全裸になる。
はじめは改めて見ると美雪の身体は神秘的で綺麗に見えた。
美雪もはじめのムスコが大きいと思い、これが自分の中に入ってくるのを楽しみにしていた。
興味深々ながらも美雪はいきなりはじめのムスコをギュッと握り、丹念に舌で舐める。

「美雪、俺のそんな所舐めるとチンカスが沢山付いているのに…」

はじめが恥ずかしがっている事をお構い無しに美雪ははじめのムスコを喜んで舐めるだけで飽き足らず銜え始まる。

「これがはじめちゃんの臭いチンカス…これもあたしのものよ。そしてはじめちゃんの精液も…」

独占掲示欲の強い美雪ははじめのモノは自分のモノだと決めていた。
そして、はじめに限界がそろそろ来てしまう。

「俺、もうそろそろ射精しちまうよ。美雪そろそろ離れてくれないか?」
「駄目よ。射精してもいいからあたしの顔に掛けなさい。はじめちゃんの精液が欲しいの。」

即答で答えた美雪に観念したのか、はじめは美雪の顔面に射精をビュクビュウと音を立てて出してしまう。
嬉しそうな顔で白濁の液まみれになった美雪は顔に付いた精液を手に取りゴックンと飲み込んだ。

「これがはじめちゃんの精液ね。熱くて臭い味だけど嫌いじゃないわ。」

美雪の積極的な行動によりムラムラと興奮してきたはじめは美雪のブラジャーのホックを外す。

「はじめちゃんって、あたしのおっぱいが好きだよね。もしかしておっぱい星人?」

美雪の質問にはじめは自分の本性を素直に答える。

「ああ…俺はおっぱい星人だよ。お前みたいなでかいおっぱいが大好きなんだ。」

やっぱり、はじめは巨乳好きなのは美雪が一番解っているつもりだ。セクハラするのは大抵、自分の胸が多い。
はじめの親指と人差し指で美雪の乳首をクリクリと丁寧に摘むと美雪はそこが敏感に感じるようでゾクゾク感じていた。

「はじめちゃん、指使いは気持ちいいけどくすぐったいわ♪あたしの母乳は出ないけど吸って!」

はじめは頭を縦に振り、チューチューと音を立てて美雪の乳首を吸うと嬉しそうな顔をする。
やっぱり美雪の胸は大きくて触り心地はマシュマロみたい柔らかいのではじめは優しく揉む。

「はじめちゃんの指や舌が気持ち良過ぎてそれ以上やるとあたしも…ああ!」

どうやら美雪もイッてしまうがすぐに回復する。
美雪は下のパンティーを脱ぐと、パンティーの中に秘所から愛液が垂れてきたのはじめが目撃する。

「美雪お前…下着が…」

恥ずかしくて赤面した美雪は誤魔化す為にはじめの口に自分の秘所を当てる。

「はじめちゃん、あたしのアソコを舐めてよ。あたしもはじめちゃんのおちんちんを舐めるから♪」

はじめは美雪のいやらしい陰毛を見て興奮し、指でムニィと秘所を拡げ舌を優しく丁寧に舐める。
嬉しそうな顔をしてる美雪も負けじとはじめのムスコをまた銜えだす。

「はじめちゃん、そこ感じる…もっと気持ち良くして♪」

美雪ははじめの舌の感触が相当気持ち良かったらしくクリストスの周辺を徹底的に狙い撃ちする。
美雪のフェラが意外と上手だったので、二回目の射精に入る。

「もう我慢出来ねぇ!出すぞ美雪!」

先に限界が来たのがはじめだったので嬉しそうな顔で美雪ははじめにこう答える。

「はじめちゃんの舌も最高♪今からするわよセックスを。」

美雪ははじめのムスコを自分の秘所にゆっくり入れると、処女膜が裂ける痛みが出てしまう。
出血のせいで痛みが出て苦悶の表情で涙を流す美雪を心配してしまう。

「大丈夫か?嫌ならすぐ出すけど…」

美雪は脂汗を掻いて更に電気が走るような痛みを伴いながらもやせ我慢ではじめに言い聞かす。

「全然痛くないもん!だからはじめちゃんも腰を動かすの!あたしの痛みを紛らわす為にキスでもおっぱいでも揉みなさいよ!」

美雪の強い精神力に負けたのか、はじめは痛みを紛らわす為に美雪にキスをした。
すると、どんどん慣れてきたせいではじめのムスコと美雪の膣肉の擦れ具合が徐々に動きが円滑になる。

「ああ!はじめちゃんのおちんちんがどんどん感じていく…はじめちゃんとやれて気持ち良い!」

はじめは初体験の相手が美雪でうれしかった事を本音で漏らす。

「俺も一番したかったお前とやれて気持ちいいよ。」

ズンズン上下に挿排を動かしているのがはじめよりも美雪の方である。
はじめは目の前にある美雪のプルンプルン激しく動いている大きいおっぱいの方に集中し、両手でムニィと優しく揉みまくっていた。

「やっぱり、美雪のおっぱいて最高だ。あんなに激しく揺れていると俺は触りたくなる。」

はじめはそろそろ限界が来ると、美雪に質問をする。

「俺、そろそろ出そうなんだけど外に出そうか?流石に膣内で妊娠は不味いだろ!」

水を差された感じで美雪は悲しそうな顔で首を横に振りながら答える。

「はじめちゃんがあたしの事を本気で愛してるならなら子宮の奥まで注いで欲しいの。そうでないと本気に見えないわ。」

妊娠してもいいという美雪の覚悟にはじめの答えは子宮の奥までドクドクという音を立てて射精をしてしまう。
美雪は子宮の奥まで熱い精液が流れる感触はジェットコースターのように快楽にはまっていった。
それは美雪にとって、人生計画のプランに入っている事でご満悦だった。
美雪の夢は、はじめと結婚して子供を作りたい事である。勿論、それは早い事に越した事は無いのだ。

「ねぇ、はじめちゃんと結婚するのがあたしの夢だけど、結婚を前提に付き合いましょうよ?」

先に口説きを言われた事で呆れた顔のはじめの答える。

「普通、それって俺が言う言葉だろ?俺みたいな落ちこぼれでいいなら付き合ってください。」

ようやく、互いに相思相愛だとやっと気が付くと可笑しくて笑ってしまう。
両者とも好きだというアプローチをかけても鈍かったので気がつかなかったのだ。
しかも、互いに好きだという言葉を口に出すのを苦手であり、言うタイミングが中々出せなかった事を後悔していた。
美雪からのプロポーズを心から喜んで受けるはじめであった。






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