×パンツ
第七部 スティール・ボール・ラン


Dio×パンツ

「これはとんだ男装のジョッキーだな」

いくらスタンドを使えると言っても
女の力では覆いかぶさってきた男をどうにか出来る筈も無く、
ホット・パンツはこの悪魔の様なジョッキーに
いい様にされていた。

荒い息が耳たぶにかかり、生理的嫌悪感から身を捩る。
その仕草に満足したのか、己のテクニックを披露したいのか
彼の指が敏感な頂点を優しく摘むと
喉から悲鳴に似た喘ぎがでてしまう。

これは生理的反応だと何度も自身に言い聞かせるも
神に身を捧げきれない自身に対する嫌悪感。
殺してやりたい程憎い男に良い様にされる屈辱に
心が焼き切れそうになる。
ホット・パンツの眼尻にうっすらと浮んだ涙。
ディエゴは長い舌で味わう用に舐めると
この女をどう調教してやろうかとほくそ笑むのだった。



ジャイロ×パンツ

「んー、だからな……」

ベットの上で弁解する男は、女の肩に手をかけようとするが
ばちん、と高い音がして手を払われた。
振り向いた瞳は赤く充血し、とめどなく流れた涙が渇かずまだ頬を伝っていた。

「だからさぁ……最後までしてねぇだろぉ」
「でも見た!は……恥しい所を!」

顔を真っ赤にし、胸倉を掴んで今にも襲いかかって来そうな彼女を横に
ジャイロは先刻の事を思い出してた。

性欲処理の為にお相手になってくれるお姉さんを探していたら
どこか見覚えのある女が目に留った。
娼婦の癖に随分と行為に控え目で、挙句の果てに
「止めて!」だとか「もう嫌!」とか泣き叫んだ女。
よーく見てみたら同じレースで競い合ってたアイツじゃないか!
処女だと言うから念入りに前戯をしたら、指だけで達してしまったなぁと。

「ニョホホ……パンツちゃんって案外可愛い声だしてイクよなぁ〜〜」
「殺してやるっ!」

スプレーを持たずとも襲い掛ってきた彼女。
ジャイロはやれやれと肩を竦めた






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