チャロットの放尿
ジュエルペット


ある冬の早朝、チャロットは人間界の花ではどんな蜂蜜ができるか知りたくて、人間界に咲く花の蜜を吸って蜜胃に溜めていた。
だが次の花を目指して飛んでいた時、冷たい風を小さな身体全体に受けてしまい、尿意を催してしまったらしい。
空中でするのは流石に恥ずかしいのか、彼女は仕方なく適当な場所に降りたが、野外放尿自体への恥ずかしさはほぼないようだった。
むしろ好奇心の強い彼女にとっては、その間の何もできない拘束感の方が問題みたいだった。
男の子ならば性器を動かしたりして多少は遊べるが、女の子である彼女にはそのような抵抗すら許されないのだ。

残念がっても尿意の方は増してくるだけなので、仕方が無く放尿の体勢を整えようとした時、カプセルトイ(ガチャガチャ)のカプセルが転がっているのが彼女の視界に入った。
その瞬間、彼女は面白い事を思いついたのか、嬉しそうにカプセルの前に駆け寄って体勢を整えた。
彼女の幼い身体はもう限界だったらしく、体勢を整え終わる少し前には、可愛らしいワレメから尿が元気に流れ出て、目の前のカプセルを吹っ飛ばした。
それは彼女も予想していたことであったが予想以上に面白かったようで、キャッキャッと楽しそうにはしゃいでいた。
その後も、転がるカプセルを追いかけて、狙いを定めて吹っ飛ばすことを、彼女は夢中になって数回繰り返した。

けれども暫くすると、尿の在庫もあと少しで勢いが弱まったからか、カプセルは吹っ飛ばなくなった。
彼女はこのまま終わるのは納得いかないと思ったのか、自分のワレメを見下ろしながら渾身の力を込めた。
すると、少しだけ尿の勢いが強まって、カプセルをちょっと転がした。
彼女はやり遂げたと言う達成感に暫く浸っていたが、我に返ると周りをキョロキョロ見た。
恥ずかしさ自体はそこまでないものの、誰かに見つかって叱られたり、からかわれたりはされたくないという感じだった。
なので安心はしたが、尿で濡れたワレメを拭くのは軽めにして、さっさと空へ撤収した。
先ほどの場所から十分離れると安心して、(楽しかったチャロ。)と嬉しそうに微笑んだ。






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