変態紳士トール
ジュエルペット


沙羅が新しい魔法の実験台を求めている様子であったので、サフィーは自分が実験台にされない内に、カイト,ネフライト,イオの3匹あたりに以前のようにお願いしようと、彼らを探しまわっていた。

やっと見つけたとき、彼らはトールと共に何かしており、その中心にはミルキィがいた。

サフィー「何してるの?」
ミルキィ「ちょっと肩が凝ってきて自分で揉んでいたら、彼らが来てマッサージを始めてくれたんですぅ。」

どうやらジュエルペットの中でもトップクラスの豊乳が原因で、ミルキィが肩凝りを起こしていたらしい。
そこで男一同が肩のマッサージを始めてくれたのだが、4匹もいるので肩担当は1匹で残りは腰,腕,太ももを交代しながらやっていた。
どの部位も女の子らしさ全開の柔らかな感触で、男一同は明らかに性欲丸出しで鼻息を荒くしていた。
だが肝心のミルキィは、

「みんな優しいですぅ。」

程度にしか思っていなかった。

サフィー「あなた達、何かいやらしいわよ?トールまでどうしたの?」
トール「この両胸の上等なきび団子を見たら、男として応じないわけにはいかないさ。」

そんな返答をウインクしながら堂々としたトールにサフィーがジト目を浴びせると、残りの3匹がトールの返答に対して付け加えた。

カイト「きび団子にしか注目しないなんて、トールは勿体無いワン。その上等なスタイルを鼻に掛けない心も素晴らしいワン。」
イオ「ただ優しくてしっかり者なだけじゃなく、怖がりな所もまた可愛いだッチ。」
ネフライト「だからダイブしたくなる…、いやお供して守ってあげたくなるゲロッパ!」

だが3匹の力説を一通り聞いたトールが

「でもやっぱり豊乳だろ?」

と聞くと、3匹はしっかり頷いた。
その直後男一同は

「きび団子、いただきました!」

と正座しながら手を合わせ、ミルキィを崇めた。
するとサフィーは自分のおこちゃま貧乳を触って確認しながら、ミルキィの豊乳を突然触りだした。
それにはミルキィも赤面しながら

「いじめないでね?」

と怯えて見せたが、相手がサフィーということあってすぐに落ち着き、感想まで聞いた。

ミルキィ「ところで、わたしのお胸をどう思うですぅ?」
サフィー「すごく…大きいわ…。」

サフィーはこの歴然の差に圧倒されてがっくりしながらも、すぐに我に返って

「所詮はおっぱいなのね?」

と、一連のやりとりに興奮気味の男共に冷ややかな視線を浴びせた。
それにはトール以外の3匹はたじろぎ、サフィーに沙羅の実験台になるように命令されると、大人しく従って彼女と一緒にこの場から去った。
トールはミルキィとやっと1対1になれたのをいいことに、変態紳士として覚醒し始めた。

トール「じゃあボク達はベッドの上での大冒険を繰り広げようか。」
ミルキィ「わたし、冒険は怖いですぅ…。」
トール「大丈夫、ボクがしっかりリードするよ。」

だがこんな変態紳士の思い通りになるはずもなく、どこからともなくルビーがやってきた。

ルビー「トールさまぁ、そんなに寂しいならわたしに相談すればいいのに。」
トール「ちょっと、ルビー…。」
ルビー「さ、早速行きましょ、トール様。」

ルビーに

「ステキステキ」

と引きずられて退場するトールに、ミルキィは笑顔で手を振るのみだった。






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