久しぶりの休みの日
熊谷一哉×萩原未央


久しぶりの休みの日、一哉の家で未央が料理を作って一緒に食べていた。

「どうかなぁ?」
「ん〜まぁまぁだな。」
「え〜何がいけなかったのかなぁ?」
「ちょっと味が薄いくらいだから。次は、味見したら大丈夫だよ。」
「わかった。そうする。」

食べ終わると未央は

「じゃあ片付けてくるね。」

と立ち上がり、キッチンで食器を洗っていた。

一哉は後ろから近づき、スッと未央の身体を包み込み抱き締める。

「あっ、今だめだよ〜」
「そんなの後にして、こっちこいよ。」
「えぇ〜もう少しだから」

最初のうちは、こうして抱き締めただけで未央はびくびくしていたのに、なんでわかんないんだ!?
一哉は腹の中ではイラついていた。

「今日は泊まれないんだろ?しばらく会えなくなるし…」
「あっ、映画借りてきたんだ〜一緒に観ようよ。」

コイツ俺の気持ち全くわかってねぇ!!

未央は、レンタル店でパッケージの女優に惹かれたという映画をビデオデッキにセットしている。
一哉はつまんなそうにソファに座り、未央はその斜め前で床に座って観ていた。
内容はあんまりおもしろくないが、未央は女優に見とれていた。

そのまま映画を見続けていると、長いキスシーンになった。

わ〜スゴくキレイ!こんなふうに演技出来ないなぁ。一哉以外の人とするなんて今は考えられない。
未央がそう考えてるうち、映画の中の2人はそのまま近くにあったソファの上で、キスをしながらお互いの服のを脱がそうとしていた。

えぇ!?こんな映画だったの?
未央は、よく知りもしないで女優だけに惹かれて借りてきた事を後悔していた。

「いっ、一哉っ。これ、あんまりおもしろくないね。」

一哉は、動揺する未央を見てチャンスだと思っていた。

一哉の顔を見れずに慌ててリモコンに手を伸ばすが、先に一哉に奪われた。

「あっ」
「まぁ、おもしろくはないけど観ようよ。今後のためになりそうじゃん。」

一哉は、意地悪そうに笑っている。

「なっ!?なにそれ?」

TV画面を見ると、ソファーに座る男の上に女優が跨っていた。

「ほら、こっち来いよ。 」

一哉は、自分のすぐ横をポンポンとたたく。
きっと何か企んでるだろうと思ったが、黙って隣に座った。

TV画面を観ると、女優の方から男の服を脱がしていた。
そして、絡み合いながら女優も上半身の衣服を全て脱がされていた。
白く綺麗な身体は、刺激される度びくっと弓なりにのけぞる。

なぜかいやらしくなく、とても綺麗で未央は目が離せずにいた。

そのうち違う場面へ変わると、くい入るように観ていた自分に気づき急に恥ずかしくなった。

一哉は、未央の顔を覗き込み

「萩原、すげー観てたな。」
「…だってスゴくキレイだっ、あっ!!」

一哉に抱き寄せられ唇をふさがれる。

「んぅ…んっ…ふぅ」

下唇をじっくり吸われ、力が抜けた。
隙をつかれて身体を抱えられ、一哉の上に跨る体勢になっていた。
さっきの映画と一緒だ。

「あっ、やだ!こんなのっ」

バタバタ暴れるが、一哉の腕が腰にまわり抑えつけられて一哉と密着する形になる。

「なんだぁ。したいんだと思ってた。」
「違う!離してっ」
「やだね。キスだけでやめられるかよ!」
「もう〜昔はやめれたじゃない!?その気にさせといて!」
「昔とはもう違うの。」

一哉は片手をスカートの中に手を入れ、太ももをさすりだす。

「やっ…一哉ぁ」

そして下唇をひと舐めされると、もう無意識に唇が開いてしまった。

一哉の熱い舌に侵される。

「ふぁっ…ちゅく…ちゅく…んっ…んぅ…ハァ」

心地よい熱と痺れで頭がくらくらしていた。

「んぅ……ハァ」
「まだ離れたい?」

一哉は、また太ももをさすり未央を見つめて返事を待つ。

「…ずるい。あたしだってこんなキスされたらガマンできない。」

一哉はそれを聞くと、嬉しくて未央の頭を撫でて抱き締めた。

「収は出かけてるし、今のうちだよ。」
「…うん。」

一哉に唇をふさがれながら、Tシャツをまくられていた。
一旦唇を離し、脱ぎやすいように自ら腕をあげる。

「…ねぇ一哉、ベッドいこ。」
「いいじゃんここで。俺のも脱がして。」

一哉は、あたしの手を掴みTシャツの裾に持っていく。
そのままTシャツを捲り、少しずつ一哉の身体が見えてくるとドキドキしていた。
一哉が両手をあげると、すぽっと脱げた。
上半身裸になった一哉をドキドキしながら見つめると、一哉は手を広げ未央を誘う。
未央から抱きつくと、首筋には熱くざらついた感触がして身体はぴくぴくと反応していた。

「あっ…やっ…」

一哉は背中に腕をまわしてホックを外す。胸元に舌を這わせながらブラを剥ぎ取った。
胸の膨らみは髪の毛で少し隠れていたが、それが余計に一哉を興奮させた。

その時、未央は固くなったものがあたっていたのに気づく。

「あっ、一哉ぁ」

少し腰をくねらせる未央。
一哉は逃げないように、腰に手をまわした。

「萩原がキレーな証拠だよ。」
「ほんと?」
「さっきの女優には負けるけどな。」
「わかってるよ〜」

お互い笑い合っていた。

「ちょっと胸大きくなった?」

そう言いながら髪を後ろへ流す。
手の平で胸を包みながら軽く舌を這わせた。

「んっ…ハァ…一哉がそうやってさわるからっ…あっ」

一哉が離れると

「最近、よく言われるんだ。それでもまだ小さいけど。」

そう言いながら未央は自分で胸に手をあてている。その上から一哉の手が重なった。

「え!?」

一哉は、そのままゆっくり動かした。

「あっ…やっ…い、一哉ぁ…」
「やらしぃ〜」
「…んっ、一哉がやらせてんのに」
「ははっ、そうだな。」

一哉は手を離す。

「未央、続けて」

えっ!?最近、時々下の名前で呼ばれるので慣れてなくて緊張する。
自分の胸に手を添えたままの状態で固まっていた。

一哉は、片手だけ添えて動かした。

「あっ…やぁ…」

最初は一哉に操られていたが、一哉が手を離しても未央の手は動いたままだった。
その様子を眺めながら一哉は太ももさすっていた。
未央は、息が荒くなっていく。

「ハァハァ…やぁ…一哉ぁ、そこだけじゃ…やだぁ」
「こうやって見てたいんだよ。」

一哉のものは、また固さが増し更に熱くなっていた。
一哉のがあたって、おかしくなってるよぉ。
腰のあたりが疼き、無意識にくねらせていた。

「あっ…もぅ、だめぇ…」

一哉の胸に顔をうずめた。

「一哉が…して。あたし、一哉の手がいい。」
「うん。わかった。」

両手で包みながら胸の先端を吸いつくと未央の身体は大きく仰け反る。

「あっ…んっ…」

一哉は、自分から離れないようにしっかり背中に手をまわす。
一哉が舌を這わせる度、腕の中で身体を震わせていた。

「い、一哉。服…汚しちゃう。…てゆうか、一哉くるしいよね?服脱いで。」
「じゃあ、腰浮かしてて。」

一哉は下着と一緒にデニムを下ろすと

「未央も…」

一哉はスカートの中に手を入れ、下着に手をかけて片足だけ抜かせた。

スカートと脱ぎかけの下着だけを身につけた未央は、一哉を跨いで膝て立つ格好になる。
一哉は焦らしながら、未央の中へ手を伸ばした。

未央は、疼いたままの身体から早く解放されたかった。
一哉の指が軽く触れただけでピクっとさせる。既にとろとろに蜜が流れながら、一哉の指をきゅっと締めつけた。

「ふぁ…はぁっ…」

未央の頬は、ピンク色に色づいて唇を震わせていた。 指を飲み込むと、未央は強く一哉の肩にしがみついた。

「んっ…あぁっ…」
「さわったばかりなのに、すごい溢れてくる。それに、軽く痙攣してない?」
「ハァ、あっ…だって…ずっと…ガマン…してたんだからぁ!」
「可愛いな」

快感に耐えて震える胸に吸いつく。

「あっ…ん…もぅ。こういう時しか言わないんだからっ。」

想いが通じあってからも、言葉にはなかなか表さない一哉。
時々むきになってたり、強引にキスするのはだいたい妬いてる。触れたがるけど、なかなか言葉にしてくれない。
でも、そんな一哉が可愛くてたまらなく好きだ。
弄られていた場所は指が離れ、一哉の熱いもので擦られていた。

「あっ…すごいっ、熱いよぉ」
「ほんとは知ってたんだよ。」
「…んっ、なに?」
「服の上からでも気持ちよかったんだろ?
「だって…」
「さっき指入れてやっぱりなって思った。あの時軽くイってたんだろ?」

それは未央が腰をくねらせて、一哉の胸に倒れこんだ時の事だ。

「…ずるいよぉ。わかって見てたの?」
「ごめんごめん。入れたげるから、このまま腰落として」
「…うん」

一哉にしがみつきながら、腰を落とし繋がった。

「あっ…んんっ…ハァ」
「未央もあついよ…」

一哉が少し動くだけで、ソファの反動で奥まで突き上げられる。

「あっ、やっ…すごいっ」

ソファがギシギシ鳴る度、未央の声が漏れてどんどん乱れた。
びくっと弓なりにのけぞり、白い身体には長い髪がまとわりつく。
未央は目を伏せ息を漏らしなから、一哉と繋がった場所に神経が集中していた。
そんな姿を見て、一哉は更に欲情した。甘い吐息さえ自分のものにしたいと思った。
未央とおでこをくっつけ吐息を飲み込むようして、隙だらけの唇を塞ぐ。

「んぅ……ちゅ…んっ…ハァ…だめっ、キスしながらしたら…」
「何?」
「だめなの…んっ」

また唇を塞いだ。未央の中はキスをする度、熱い蜜がじゅわっと広がっていた。

奥まで入ったまま、動かずキスをした。

「んんっ……ちゅく…ちゅく…ふぁ…っ」
「うぁ…じゅわって溢れて、きゅってしてて気持ち良すぎだよ。」

「あっ…あたしも…きもちいぃっ…だめぇ…い、いくぅ」

未央は、一哉にしがみつきながら身体を痙攣させていた。
繋がった部分も強い痙攣がおきて、一哉も果てた。
未央はひくついたまま、一哉に寄り添う。
そんな未央を一哉は大事そうに包んでいる。

「ごめんな。明日からしばらく海外だろ。今日は泊まれないし、ずっとしたかったんだ。」
「ううん。まさか、昼間からすると思わなかったけど、嬉しい。」
「それにね。水着の撮影もあるんだ。また胸おっきくなるといいなぁ〜」
「じゃあ、もっとしようか?」

未央をソファに倒して、両手で揉みしだく。

「あっ、バカぁ可児くん…帰ってきちゃう…ハァ、あっ」

そんな事は聞き入れず、また2人は重なり合った。






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