類の○○○
花沢類


オレと司は飲んだままソファーで寝てしまったらしい
起き上がるのが面倒で薄目を開けて辺りを見回す
総二郎とあきらの姿が見えない、たしかみんなで飲んでいたはずなんだけど・・・

帰ったのかな?まぁ、どうでもいいや。

瞼が重くなり睡魔に襲われかけたその時、信じられない光景が目にはいる。


牧野が寝ている司の横に座り、司の頭をそっと持ち上げ自分の膝に乗せる
そのまま愛しそうに見つめながら頬をそっとなでる

なんで、それはオレにする事でしょう。
牧野はオレの彼女なんだから。
それとも・・・また司に戻っちゃうの・・・?

起き上がって牧野を引き寄せ力強く抱きしめようと思うのだけど
体が動かない。
そんなオレの事などお構いなしに牧野は司にキスをした。

目を覚ました司は、起き上がり牧野を抱き寄せ深く深くキスをする
舌を絡ませあい、時折牧野の吐息が漏れる
オレにしか見せてはいけない、キスに酔ったうっとりとした表情で
司と見つめあっている。
司の指が牧野のブラウスのボタンをひとつづつ外して、だんだんと牧野の白い肌が
あらわになっていく。
司の指が唇がまるで生き物のようにいやらしく動いて牧野の体のあちこちを愛撫する
二人は俺に気づかれないように声を押し殺して感じあっている
そろそろいいか?なんて司に小声で聞かれて、素直にうなずき
司のモノに深く腰を落としながら、ハァっとうっとりした吐息
隣で寝ているオレにばれないようにか?激しい動きは無いが
ゆっくりと深く動いてる。
そのうち牧野がのけぞり始める、いきそうな時の合図だ
司もそれが判ったのか、少し激しく腰を打ちつけ、大きな喘ぎ声をあげそうな牧野の口を
手で押さえて二人は達した。

達した後も二人は肩で息しながらも見つめあい微笑みあい

「牧野、愛してる」
「あたしもよ、愛してる、道明寺」

なんて囁きあっている。

・・・、二人は続いていたのか・・?
オレには恥ずかしいからとなかなか言わない言葉をいともたやすく
司を見つめながら口にする。

いいかげん腹が立ってがばッと立ち上がる

ハッと目を覚まし飛び起きた
いつもの何も無い自分の部屋のベッドの上。

「・・・夢か・・・」

心底ホッとしながら、夢とはいえかなりムカツク
何だよ、司も牧野も。


そのままもう一度眠ろうと思ったけど、夢の中で見た光景が頭から離れない
いつまでもいちゃつきあってる二人が頭の中から出て行かない

「・・・ふぅー、シャワーでも浴びようかな」

一人呟いて首をコキコキならしながら洗面室へと向かう


頭からシャワーを浴びて寝ぼけた頭がスッキリする。
なのに、頭の中からあの映像が離れない。

見つめあい、微笑みあい、キスをする。
そう、いつもオレと牧野がするように

あらわになった牧野の白い肌を思い出す
司に愛撫され、頬を上気させ、切なく喘ぐ牧野
仰け反りながら、腰をくねらせてもっと深く司を咥え込もうとする

そんな親友と彼女の背徳の匂いのする情事を思い出し、自分のモノが大きくなっている
腹立ち紛れに少し乱暴に右手でそれをこすりつける
裏切り者のいやらしい牧野を想い・・・
苛立ちとともに自分の中に溜まった白く濁ったものをぶちまけた。





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