ノコギリ山に住むごく一般的なモンスター
番外編


「う〜〜…腹減った…」

今夜食を探して全力疾走している俺はノコギリ山に住むごく一般的なモンスター 。
強いて違うところをあげるとすれば他のモンスターよりってことかナー。名前はライライ。
そんなわけで見張り交替の帰りにある厨房にやって来たのだ。
ふと見ると昇降口に一匹の巨大なモンスターが立っていた。
ウホッ!いいモンスター…ハッ
そう思っていると突然そのモンスターは俺の見ている目の前でアーマーをはずしはじめたのだ…!
ガシャ…

「やらないか」

そういえばこの山はモンスターのボスがいることで有名なところだった。
イイモンスターに弱い俺は誘われるままホイホイと厨房について行っちゃったのだ。
彼―――― ちょっと獣っぽいノコギリ山のボスでカセギゴールドと名乗った。
自炊もやりなれているらしく厨房にはいるなり俺は素裸にむかれてしまった。

「よかったのかホイホイついてきて。俺は地位だってかまわないで食っちまう魔物なんだぜ」
「こんなこと初めてだけどいいんです…俺…ボスみたいな人好きですから…」
「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあとことんよろこばせてやるからな」

言葉どおりに彼はすばらしいテクニシャンだった。
俺はというと性器に与えられる快感の波に身をふるわせてもだえていた。
しかしその時、予期せぬ出来事が…

「うっ…」
「ん?もうかい?意外に早いんだな」
「ち、違う、さっきから腹が減ってたんです。厨房に来たのもそのためで…」
「そうか…」

「いいこと思いついた。お前、俺のブツをしゃぶれ」
「えーっ!? イチモツですかぁ?」
「男は度胸!何でもためしてみるのさ。きっといい体験になるぜ。ほら、遠慮しないでしゃぶってみろよ」

彼はそういうと素肌にまとったアーマーを脱ぎ捨て強力なイチモツを俺の前につきだした。
自分の弱みを刺激させるなんてなんて人だろう…
しかし、彼の硬く起ちあがったブツを見ているうちにそんな変態じみたことをためしてみたい欲望が…

「それじゃ…触れます…」

ツンツン…

「く、銜えました…」
「あぁ…次は舌だ」

レロ、クチュ、チュッチュ… ビクッドクンドクン… ゴク…

「いいぞ。胃に液がどんどん吸い取られていくのがわかるよ」
「くうっ!気持ちいい…」

この初めての体験は、女の子の誘拐だけでは知ることの無かった快感を俺にもたらした。
あまりに激しい快感に、精液を飲みきると同時に俺の腹はすっかり膨れてしまった。

「この分だと相当腹が減ってたみたいだな。ブツん中がカラカラだぜ」
「ハッ…ハッ…」
「どうしたい」
「あんまり気持ちよくて…こんなことしたの初めてだから…」

「だろうな、俺も初めてだよ。ところで俺の背中をみてくれ。こいつをどう思う?」
「すごく…弱いです…」
「弱いのはいいからさ。このままじゃおさまりがつかないんだよな」
「あっ…」

スッ

「こんどは俺の番だろ?」
「あぁっ!!」
「いいぞ…硬くなって蜜が垂れてやがる…!」
「出…出る…」
「なんだァ?今飲んだばかりなのにもう出るってのか?食欲旺盛なんだな」
「ちっ ちがう…!!」
「なにイ?今度はタマゴ?お前、俺をペンギンとまちがえてんじゃねぇのか!?」
「しーましェーン!!」
「しょうがねぇなあ。いいよ、いいよ。 俺が銜えててやるからこのまま流産しちまえ。
血まみれでやりまくるのもいいかもしれないしな!」
「えーっ!?」

──と
こんなわけで俺の初めての山での体験は悲壮なる前世な結果に終わったのでした… 。






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