病気なの?
ニケ×ククリ


「はぁ〜」

ニケが軽くため息を付く。

「やばいよなぁ〜ここんとこ、闇魔法結社からの仕事の依頼もなくて暇だしなぁ〜」

窓の外で洗濯物を取り込んでいるククリを見つける。

「それに、なにがやばいって……ここ最近、ククリがだんだん大人っつーか……
いい感じになってきちゃってるんだよな〜」

思わず、じーっと見つめてしまう。

アナスタシアへとやってきてはや数年。
出るとこが出てきて、くびれる部分はくびれ始めてきたククリ。
一つ屋根の下に暮らしている以上、その気は無いのだが、
着替えの現場に出くわしたり、お風呂場で出くわしたり、いろいろおいしい場面
(報復もそれ相応に痛いのだが)にどうしても遭遇してしまう。
その時に得られた映像から、ククリは女性として成長著しいことが伺えた。

ニケも男の子から男性へとなりつつあった。
下手をすれば、少し薄めの普段着を着たククリを見ただけで
股間の息子が勝手に反応してしまい、
ポッケに手を突っ込むなどして慌てて誤摩化すこともしばしばでてきた。

外で作業をしていたククリが、上に着ていたローブを脱ぎ出し、
ノースリーブとショートパンツの姿になった。
そう言えば、今日は日差しが暖かい。
作業をしていて暑くなったのだろう。

ノースリーブのおかげで、脇の辺りからチラリと
膨らみつつある胸が見え隠れするようになった。

ニケの息子はいつの間にやらギンギンになっていた。

「あらら、まいったな…今朝抜いたっつーのに……」

軽く押さえてみるが、収まりそうにもないのと
押さえた時に走った快感に負けて、そのままチャックを開け引っぱりだす。

「いまなら、ククリも外にいるし、だれも来ないうちにとっとと抜いておくか…」

誰に言うでもない言い訳をしながら、目を瞑り、過去のおいしい映像集や
妄想にふけりながら、ナニをしごく。


「……ん?」

「……けくん?」

「……ニケくん?」

いい感じになっている最中に、ドアの方からなにやらククリの声が……

「は、はう!!く、くく、ククリ?い、い、いいつから、そこに?」

そんなバカな、さっきまで外で洗濯物やら、なにやら作業をしていたはず。
それが、なぜドアの所にいる?
だがしかし、ドアは空いており、その入り口にはククリが洗濯物を抱えてこちらを伺っていた。

(しまった、ドアを閉め忘れてたか〜)

幸いなことに、ニケは窓の方を向いて座っており、いきり立ったナニはまだ見られていない。
上下に動かしていた腕は多分見られているだろうけども。

「…?なにをしているの?」

(よ、よかった〜とりあえずは見られてはいなかったのか。
さて、どう誤摩化すかな……つーか、はよ戻れバカ息子)

ククリがとりあえずは尋ねてきた、ということはまだ見られてはいないということだ。
もし、巨大化した息子をシゴイている場面を目撃されたら、
冷静に質問なんてしてないで、速攻で部屋を飛び出していってるだろう。
そこら辺は助かったと思いつつも、怪しまれているのは想像に難くない。

「へ?な、なにって…いや〜なにを、なにしてたんだけどって。
おいおい、俺はなにを言っているんだ!?
い、いや、その、これは…なんでもないんだ、なんでも……あははは」

振り返るに振り返れず、椅子から立つこともできないニケが慌てて答える。

「……?変なの?………あ〜〜〜!またククリに隠れてエッチな本とか見てたんでしょ!
まったくもう、ニケ君ったらエッチなんだから!!」

抱えた洗濯物をベットにぽーんと放り投げると、ずんずんとニケの方へと近づいて行く。

「うわーーーーーーー!!
だ、だ、だめだってば、こっちに来ちゃだめ、来るなってば!!」

大声で懇願するニケに構うこと無くすぐ真後ろへとやってきて覗き込む。

「んも〜〜〜」

今度はいったいどんな本だというのか?
ククリもそう言う物に興味が無い訳でもないお年頃。
過去に没収したそれらの本も、イヤらしいと思いつつも一通りは目を通していた。

「わーわーわーわーわーわー!!!!み、見るな、見ると目が腐るぞククリ!!!」

大きくなったきり一向に収まる気配を見せない息子を、
前屈みの姿勢になり両手で必死に隠す。

「そんなに必死になって隠すなんて〜!!もうニケ君のバカ!!ーーーー」

あっさりと追撃の手を緩め、どすどすと足を踏みならしながら
Uターンして出て行こうとする。
最後のバカ!!ーーーー辺りで涙声になっていたことに今の自分の状況を忘れて
ククリを追いかけようと、思わず椅子から立ち上がり振り返る。

「!!ちょっっ!ククリ待て、待ってくれ、これは違うんだ!!」

どすっと着地した足を止め

「なによ〜〜」

振り返るククリ。

その瞬間、二人の刻が止まってしまった。

ズボンのチャックのところから、ニョッキリこんにちわ!させたまま石化するニケと
ハーイとズボンから顔を出している棒に目が釘付けのククリ。

涙が浮かんでいる目でじーーーっと見つめるククリ。

(あ、あれはナニ?おちんちんなの?随分とでかくない?)

夏場の水辺で無邪気に素っ裸で遊び回っている小さな男の子のちんちんなら
見たことがあるので、きっと、大人になってもあれがあの形のまま多少大きくなる程度
だと思っていたククリにとって、ニケの股間からニョキッと出ているものが
なんであるのか、理解ができなかった。

(え〜と、あれはなんだろう…なんか、よく見るとグロテスクな感じが………
はっ!!も、もしかして病気!!)

恐る恐る近づいて行く。

(たまに、さっきみたいに手を動かしてコソコソしてるときがあったけど……
お薬でも塗ってたのかな〜?そう言えば、なんか光ってるし…)

「ニケ君…これ…おちんちん…?」

とうとう、手を伸ばせば届く位置まで来てしまった。

「あ…ああ……」

石化から我に帰ったニケがなにかを諦めたかのように低いトーンで答える。
そのテンションの低さに

「やっぱり、病気なの?ニケ君死んじゃうの?」

さっきとは違う意味の涙が目に滲んでくる。

「え?」

予想の斜め上のセリフに、言葉を失うニケ。

(……病気で死ぬって…ククリいったいどんな妄想を?)

ククリの脳内でどんな妄想が連想されてたのかニケに知る由もないが
ククリの悲しげな表情と涙が溢れそうな目に、チクチクと心が痛む。
にも関わらず、相も変わらずそそり立ちっ放しのバカ息子。

(我ながら、困った息子だな、おい)

手でピンっと息子の頭に突っ込みを入れる。

「あぁぁ〜いや…あの…病気とかじゃなくて…その…この状態のコレもちんちんな訳ですよ
こんなんになったからって、病気で死んだりとかは無いからさ…
そんなに心配しなくても大丈夫だよ」

ぽんっとククリの頭に手を置いて軽くなでなでしてやるニケ。

「よかった…病気じゃなかったんだ…」

病気では無いと判り、一安心のククリではあったが、
それでは、この状態はなにごと?なんでこんなになるの?
さっきといい、ときたま見かけるなにやら股間をしごいてることとなにか関係が?
と、頭のなかに?マークが大量に湧いてくる。

「……あのね、ニケ君…この状態はどんな状態なの?なんでこんなに大きくなってるの?」

知らないが故にダイレクトな質問をする。
そんな直球の質問に、ニケはもはやここまでと腹をくくる。

「…あぁ〜〜…そ…その…好きな女の子……ククリのことなんだけどさ…をだな…
…怒らないでくれよ?しょうがないっちゃしょうがないんだからさ…そのな…
ときたまエッチな目で見ちゃうときがあってだな……エッチな気分になるとだな…
こうして大きくなってしまうんだ」

改めて自分のことを好きだと言われて、真っ赤になりつつも黙って聞いているククリに
ニケが続けて説明をする。

「一度大きくなると、簡単には元に戻らなくて……
こうやって手でこの頭の部分を中心に上下にしごいてやると、気持ちが良くなって…
はぁ……はぁ……最後までやるとものすごく気持ち良くなって、元にもどるんだ」

デモンストレーションのつもりで軽く2〜3往復させたが、あまりの気持ちよさに
このままシゴキ続けたい衝動にかられるがなんとか堪える。

「こうやっていつも擦ってるけど…こうすると気持ちいいの?」

ククリがニケの堅く大きくなっている一物を軽く握り、上下にさすってみる。

「ああああ、く、ククリ……つか、いつも摺ってるって……」
「あ、うん、その…たまに、見かけることが…陰に隠れてなにしてるのかなぁ〜って…
遠くからだったし、ちらっとしか見えないからよく判らなかったけど
なにかを上下にさすってるなぁ〜と……そっか…そうだったのか…」

とひとり納得しつつ、上下に動かし続ける。
軽く握ってゆっくりと上下に指の輪っかを動かすのが何とも気持ちよくて歯がゆい。

(たまに見かけるって……見られてたのか!!……あまり状況を確認してなかったときも
あったから、まぁしょうがないっちゃーしょうがないか…
……って、こ、これはヤバくないか…気持ちよすぎだぞ!!)

「はっうっはっ………そ、その…ちょ…ま……足に力が…」

膝がカクカクと笑い出し、どうにも耐えられそうにはなくなってきた。
その場に、ぺたんとあぐらをかいて座り込んでしまう。
それに合わせてククリも膝を閉じたまま、座り込んで再びしごき始める。

「ニケ君、痛くない?こんなにこすって痛くないの?」

ちょっと気になるのか、手を休め心配げに聞いてくる。

「ククリ……優しいなぁ〜…でも大丈夫。
どっちかつーと、もっと早く、激しくでも全然構わないから…
いや、もっと早く、激しく、力強く握った方が気持ちいいです、はい」

ククリにしてみれば意外な答えだったようで

「へぇ〜…痛くないんだ……男の子って不思議……」

お願いされた通りに、先程よりも強く握り、激しく早くストロークさせる。
それでも、ニケ自身がやるよりは全然ソフトでじれったさが残る。
おかげで、秒殺されてないとも言えるのだが。

おぉぉぉキタキタ!!
もうすぐ逝きそう!!

というタイミングで再びククリの手が止まる。

(ウオォォォォ!!なんというタイミングで止めるんだぁ〜〜)

「ク…ククリ……お願いだ……手を…止めないでくれ……」
「なんか出てきたよ?…」

ニケの懇願とククリの質問が同時に発せられた。
確かに言われた通りにさきっちょから透明な汁が出てきて今にも垂れ落ちそうである。

「んあ…そ、それは……とても気持ちがよくて、もう少しで最後までイクと言う時に
出てくる、先走り汁なんだ……ネバネバしてて、そいつを指につけて擦るとこれまた
すんごく気持ちがいいんだよ……」
「そ、そうなんだ……」

その汁を指に絡め再び上下に……数回やった所で再び止まる。

「ぬぅおおおおおお〜〜ここで、止めるなんて……お願いだ〜最後まで〜」

ノーノーと左右に頭を振るニケ。

「あ……ごめんなさい…でもでも…すぐ乾いちゃうよ?このネバネバ」

ちょっと申し訳無さそうに上目遣いになる。

「え、あ、そ、そう言う時には……ツバで代用できるからさ……」

もはや爆発寸前の息子がピクピクと脈打ち、苦しそうな表情のニケ。
そんな表情のニケを見て、早くなんとかしてあげようと言われた通りに
ありったけの唾液を指に付け擦り始める。

「あっ、あう、あううう…ククリ…もっと、もっと、強く、早く!!」

言われるがままに、さらに力を込めて握り、素早く上下にしごく。

「ククリ〜!!ククリ〜〜!!出、出るぅ〜〜ああああ!!」

ひときわ大きな声で叫ぶと同時に、先程、透明な汁が出てきたところから
白濁した液体が大量に噴出してきて、その大半がククリの顔面へと直撃した。

「いや〜〜〜!!」

仰け反るように、倒れるククリ。
むくっと起き上がり、顔にかかった白濁液を指で救いながら匂いをかぐ。

「いや〜〜、生臭い〜〜!!」

手近にあった、洗濯物で顔を咄嗟に拭いてしまう。

「ニケ君、酷い、酷いよ〜」

そう言い残すと、部屋を飛び出して行ってしまった。
すぐに、ドアの開閉音がしたので、隣りの自分の部屋に入ったようだ。

「……ククリ……」

自分でやるのとは桁違いに気持ちがよかった。
だがしかし、その代償がコレとは……
なんとかフォローしなくてはいけない。
意を決してククリの部屋へと向かうニケであった。






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