小ネタ2
小ネタ


「今日さぁ学校でさ、」

ニヤニヤと小鼻を膨らませるヤンクミに、笑いをかくしながら続きを促した。

「うん、学校で?」
「聞きたいか?なんかさ、あたしが女優のなんとかって人に似てるって言われてさぁ、むふ」
「…そいつ目が悪いんだろな」

突っ込みをいれた俺にすかさず飛んできたこぶしをかわし。

「すげぇベッピンさんでさ、なんていったかなぁ、な、なか、仲間ゆきえだ!思い出した!むふ」

小鼻をふくらまして変顔するヤンクミに、いい加減元の空気に戻すべく、さりげなくキスを落として耳元で囁いた。

「そりゃ、俺が綺麗にするべく磨き上げてるもんなぁ?」


真っ赤な顔した彼女から、強烈なパンチをもらい、ギブしたのは不覚だった。
ちゃんと構えてたのに…






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