花火大会
沢田慎×山口久美子


花火・・・。
今年もか・・・・。

沢田慎はひっそりとため息をこぼした。

「沢田ぁ〜」

泣きそうな顔でこっちを見るヤンクミ。一度あることは二度ある。例の例によって、ヤンクミの浴衣はぱっくりと裂けている。
変わったことといえば・・・・俺のヤンクミを見る目が変わったこと。
裂けた隙間からのぞく白い足、ひらひらと揺れる隙間からは白色のパンツが見え隠れする。

・・・色気のない下着だな。

「しっかり後ろにたってろよ!!」

偉そうに・・・このまま突っ込んでやろうか。
そんな物騒なことを沢田が考えていることも露知らず、久美子はびくびくしながらなれた足取りで沢田のマンションへと向かう。

「ここから見る花火が最高かもな〜」

パタパタと団扇で扇ぎながら、沢田の服を着た久美子がベランダで花火を見ている。
今年もこいつと一緒にいるとはな。
風に揺れる髪、Tシャツにすける下着。
ゾクリと背中に走るものがある、自分のものにしたい。抱きしめ、キスして、俺の精液を体の奥にぶちまけたい。

「た〜ま〜やぁ〜〜〜」

最後の大きな花火が上がる、夢中に見上げる久美子の後ろにそっとたった。
湧き上がる衝動を抑えつつ、ゆっくり、ゆっくりと。

「ヤンクミ?」

後ろからぎゅっと抱きしめる。

「沢田だぁぁ!!!」

腕の中でびっくっと大きく振るえ、腕に力が入る。
無理やり・・・・は、むりなんだよな。勝てる気がしねぇし。
耳元に唇を寄せながら、熱く囁く。

「俺たち・・・・まだ、先生と生徒かよ・・・・・・」

泣きそうな、ぐっとこらえた声。

「さ・・・沢田ぁ・・・・・」

久美子の腕の力が抜ける。
作戦成功!押してだめなら、引いてみろ!弱い生徒には手足が出ないヤンクミの習性を生かしながら、優しく甘い言葉を囁く。うなじに軽いキスをしながら口元がにやける。

「・・・・ヤンクミ・・・・俺・・・お前の・・・特別になりたいんだ・・・ほかの生徒と・・・同じじゃ・・・・いやなんだよ・・・」

弱気な俺を演じる。
力の抜けた久美子の腕を締め付けるように、力を入れて抱きしめた。
久美子の体が小さく震える。小さな小さな声が聞こえた。煩いほど音を立てる久美子の心臓にかき消されそうな小さな声。

「・・・・ヤン・・・ク・・ミ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「俺の・・・・ものに・・なってくれるの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぉぅ」

うつむく久美子の耳が真っ赤になっている。
マジでこいつ、面白すぎ。
いや、かわいすぎか。

ベッドにそっと押し倒す。
ぎゅっと目を瞑っている久美子。
力を入れすぎてなんだか怒っているみたいだ。
思わず、プッっと噴出してしまう。

「・・・・・・・・・沢田??」

俺が噴出した声で、ゆっくりと目を開ける。

「怖いの??」
「!!!!????」

一気に顔が赤くなる、瞬間湯沸かし器かよ。

「な!!な!!馬鹿にしやがって!!」

下からぐいぐいと押す腕をベッドに縫いつけほっぺにキスをする。

「馬鹿になんかしてね〜よ。・・・・・俺を、ヤンクミのものにしてくれよ」

ぐっと体重をかけるように久美子の上に乗る。
目を閉じじっとしていると、久美子の手が沢田の背中に回る。

「・・・・・・あたし・・・のものにしてやるよ・・・・」

勇気を振り絞り言ったであろう言葉に胸が熱くなり、力強いが華奢な体をぎゅっと抱きしめ、唇を寄せる。
これも作戦。年上のプライドを立ててやる。自分が主導権をとると思えば久美子の恐怖もうすれるだろう。
俺って、天才だね。

「・・・・」

寄せた唇をぺろりとなめる。舌でこじ開けるように唇をあけ、熱い中へと押し込む。

「・・・んん・・・・」

口腔内を隙間なく嘗め回す。
女の口ってこんなに甘かったっけ?
沢田の舌が動くたびに、久美子の体に震えが走る。
いったん唇を離す。クチュといやらしい音が静かな部屋に大きく走る。
長いキスでプクリと熟れた、下唇を吸い上げる。何度も何度も吸っては離し、いやらしい音を響かせる。

「・・・キス・・・・好き?」

目を瞑ったままの久美子がうなずく。

「俺も・・・ヤンクミの唇すごく甘くて・・・・おいしい・・・・。なぁ・・・舌。出してくれよ」

ジワリ、ジワリと猛毒のように沢田のお願いが久美子の頭を溶かす。

「・・・・・なぁ」

恐る恐る唇が開き、濡れた赤い舌がゆっくりと出てくる。
あまりにもいやらしい舌に我慢ができず、全部出さないうちに絡めとる。
ちゅく、ちゅく、ちゅく、舌を強く吸う。ぴちょ、ぴちょ、舌の表も裏も全部なめる。
背中に回された腕が小刻みに震える。
たまんねぇ・・・・。好きなやつとやると、キスだけでクル。

「んっ・・・・んっ・・・」

押し込まれた舌で、はっきりとしたあえぎではないが、さっきよりも甘くなった声を見逃さない。
Tシャツの下からゆっくりと手を差し入れる。ブラジャーを押し上げそっと乳房に触れる。

「んんっ・・・・・・」

唇で声を殺しながら、少しずつ力をいれて乳房をもむ。
滑るようなやわらかい手触り、小ぶりだが俺の手にすっぽりと収まるふくらみ。
こいつ、最高だ。

「んッ・・・・あっ・・・・」

指が時々乳首を掠める。その度にびくびくと体を揺らす久美子がかわいくて仕方がない。
口腔内を蹂躙していた、舌を引き抜く。二人の間に白い絹糸のような唾液が滴り落ちた。

「見せて・・・・全部。・・・・ヤンクミを全部俺にくれよ・・・・・」

そう、主導権はヤンクミ。先に進むか、やめるか。年上のプライド。
戸惑いながらも、ゆっくりとTシャツを巻くり上げブラジャーのフォックをはずす。
そこからは俺も手伝い、完全に白い体がサイドライトの柔らかい光に浮かび上がる。
俺が全部、仕込んでやるよ。最初からいやらしく、気持ちよくしてやる。

「ここ・・・・硬くなってる・・・」
「な!!!!???・・・・・あああ!!」

見られているというだけで勃起する乳首。誰も触れたことがないのであろうピンクの乳首に指を這わす。親指と人差し指でつまむと、こりこりと左右に押しつぶすようにもんでやる。

「ひゃぁっ・・・」

久美子の背中がのけぞる。
根元から乳頭までを何度もなぞり、もっと久美子の乳首をそそり立てる。
甘い声が漏れないようにか、両手で口を押さえている。
いじりやすいじゃん♪
右の乳首を下から上へと押し上げ、乳首が肌につくぐらいまげて、はなす。
乳房ごとフルフルとゆれもとのいちにもどる。
左右同じようになぶってやる。

「う・・うんっ・・・はっ・・・はひぃ・・・」

抑えていてももれてくる声に、煽られる。

「ひゃうぅっ!!」

濡れた感触が左の乳首に走り、乳輪ごと吸い上げられ大きく声を上げる。
こりこりとした感触が舌先に触れ、ちろちろと押さえつけるようにうごかす。
右の乳首も同じように、つまみあげたりつめの先でカリカリと引っかいたりする。

「あっ・・・・やぁぁ・・・・だめぇ・・・・」

久美子の甘い声が漏れ、体がはねるたび激しい愛撫へとかわっていく。
じゅるるる・・・。いやらしい音と共に思い切り吸い上げる。
左右交代しても、同じようにしつこいほど指と舌で責める。
芯の入ったぬるぬると十分に濡れそぼる乳首を、強い力でつままむとにゅるんと滑って逃げていく。
何度も何度も同じ行為を繰り返す。
揉みしだき、吸い上げ、押しつぶす。

「んんっ・・・ああ・・・・く・・ぅ・・・あっ!!」

両方の乳首を心行くまで嬲ると、そっと顔を上げ久美子を見た。

「気持ちい・・・??」

額に張り付く艶やかな黒髪をなで上げながら耳元で囁くように聞く。

「・・・・・ぅん・・・・・・・・!!!???」

快感で意識が朦朧としていた久美子は思わずうなずくが、直ぐ我に返り沢田の頭をたたく。

「い・・・・・てぇ!!!!なにすんだ!!」
「お!!おま!!おま!!な!!なに!!!!!」

沢田の唾液でぬらぬらと輝く赤く熟れた乳首をむき出しにしたまま、体中真っ赤にする。
沢田はくしゃっと顔をよせる。

「・・・・・山口・・・・俺・・・・お前に、気持ちよくなってもらいたいんだ・・・教えてよ・・せん・・せ・・・」
「さ・・・さわだ・・・」

キュン!!!っと久美子の胸がときめく。
いつもは偉そうな沢田がなぜか年相応の子供の顔に見える。そうだ。偉そうにしてても私よりも年下なんだ。私が・・・・・。

「・・・・・沢田・・・・・・・き・・・気持ちい・・・いい・・・」

顔を真っ赤にして震える声で山口が答える。
最高に面白いやつだな。
普通考えればわかるだろ?俺が教えてくれなんていうわけないし??
ま、これで俺ももっと楽しめそうだ。

「どこ??・・・ここ??」

きゅっと乳首を摘んでやる。
背中が反りもっととでも言うように突き出される。

「う・・あああん!!」
「それとも・・・・・ここ??」

真っ白で滑らかな肌をなでながら隠された秘部へと手を進める。
柔らかな恥毛をゆっくりと指に絡め手触りを楽しむ。

「さ・・・・さわだぁ・・・・・」
「・・恥ずかしいの??」
「・・・・・・・・」
「それとも・・・・もっと下??」

下から上へとまだ開かれたことのないきれいな筋に沿って撫で上げる。

「・・ふぅ・・んっ」

指先に力を込め左右に秘裂を割る。
くちゅりと音を立ててサーモンピンクのそこが空気に触れる。
沢田は久美子の秘部がよく見えるよう足の間へと体を起こす。

「・・山口・・・・ここ・・・・もってて・・・・・」

無駄なものなどついてない、細く長い足を太ももから抱え上げ左右にM字になるよう抱えあげる。
顔を隠していた腕が震える。

「・・・・先生・・・・・・・お願い・・・・・」

沢田の声を聞いたとたん、ビクリと体が震えゆっくりと顔から腕が外される。
羞恥と戦っているのだろう腕がフルフルと揺れている。
長い時間をかけ沢田が支えていた自分の太ももへと手をそえ、自分から食べてといわんばかりに足をひらいた。

うわぁ・・・・・。

たくさんの女性と関係はあったが今日ほど胸が熱くなったことはない。
こんなにも山口は綺麗だったのか。
愛しい気持ちが溢れる。
割り広げられた赤い秘裂は蜜を湛え今にも溢れそうだ。
溜まった愛液を指先で掬い取り、誘われるように肉芽に撫で付けた。

「あ・・ああん・・・・」

こりこりとした感触を楽しみながら、隠された芯を剥きだす。
むき出した芯は触れるだけでも、痛いほどの快感を久美子につたえる。
小刻みで指を揺らすと、足の指がきゅっと縮まる。

「ああぁ・・だ、め・・ン・・ああああ!!」

とろりと泉が湧き上がるようにお尻の穴まで流れ落ちている。
沢田は誘われるように秘裂へと唇を寄せた。
溢れる愛液を舌先で掬い取り、今まで弄っていた肉芽にチュっと吸い付く。

「んくっ・・・・。あふっ!!」

舌先で上下にと弾く。硬く弾力のある肉芽は舌先を弾き返すほとだ。
敏感な芯をほじり出すように舌を使い、取れてしまうくらい強く吸い上げる。

「んんっ。はんっ!!ひっああああ!!」

逃げるように揺れる尻肉を掴み、自分の顔に押し付けるように引き寄せる。
大きく秘裂を舐めあげる。
とろりと口に流れ込む愛液をこくんと飲み込みながら今度は穴の中へと舌を差し込む。
熱く絡みつく内壁をできる限り味わおうと大きく旋回するように舌を差し込んだ。
じゅるじゅると流れ出る愛液を大きな音で吸い上げながら耳からも快感を伝える。

「あんっ!・・さ・・わだぁぁ!・・・・もぉ・・もう!!」

もっと味わっていたかったが、久美子の内壁はそれ以上の快感を求め奥へ奥へと誘うように蠢く。

「中が・・・すごい・・・・動いてる」

抱えていた足を下ろさせ、首筋に赤いキスマークを付けながら自分の唾液と久美子の愛液で濡れた穴に中指を滑り込ませる。
熱い液を絡めながら入り口を広げるようにグチャグチャ大きく音を出してかき回す。

「ふっ!!あぁぁ!!」

奥へ吸い込もうとする内壁に逆らい中指を引き出した。
今度は薬指も添えて入り口をかき回す。

「ああ!!ひいぃんっ!!」

浮き上がる腰に思わす誘われるまま奥まで指を入れ、絶頂が来るまで刺激してやりたいと思ってしまう。
しかしまずは、大切にとっておいてくれた処女をもらうほうが先だ。

それに・・・。
俺も、もうもたねーよ。

熱く硬く勃起したペニスはへそにつきそうなほど反り返り、久美子の中に今にも入ろうとびくびくと震えている。

「・・・・やまっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・久美子」

はじめて呼ばれる自分の名前にびっくりし、快感の淵に投げ出された意識がもっどってくる。

「久美子・・・・・・・」
「・・・・・さ・・・沢田・・・・」
「・・・・名前で呼べよ・・・俺の名前・・・知ってるだろ?」

ほっぺにキスを落としながら、涙で潤んだ瞳がゆっくりと開くのを待つ。

「俺を見て・・・名前・・・呼べよ・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・慎・・・・・」

山口が俺を名前で呼んだ瞬間、俺たちは教師と生徒ではなくなった。






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