この淡き日々
村井茂×村井布美枝


「なんだ、これ?・・・ああ、俺が描いてやったやつか。」

茂が一反木綿の額に気づいたのは、フミエがそれをそこに飾ってからかなり経って
からだった。

(ふうん・・・。こげな風に布を巻いて・・・ようできとる。)

フミエの器用さに感心するとともに、自分が気まぐれに描いてやった漫画を、大切に
額に入れて飾るその心根をいじらしく感じた。
あらためて部屋を見直してみると、フミエが来てからというもの、荒れ放題だった
この家も、なんとなくこざっぱりと快適になっている。もちろん、お金はかけられ
ないので、フスマや障子の破れは千代紙や新聞紙でつくろい、そこらへんで摘んできた
野の花を飾る花入れはヨーグルトや牛乳の空きびんである。

(あいつ、一日じゅう何かちょこまかとやっとるもんな。)

活き活きと立ち働くフミエの様子が目に浮かび、茂は思わずほほえんだ。

その時。何か視線を感じて目を転じると、低いタンスの上に、折鶴と並んで白髪の
老婦人の写真が茂を見ているのに気づいた。

(・・・誰だ?)

婚礼の時に、こんな婆さんはいなかったはずだ。だとすると、故人だろうか?

(仏壇もないのに、おかしなことをするなあ。)

その老婦人は、どこかしら面影があるところから、フミエの祖母と思われた。だが、何故
祖母の写真だけを飾っているのだろう。

「・・・ギョッ!」

その時、老婦人の眼が、きらりと光ったような気がした。
その眼は、『フミエを泣かしたりしたら、承知せんけんね。』と言っているように思え、
茂はなんだか居心地が悪くなってきた。

「遅くなってすんません。すぐごはんにしますけん。」

買い物に行っていたフミエが帰ってきた。

「なあ、この写真のひとは?」
「・・・ああ、おばばです。」
「おばば?あんたのばあちゃんか。」
「はい。大塚の家で一緒に住んどった、父方の祖母の登志です。私が二十一の時に
亡くなってしまいましたけど。」
「なんで、このひとの写真だけを持って来たんかね?」
「おばばは、ずーっと私のことを見守ってくれる、と言うてくれましたけん・・・。
でも、あの・・・いけんだったでしょうか?」
「いや・・・ええよ。あんたがそうしたいなら、置いといたらええ。」
「・・・だんだん。」

フミエはホッとしたように微笑んだ。茂は、キビシそうな老婦人に見張られているようで
煙たい気もしたが、たった一人、知らない街の知らない男のところへ嫁いで来るのに、
せめて可愛がってくれた祖母の写真を柳行李の底にしのばせたフミエの心細さを思うと、
写真一枚くらいのことを許してやらないのも了見が狭すぎるように思えた。

その夜。石けんの香りのするフミエの身体を抱きしめ、さらさらとした髪をほおに
感じながら、甘い唇を味わっていた茂は、ふとまたあの視線を感じた。

(・・・ちょっこし、あっちを向いとってごしない。)

フミエを抱いていた腕を離して起きあがると、登志の写真を裏返した。突然愛撫を中断
されたフミエは、何事かと乱れた襟元を直しながら起き直った。まだ陶然とした表情を
残したまま、茂のすることをいぶかしげにみつめている。

「かわいい孫娘が、こげなことをされとるとこを見せるのは、気がひけるけんな。」

そう言われてみると、なんだか急に羞ずかしくなり、カッと身の内が熱くなった。
昼間はまるでおばばが本当にそこにいる様に語りかけているフミエであってみれば、
本当に写真のおばばに見られているわけではないとは思っても、なんとなく平気では
いられない気になってくる。

(おばば・・・ちょっこし我慢しとってね。)

夫婦なのだから自分が茂に抱かれるのは当たり前のことなのに、茂はまだフミエの家族に
後ろめたさを感じているようだ。男の人の気持ちと言うものはそんなものかと、なんだか
ほほえましく、温かい気持ちになった。

茂が戻ると、向かい合って座る形になり、二人は妙に気恥ずかしくて目をそらした。
まだなれそめたばかりで夜の時間の始まりもぎこちない二人が、今夜はせっかく深まり
始めていたところだったのに、いったん気勢を削がれてしまうと、なんとなく気まずく、
たやすく元に戻れないでいた。フミエは何か話さなければ、と口を開いた。

「・・・私たち兄弟は、小さい頃はみんな、おばばと一緒に寝とったんです。おばばは、
それはいろんな話を知っとって、蚊帳の中で話してもらうのが楽しみでした。」
「ほぉ。俺も小さい頃に、のんのん婆と言う婆さんが子供らの面倒を見てくれとって、
いろいろこわい話をしてくれたもんだが。」
「よう覚えとるのは、大蛇や河童の出てくる話・・・。あと、こわい話じゃないですけど、
『長い、長ーい話』言うのが一番人気がありました。」
「それは、どげな話かね?」
「『空から、長いながい、ながーーーーいフンドシが、降りてきたげな。・・・こっぽし。』
・・・言うお話です。」
「ははは。面白い婆さんだなあ。」

お化けの話に、フンドシの話・・・。キビシそうな婆さんと思っていたが、なんだか自分と
気が合いそうだ。

「私が二十一の時に、脳卒中で倒れて・・・。最後まで、私のことを心配しとりました。」
「あんたは、家族に心配かけるような娘には見えんが。」
「・・・私、のっぽですけん。背が高すぎる言うて、最初の縁談を断られてしもうて・・・。
それからも、なかなかご縁に恵まれんで・・・。」

そう言ってしまってから、フミエは少し後悔した。二十九歳まで売れ残っていたのは
事実だから、茂もそのへんは察しているだろうけれど、あまりはっきりと断られた話など
聞かされては「残り物をつかまされた」感じがしてしまうのではないだろうか?
しかし、茂はにっこり笑って、意外なことを言った。

「ふうん・・・そげか。それにしても、あんたが女としてはちょっこし背が高すぎたのは、
もっけの幸いだったな。」
「え・・・?」
「おかげで、俺のところへ落っこちて来たんだけん・・・な。」

そして、本当に落っこちて来たところを受け止めたように、フミエをガバッと抱きすくめた。
嬉しすぎて涙が出そうになるのを、フミエは必死でこらえた。

「そ・・・それで、私・・・幸せに暮らしとるところ、おばばに見とってほしくて・・・。」
「わかったけん・・・しゃべるのは、もうこのくらいにせんかね?」

こんな暮らしでも「しあわせ」と言い切るフミエがいとおしくて、震える唇を奪った。
口づけを深めながら、浴衣の帯を解く。座ったまま浴衣をするりと背から落とすと、
フミエは羞ずかしそうに両腕で薄い胸を隠した。茂も浴衣を脱いで肌を合わせ、ふたたび
溶けはじめた身体をやさしく抱きたおした。
胸を隠す腕が邪魔で、茂はフミエの左手をつかんで顔の横に縫いとめた。

「・・・あのな、ひとつ協力してほしいことがある。俺は両方いっぺんには出来んけん、
俺が片っぽを動かしたら、あんたがもう片っぽも動かす・・・ええな?」
「は・・・はい。」

フミエはしかたなく、おずおずと右腕を左腕と同じように顔の横にあげた。

「うん・・・それでええ。」

茂は満足そうに笑うと、むき出しにされた白い胸をじっとみつめた。

「み・・・見んでごしない。月が明るいけん。」
「なして、いけんのだ?」
「羞ずかしい・・・です・・・。小さくて、貧弱ですけん。」

高すぎる背に加えて、フミエが自分の身体の中で最も劣等感を抱いている部分が、
この胸だった。母も姉たちも、尋常な背と豊かな胸を持っているというのに・・・。
横になるとほとんど平らになってしまうほど薄く、先端のかざりは子供のように小さく、
とても男性にとって魅力的な胸とは思えなかった。

「俺はこのくらいがちょうどええけどな。手の中にすっぽりおさまって、ころがし
やすいけん。」

茂はそう言うと、人差し指と中指で乳首をはさんで、手のひら全体で乳房をころがした。

「・・・こげすると、ちょっこし丸くなってくる・・・そこがまたええ。」
「あ・・・ふ・・・ぅん・・・んっ・・・。」

さらされて、少し冷えだした乳房を、茂の大きな手と温かい言葉が包み込む。はさまれた
乳首からじんわりとした快感が生まれ、身体じゅうに拡がっていった。
引け目に感じていた胸を誉められて、フミエは信じられない気持ちだった。けれど、
たとえそれが茂の思いやりから出た偽りだとしても、その優しさがうれしかった。

刺激されてぴんと固くなった乳首は、初めて抱いた時よりもいくぶん色づいて、
小さいながら熟れの気配を示し始めている。自分がもたらした変化だと思うと、かきたて
られるものがあった。先端を口にふくんで舐め吸いながら、もう片方のとがりを指で
こすりあわせるようにいじめると、

「はぁ・・・んっ・・・ぁ・・・。」

身体の下で、フミエがあえいで身をよじる。下着の中に手を入れると、熱くうるんでいる。
下着に手をかけてずらそうとすると、フミエが羞ずかしそうに腰を浮かせて抜き取らせた。
口づけながら、なめらかな内奥に指をすべらせる。

「ぁ・・・ゃ・・・んっ・・・。」

いちばん長い指を挿し入れると、フミエの内部がきゅっと緊張した。何度かそこを訪れては
いるけれど、指でなかに触れるのは初めてだった。痛くないように指の角度を変えながら、
注意深くさぐっていく。

「ゃ・・・いや・・・ぁ・・・。」

羞恥と、未知の感覚に、フミエは身悶え、腰をひいて逃れようとした。

「どげな風になっとるのか、もっとよう知りたいけん・・・ちっと我慢せえ。」

婚礼の行われる神殿や、高級車・・・興味を持ったものは観察せずにはいられない茂のこと、
フミエという対象を手に入れた今、深く研究せずにはいられないものか・・・。長い指が
内部の複雑な襞をなぞり、時おり圧迫した。羞ずかしすぎる責め苦を、フミエは両脚で
茂の手をはさんだまま身を固くし、茂の背にしがみついて耐えていた。

「そ、そげに締めつけたら、痛いが・・・。」

苦笑しながら、指をそっと抜き取り、ぬるりと上方にすべらせると、フミエが明らかに
狼狽して、また腰を引こうとした。

(ここが、快えらしいんだが・・・。)

それまで向かい合って横たわっていたのを起き直り、のしかかるようにしてフミエの
動きを封じる。ぬめりをからめた指の腹で、感じすぎる核心をやさしくこすった。

「や、やめ・・・て・・・ぁっ・・・。」

虚しい抵抗を試みていた腕の力が抜け、フミエは次第に初めて知る快感に支配されていった。

「ゃ・・・ぁっ・・・ぁ・・・ぁあ―――――!」

眼に涙をいっぱいため、絶望的な表情でフミエは身体をふるわせた。ようやく指を
抜いてやると、フミエは糸の切れた人形のようにぐったりと弛緩した。

初めて刻まれた絶頂は、少しずつ愛撫に慣れてきたフミエの、身体の内側に生まれつつ
あった甘い痺れのようなものと違い、もっと痙攣的で容赦のないものだった。自分で
慰めたこともないのだろう、フミエは茫然とした表情で、涙でいっぱいの眼で茂を
みつめていた。

(そげな眼で、見んでくれ・・・。)

茂はその様子に罪悪感を感じつつも、その反面自分の中に激しく突き上げてくる、
もっともっとこの女を酔わせ、自分を刻みつけてやりたい欲望をかろうじて抑えていた。

「よう出来とるな、人間の身体は・・・。」

枕の上にのどを反らし、悲鳴の形のまま開いた口に、茂は抜き取った指を挿し入れた。

「ぅ・・・ぐっ・・・ぅ。」
「こげなもんが出て来るのも、俺を挿入れやすくするためだけん。」

初めて味わわされる自らの蜜に戸惑うフミエの舌や口蓋を、長い指で翻弄すると、

「んっ・・・んんっ・・・。」

苦しそうに閉じたまぶたから涙がこぼれたが、弄ばれた舌は次第に茂の指にからみつき、
フミエは今の今、自らを狂わせたそれを夢中で愛撫した。
茂は、指を抜き取っていとおしそうにフミエのほおを撫でると、両膝の間のわずかなすき間
に膝を割り込ませて、硬く反り返る自らをフミエの下腹に押しつけた。

「俺のも・・・もう、こげに・・・。」

フミエが、貫かれる予感に大きく息を吸い込み、身体をおののかせた。だが、茂は
すぐには貫かず、充分に開かせた脚の間に身体を入れたまま、フミエの膝頭をつかんだ。
茂が、フミエの背が高くてよかったと思うもうひとつの理由が、その長い脚だった。
すべすべした膝頭を引き寄せて口づけると、フミエがぴくりと身体をふるわせた。
すらりとした膝下に手をすべらせ、細い足首をつかんでぐいと上方に折り曲げると、
ぎゅっと眼を閉じて羞恥に耐えているフミエに命じた。

「・・・忘れとるぞ?もう片っぽもだ。」

フミエはまたしても命じられるとおりに脚を上げ、その羞ずかしすぎる姿勢をとった。
両の脚が大きく拡げられ、濡れそぼつ秘密の花が空気にさらされてヒヤリとする。
昂ぶりきった茂のものがその上を何度か突くようにしてから、ぐっと身を沈めてきた。

「あ・・・ぁぁ・・・あ・・・。」

フミエは必死で敷布をつかんで、圧倒的な量感に耐えた。

「まだ・・・痛いのか?」
「・・・い、いえ・・・もう、そげには・・・。」

そう言いながらも、ギュッと目を閉じて身体をこわばらせたフミエの様子は、矢に
射抜かれた小鳥のように痛々しく、なんだか悪いことをしているようで胸が痛む。
初めて抱いてから、もう数回を数えるけれど、挿入れられる瞬間はやはり恐怖心が
あるようだ。茂を受け入れてしまった後はだんだんと馴染んできて、まだはっきりとは
しないものの、快感の芽生えのようなものもあるらしい。おそるおそる揺すぶってやると、
フミエは頬を紅潮させ、茂の胸に顔をうずめて何事かに耐える様子を見せる。あえかに甘い
鳴き声も耳に快く、つたない媚態がこたえられなかった。

(もうちょっこし、前に進んでもええかな?)

フミエの手をとって、大きく拡げさせた左脚を支えさせる。フミエは戸惑いながらも、
約束どおりもう片方をもつかんだ。茂がのしかかるようにしてさらに深く埋め込むと、
こらえきれない悲鳴があがった。自らの手で拡げられ剥きだされたフミエの花芯に茂の
恥骨が密着して、律動を繰り返すたびに苦しいほどの快感を送り込んで来る。

「ひぁっ・・・やっ・・・いやっ・・・ぁああっ・・・。」

フミエの目尻からは涙がこぼれ、啼き声はのどを絞るようだった。あと少し・・・
このまま感じやすい花芯を責め続ければ、初めての絶頂に押し上げてやれるかもしれない。
フミエとともに登りつめる悦びを夢想しながら責めつづけた。だが、その時・・・。

「ふっ・・・ふぇっ・・・ふ・・・ぅうっ・・・うっ・・・。」

フミエが耐え切れずに泣き出した。茂はあわてて責めるのをやめた。

「す、すまん・・・きつかったか?もう、離してもええぞ。」

フミエが律儀に命令どおり、白くなるほど強く自らの脚をつかんでいる手をはずして
やり、極限まで拡げさせた脚をゆるめてやる。

「・・・俺が、急ぎすぎたな・・・。」

震える肩を抱いて、しゃくりあげる唇を甘く吸ってやった。

「・・・すんませ・・・ック・・・私・・・どげしたら・・・ヒック・・・ええのか・・・もう・・・。」
「ええよ・・・まだ早かったな、あんたには・・・。」

身体は着実に熟れてきているけれど、まだ与えられた快感をどう受け止めたらいいのか
心がわかっていないらしい。あのまま弱点を執拗に責めつづければ、あるいは初音を
あげさせることも出来たかもしれないが、身体ばかりを馴染ませて、フミエの心を
置き去りにしたくはなかった。

「わた・・・私・・・ちゃんと・・・ック・・・出来んで・・・ヒック・・・。」
「ちゃんとも何も・・・そのままでええんだが・・・。」

ともに忘我の境に到達することはできなかったけれど、強すぎる快感に追いつめられ、
泣き出してしまったフミエがいじらしく、自分の全てを吸い取られそうにいとおしさが
つのるのをどうしようもなかった。

(あーっ、もう!なしてこげに可愛いかな・・・。)

なかなか泣き止まないフミエの、ほおを濡らす涙をていねいに吸ってやりながら、
茂は再び、今度はおだやかな愛をそそぎはじめた・・・。


 それを見ていた二人・・・というか、一人と一匹がいた。

一反木綿「ちっくしょー!ゲゲの野郎、フミちゃんをあげに泣かせて・・・!」
おばば 「やれやれ、ちっと落ち着きなされ、一反さん。そげに暴れると、額が落ちて
     しまうが。それより、あんたは茂さんの筆先から生み出されたもんだけん、
     茂さんは親のようなもんじゃろ?ゲゲ呼ばわりはないんじゃないのかね?」
一反木綿「俺は元々、見えんけどおったんでね。あいつの筆先に捕らえられて、この紙の
     上に閉じ込められただけで、あいつに生み出されたわけじゃないが。」
おばば 「ふうん・・・それでも、形を与えてくれたのは茂さんだろうに。フミエの大事な
     だんな様なんだけん、悪く思わんでごさんかね。」
一反木綿「俺だって、フミちゃんの幸せを願っとるよ。俺を額に入れて、大切にしてくれた
     フミちゃんには恩義を感じとるけん。」
おばば 「そげかあ・・・だんだん、一反さん。」
一反木綿「それに、フミちゃんはがいに別嬪さんだけんな。白うて、長細うて、眼元が
     キリッとしとって・・・。」
おばば 「そりゃ、あんたの世界ではそげかもしれんが・・・。あの子は、人間界では
     ちょっこし背が高すぎるけん、ご縁に恵まれんで、心配しとったんだよ。
     でも、やっとええ人に巡り会えて・・・ほんに良かった。」
一反木綿「・・・ああっ!ゲゲの奴、今度はあげなことを・・・!見ちゃおれん。」
おばば 「まあまあ、好き合うとるものどうし、何をしたってええじゃないかね・・・。
     あんたも私も、縁あってここの家に来たんだけん、見て見ぬふりして、
     二人を見守ってやろうや、なあ・・・。」


一人と一匹が見守るこの小さな家で、紡がれ始めたばかりの二人の暮らしは、春に
なったかと思えばまた寒さが戻る、まだ浅い季節に似ていた。

これはそんな、二人の淡いあわい日々のお話・・・。






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