恋心(非エロ)
藍沢耕作×白石恵


いつからなんだろう・・・・
気が付くと、貴方を目で追い掛けてる
貴方の並外れた、医療技術、そして、少し影のある・・・・気になって仕方ない

これは、恋なのか?
さりげない優しさも好き
この間、どうする術もなく、この世をさってしまった男性。
どうしても助けたかった。
どうする事が、出来ないと分かっていても・・・・
目の前で消えていく命。
私は、医者なのに
ここは、電車の中。
泣いちゃいけない
周りの人が見てる

・・・・・。
涙が次々と溢れてくる
止まらない
泣いちゃいけない。思えば思うほど、どんどん溢れ出してくる
そんな、情けない私をさりげなく、人目に付かないように・・・・
そっと、私の前に立ち、私を隠してくれた。
言葉を交わす訳でもなく、藍沢先生は、そっと私を見守ってくれた
迷惑だった?

私ね、藍沢先生と目が合う度、ドキドキするんだよ
変なの
小学生の恋愛じゃないのに・・・

「おい、白石。昨日ヘリできた患者なんだけど・・・・」

そんな私の恋心を知るはずもない、藍沢先生。
喋るのは、いつも患者絡み。
当たり前なんだけど
もっと色んな話したいな

「おい!白石、大丈夫かっ」
「えっ、あ、うん」

全く聞いて無かったよ

「珍しいな、白石。調子悪いのか?」
「ううん。ごめん、ちょっと、考え事。」

まさか、藍沢先生の事考えてた、なんて口が裂けても言えない。

「あっ、そうだ白石、今晩暇?」
「えっ?な、なんで」
「俺にも、メリージェーン洋子だっけ?会わせてくれよ。」

えっ。

「じゃあ、フェロのみんな誘って行く?」
「いいじゃん、二人で、俺と白石だけじゃ駄目?」
「ううん、全然」






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