小ネタ2 ノベライズ版のラストから数ヵ月後を妄想
番外編


911 :名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 00:57:45.99 ID:i3+ZQ4e2
最終回の無念さに、ノベライズ版のラストから数ヵ月後を妄想してみました。


喉が渇いて野立は目を覚ました。
隣で絵里子が眠っているのを確認すると満足そうに微笑み
そっとベッドを抜け出す。

冷蔵庫からミネラルウォーターを取りだし飲み終わると腕で口を拭った。
外を見ると小雨が降っている。

寝室へ戻り絵里子を起こさないように気をつけながらベッドに潜りこむ。

「んぁ....おはよう」
「すまん、絵里子。起こしちまったな」
「もう朝?」
眠たそうな絵里子が野立の首に腕を絡めて抱きついてくると
野立は抱きしめかえし絵里子の髪をなでる。
「いや、まだ5時過ぎだ。もう少し寝とけ」
絵里子は唇にちゅっと軽くキスをして野立の胸に顔をうずめる。
「そうなの?じゃあ、おやすみ」
睡魔と戦いながら発するその言葉は最後まで続かなかった。
しばらくすると、すーすーと寝息が聞こえてくる。
そんな絵里子が愛おしくてたまらず野立は目を細める。

「絵里子、愛してるよ」
そっと囁く。
やさしく絵里子の髪をなでているうちに野立もいつの間にか眠りに落ちていた。

【終】






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